COLUMNコラム
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【こどもの声を尊重する新しい仕組み】③子どもの権利条約を基盤とした海外の取り組み
【こどもの声を尊重する新しい仕組み】③子どもの権利条約を基盤とした海外の取り組み こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 現代社会において、子どもたちの声を聴くことが、私たち大人の重要な役割であることが改めて注目されています。子どもは、日々の生活の中でさまざまな思いや意見を持っていますが、それを伝える機会や方法が限られていることが多いのも現実です。そこで、「意見表明権」という概念が世界的に取り…続きを読む
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【こどもの声を尊重する新しい仕組み】②意見表明等支援員の役割と意義
こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 前回からのコラムでこどもアドボケイトに関する話題を紹介していますが、テーマの中心であるこどもの声を尊重する新しい仕組みの昨今の動きについてざっと紹介したいと思います。虐待を理由に一時保護されたこどもの声を代弁する「意見表明等支援員」の配置事業が、今年度に児童相談所を設置している79自治体のうち約8割の自治体で実施されています。これは、こどもの意見表明権を…続きを読む
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【こどもの声を尊重する新しい仕組み】①こどもの意見聴取等措置の意義
こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 今回のテーマである「こどもの意見聴取等措置」は、子どもの権利を尊重し、こどもの声を社会や福祉・教育現場において積極的に取り入れることの重要性を強調するものです。今回のコラムのテーマをとりあげようとした背景には、まず第一に、こどもの意見を聴取することがこどもの自己肯定感や主体性の育成に不可欠であるという認識があります。また、こどもの権利条約に基づき、福祉や…続きを読む
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【トラウマインフォームドケアという関わり】⑦実践するための4つのR(後編)
こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 これまでの連載で「トラウマインフォームドケア(TIC)」について、お伝えしてきました。今回のコラムでシリーズの最終回となります。前回のコラムではTICが、トラウマを抱える人々への効果的な支援を目指し、理解(Realize)、認識(Recognize)、対応(Respond)、再トラウマ体験を防ぐ(Resist re-traumatization)という4…続きを読む
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【トラウマインフォームドケアという関わり】⑦実践するための4つのR(前編)
こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 「生きづらさ」という言葉を耳にすることがあります。この言葉の背景にはその時代におけるさまざまな要因によるものが「生きづらさ」の原因になっていると考えることができます。ただし、根本にあるものとして幼少期の逆境体験、いわゆるトラウマがその大きな要因になっているのではないかと、さまざまなトラウマに関する研究で明らかにされつつあります。トラウマに関してかなりのこ…続きを読む
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【トラウマインフォームドケアという関わり】⑥トラウマインフォームドケアの原則
こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 今回のコラムでは、皆様とご一緒に重要なテーマについて考えていきたいと思います。トラウマインフォームドケアについてです。トラウマとは、私たちの心に深い傷を残すことがあります。そして、その傷は時に癒えにくく、私たちの日常生活に影響を与えることもあります。 しかし、幸いなことに、トラウマに対する正しいサポートとアプローチがあることを知っていますか?それがトラウ…続きを読む
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【トラウマインフォームドケアという関わり】⑤子どものトラウマ反応について
こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 最近、日本での共同親権の導入について注目しています。現行制度では、離婚後の親権は父親か母親の一方が持つ「単独親権」ですが、「共同親権」導入となれば、両親が合意すれば共同で子育てをすることが可能になります。合意が難しい場合は家庭裁判所が判断することになり、家庭内暴力などの懸念がある場合は単独親権が選択されることになる可能性があります。 一般的に、共同親権は…続きを読む
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【トラウマインフォームドケアという関わり】④こころのケガになりうる出来事
こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 この記事を書いている頃、東京に久しぶりの雪が舞い降り、街の景色は一変しました。冷たい風が鼻先をかすめ、空気中には雪の粉が舞い踊っていました。職場の一つである児童養護施設では、子どもたちが喜び勇んで庭や公園で雪合戦を楽しんでいました。その無邪気な笑顔が、私のこころにほんのりと温かさをもたらしてくれました。雪の中で純粋に楽しむ子どもたちのように、私たちも心の…続きを読む
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【子どものこころとの向き合い方】家族とのコミュニケーション
こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 新たな新年を迎えましたが、能登半島地震という心痛む1年の幕開けとなりました。 この度の能登半島地震により被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。 これ以上被害が広がらないこと、被災地域の一日も早い復興を心からお祈りしております。 新年が始まり、新たな一歩を踏み出す季節がやってきました。そのため今回のコラムですが、前回まで扱っていた「トラウマ…続きを読む
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【トラウマインフォームドケアという関わり】③子どもの気になる行動の背景を理解するためのヒント
こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 ここ数年、秋らしさが短くなったように感じるのは私だけでしょうか。秋らしからぬ暑さが続くため、紅葉の時期もズレたりと、季節らしさを楽しむ瞬間を今まで以上に意識しないと四季の良さを見過ごしてしまいそうです。 さて今年からこども家庭庁が設けた「秋のこどもまんなか月間」では、子どもや子育て家庭を社会全体で支援する動きをさらに盛り上げるための取り組みが行われていま…続きを読む
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【トラウマインフォームドケアという関わり】②なぜ今の時代に必要とされているアプローチなのか
こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 気が早いのですが、来月11月は「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」となっています。平成16年度から令和4年度まで厚生労働省において「児童虐待防止推進月間」として実施されていました児童虐待防止キャンペーンが、実は令和5年度からは、こども家庭庁が取り組むことになりました。「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」として、家庭や学校、地域等の…続きを読む
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【トラウマインフォームドケアという関わり】①環境要因によって形づくられる子どもの発達の質とは・・・
こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 前回のコラム冒頭で、若者の居場所支援という視点から、こども家庭庁の「トー横」エリアを視察したというニュースを取り上げました。視察後に、若者の居場所支援の強化をしていく考えを示し、より安全で安心な居場所づくりが目指されています。その中で今までにされている取り組みをご紹介したいと思います。 こども家庭庁が取り組んでいる子どもや若者の居場所支援には、さまざまな…続きを読む
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【遊びをもちいて子どもとの関係を育む方法】③アテンディングを実践する上で気をつけること
こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 若者の居場所支援という視点から、気になる話題がありましたので、まず取り上げたいと思います。こども家庭庁の小倉こども政策担当相が7月初めに東京の歌舞伎町のいわゆる「トー横」エリアを視察したというニュースを見ました。トー横とは、新宿歌舞伎町にあるTOHOシネマズの横や周辺のエリアの俗称であり、そこに集まる若者たちのコミュニティやSNSでのハッシュタグの名前で…続きを読む
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【遊びをもちいて子どもとの関係を育む方法】②アテンディングのためのガイドライン
こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 私が個人的に気になっているトピックに、こども家庭庁が行う「こども若者★いけんぷらす」というものがあります。これはこどもや若者が様々な方法で自分の意見を表明し、社会に参加することができる、新しい取組みとして紹介されています。この取組に参加して、こども・若者にかかわる様々なテーマについて広く意見を伝えてくれる「ぷらすメンバー」を募集していて、小学1年生から2…続きを読む
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【遊びをもちいて子どもとの関係を育む方法】①肯定的な注目による子どもへの関わり
こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 先日、こども家庭庁がNPO等と連携した子どもの居場所づくりを今後検討するため、モデル事業を公募するニュースが流れました。こども政策の基本理念として「全てのこどもが、安全で安心して過ごせる多くの居場所を持ちながら、様々な学びや、社会で生き抜く力を得るための糧となる多様な体験活動や外遊びの機会に接することができ、自己肯定感や自己有用感を高め、幸せな状態(ウェ…続きを読む
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【子どもの貧困問題への取り組みを考える】②子どもの貧困への対応
こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 今年のゴールデンウィークは、気持ちの持ちよう的には、コロナ禍前とどこか同じ気持ちになる人が大勢いるのではないでしょうか。それを表す一つの動きとして、大型連休中に国内旅行をする人がコロナ禍以前の2019年と同じ水準まで回復するという見通しを旅行会社がまとめました。また新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけについて、政府は2023年5月8日に、季節性インフ…続きを読む
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【子どもの貧困問題への取り組みを考える】①現代社会における貧困とは?
こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 コラムでも取り上げました「こども家庭庁」が発足されて、早1ヶ月が経とうとしています。日常で何かがすぐに変わることはないとは思いますが、昨今の子どもの自殺の増加に対して、こども家庭庁がそうした状況を鑑みて、自殺対策室を設置しました。警察庁、文部科学省、厚生労働省と連携し、子どもの心のケアに対しての体制作りの強化を迅速に図る動きから、こどもまんなか社会を目指…続きを読む
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【こどもまんなか社会を目指す】④子ども基本法とは・・・
こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 前回は、こども家庭庁の体制についてお伝えしました。3つの部門からなる体制のもとで、こども家庭庁は子どもへの支援を充実させていこうとしています。加えて5年をめどに組織や体制のあり方を再検討して、必要に応じて見直すことなどについてお伝えしました。詳しくはこちらをご覧ください。 【こどもまんなか社会を目指す】③こども家庭庁の体制 そして、いよいよこども家庭庁が…続きを読む
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【こどもまんなか社会を目指す】③こども家庭庁の体制
こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 冬のような厳しい寒さは少なくなったものの寒くなったり、春の陽気になったり、三寒四温とはまさにこのことだなと感じる日々です。4月まではあと少しとなり、出会いや別れの季節とともに、新年度を向かえて新たな気持ちで臨んでいこうとする区切りの時期でもあります。次年度も気持ち新たにいろいろなことへ挑戦していきたいものです。 さて2月のコラムでは、こども家庭庁が取り組…続きを読む
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【こどもまんなか社会を目指す】②こども政策とこども家庭庁が大切にする3つの姿勢
こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 前回は、「こどもまんなか社会」を目指すために設置された、こども家庭庁の成り立ちや役割についてお伝えしました。今回はこどもに関連する政策や、こども家庭庁が大切にする姿勢について一緒に考えていきたいと思います。 前回のコラムはこちらからご覧になれます。 【こどもまんなか社会を目指す】①こども家庭庁の成り立ちと役割 【こども政策で大切にすること】…続きを読む