BLOGブログ

命あるものとの向き合い(保護犬・保護猫支援活動)⑪~ペットは家族。ウクライナにおける生きる権利【2】

皆様、こんにちは
メンタルヘルスケア&マネジメントサロン代表・公認心理師の小高千枝です。

毎日のように見聞きするウクライナ情勢をみつめ、自分自身に置き換えて考える時間が増えました。
武力で生まれるものは何なのか、今の文化的な時代に何をやっているのか。。。怒りを通り越し言葉にならない現実に
自分事として捉えながら、冷静に見守る日々が続いております。

新型コロナウイルスのオミクロン株の新たな系統の感染が拡大される中、【生き方をみつめ直す】時間も増えました
これからの子どもたちの未来が、安心安全な時代になるための意味のある時代であることを信じたいです。
新型コロナを感染症法上の「5類」に引き下げることについても「現時点での変更は現実的ではない」と岸田総理も仰っていましたね。
私もまだまだ油断はできないと思っていますが、インフルエンザレベルにはなって欲しいと心から願っております。
これからGWを迎えます。くれぐれも信頼できる環境で楽しまれるようになさってください。

※データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-(厚生労働省)
https://covid19.mhlw.go.jp/

そして、【生き方をみつめ直す】と大袈裟な話をしてしまいましたが、本当に大切なヒト・モノ・コトについても、よく考えています。
40代半ばを過ぎてから無駄なことを削ぎ落していく時間を過ごしながら、
まさに。。。と思うことが多いです。

先月、友人から「本当に大事なことはほんの少し」(ウー・ウェン著)という本を紹介されました。
数時間でさらっと読めてしまい、私の中でしっくりと落ち着くものがありました。

身の回りを見渡し、まさにそぎ落としをここ数年し続けて来た意味を感じつつ
何に気持ちやエネルギーを注ぐことが大事か。。。都度、軌道修正をかけながら日々を紡いでいます。

今、こうやって”普通”に生活ができていることは”普通”ではなくなる時が来るかもしれません。

ウー・ウェンさんも仰っている「本当に大事なことはほんの少し」その大事な”少し”にエネルギーを注ぎたい
今の情勢を目の当たりにしながら、日々感じるのです。

皆さんにとっての「大事なこと(ヒト・モノ・コト)」はなんでしょうか。。。

命あるものとの生活

先月、姪が春休みで遊びに来ていました。
姪も私同様に動物が大好きで、犬猫はもちろん、猛獣の動画を見ては「可愛い」「飼いたい」とよく話しています。
私は生まれ変わったら、生物学者になりたいと思っており、今世では心理学、来世では生物学と冗談で言っております。
それくらい、動物が好きで。。。笑

もう少し私が歳を取り、今の仕事を任せられるような心理師が育った頃には、コロナも落ち着くだろうと想定し
姪はアフリカで野生動物の研究(獣医師として)、私はただ単に動物たちと生活をしに(来世の準備?)
一緒に行きたいね。。。と夢物語を語っています。

とても幸せな時間です。

そして、日本と海外を行き来しながら、海外で感じたことを心理という世界を通して日本で発信をしていく
また、愛犬家としても動物たちが幸せに生活ができる世の中であるために、自分の力でできることをしていきたい。

人生折り返しに来ているこれからを更に充実させるために、気持ちを言語化していきたいと思っています。

私は命あるものとの共存が好きなんですよね。

弱いものの命を守る”人”としての意識

動物好きなおばさんが、人間の心理と絡めてポップなお話をするような流れの空気感ですが、そうではありません。

先月も記事にさせていただきました、ウクライナにおけるペットとの避難
”戦火をのがれるためにペットを連れて避難をする”ことについて書かせて頂きました。

▷命あるものとの向き合い(保護犬・保護猫支援活動)⑩~ペットは家族。ウクライナにおける生きる権利【1】
https://odakachie.com/chie_blog/13471/

先日、ある番組で「モラハラ」についてコメントをさせていただきました。
戦争はそういったレベルではありませんので、誤解を招かないようにお伝えさせていただきますが
番組のお打ち合わせ当初から「弱いものを守る」って当たり前の概念だけれど、今起こっている戦争は無差別に
罪もない弱い人や動物の命が奪われていることがあまりにも酷く、残酷過ぎる現状の受け止め方がわからなくなると感じていました。

こちらは新しい飼い主がみつかり、ホッとした記事ではありますが
元の飼い主の女性が性暴力を受けた上に殺害をされたということは許しがたい事実でもあります。
(戦地や被災地での性暴力被害はあとを絶ちません。今回は動物のお話のため、性被害に対するコメントは控えさせていただきますが
こちらも耐え難い現状としてまた追ってお伝えさせていただきたいと思います。)

【ウクライナの忠犬ハチ公 「ロシア兵に殺害された」飼い主待つ姿】
https://mainichi.jp/articles/20220415/k00/00m/030/157000c

【「ハチ公」に新しい家族=飼い主の名は「希望」―キーウ州】
https://equity.jiji.com/oversea_economies/2022041401127

こういったニュースを目にするたびに、さくら(愛犬)をどんなことがあっても守る。
さくらとの生活の大切さは当たり前ですが、今まで以上に大切にしていきたい。
そう感じますし、コロナ禍でペットを飼い始め、手放す人も増えたという日本社会においては
「命あるものとの生活」を意識していただきたいと、改めてお願いしたいと思いました。

手を差し伸べるということ

アイルランドではウクライナからの避難者を積極的に受け入れる体制が整えられており
また、避難者たちが連れてくるペットの受け入れ体制も万全のようです。

【ウクライナから避難したペットの受け入れ体制を整えたアイルランド、既に600匹以上】
https://www.excite.co.jp/news/article/Karapaia_52312060/

また日本政府の対応としまして、ウクライナからの避難民が連れてきたペットの犬について
検疫手続きの特例が出されましたが、ロシア在留邦人には適応外ということも問題視されています。

【岸田政権“Wスタンダード”…動物検疫でウクライナ避難民に特例、ロシア在留邦人には適応外】
https://news.yahoo.co.jp/articles/818209d24acc53ed8768b88c60f856a9e4bb1889


<記事より抜粋>

ロシアのウクライナ侵攻に伴い、外務省は先月7日、ロシア全土に「渡航中止勧告」を出し、在留邦人に出国を呼び掛けた。
これに伴い、駐在員らは会社から退避を指示され、緊急にロシアを離れたり、離れようとしたが、
ペットの隔離問題がネックになっているという。

『会社から3日後のチケットが取れたので、緊急帰国するように』などと指示され、急なことで証明書を準備する時間はなかった。
家族同様のペットが最長180日間も検疫所に隔離されるのはつらい、と言っています。
隔離中の環境の問題や世話代に50万円近い費用がかかる
隔離を避けるため、泣く泣くロシアでペットホテルに預けて帰国した人、隔離がネックでモスクワを離れられないでいる人もいます。
予測できない戦争が起き、準備ができなかったのは、ウクライナの人も私たちも同じはずです


私が動物に対する記事を書く意味は、動物・ペットが私たち人間にとってとても意味のある大きな存在であるためです。
心理カウンセラーになるきっかけのひとつに「アニマルセラピー」がありました。

アニマルセラピーとは、動物との触れ合いを通して「対象者の機能向上・精神安定」を目指す活動のことを示します。
心理的効果、身体的効果、社会的効果が見られ
ストレス解消、リラックス効果だけではなく、モチベーションの向上、感情表現が豊かになるなどの心理的効果
運動量向上、病気の回復を促すなどの身体的効果
コミュニケーション力が身につく、協調性が生まれるなど、社会的効果にも期待できると言われています。

私たちの日常生活の中で、気持ちに寄り添い、身体的向上にも意味のある存在としてそばに居てくれているペットたちです。
立場が弱くなった時こそ、手を差し伸べる気持ち。忘れてはならないと感じます。

またタイミングを見てアニマルセラピーについてもお伝えしたいと思いますが、アニマルセラピーには3つの種類があることだけ
先にお伝えさせていただきます。

▷AAA(Animal Assisted Activity)=動物介在活動
[目的] 患者のQOL向上
[内容] 高齢者福祉施設の訪問、病院訪問の一部、教育施設への訪問など

▷AAT(Animal Assisted Therapy)=動物介在療法
[目的] 患者の治療目的に合わせた補助や治療支援
[内容] 治療の目標設定に沿った介在、活動形態と起こった変化の記録

▷AAE(Animal Assisted Education)=動物介在教育
[目的] 生物に対する興味と命への倫理観の育成
[内容] 学校における動物飼育

私たちのメンタルを支えてくれている動物たちの命を大切にしていくこと。
当たり前のことを世界中で取り組んでいきたいです。


【保護犬・保護猫支援活動について】
▷命あるものとの向き合い(保護犬・保護猫支援活動)①
▷命あるものとの向き合い(保護犬・保護猫支援活動)②
▷命あるものとの向き合い(保護犬・保護猫支援活動)③
▷命あるものとの向き合い(保護犬・保護猫支援活動)④
▷命あるものとの向き合い(保護犬・保護猫支援活動)⑤
▷命あるものとの向き合い(保護犬・保護猫支援活動)⑥
▷命あるものとの向き合い(保護犬・保護猫支援活動)⑦
▷命あるものとの向き合い(保護犬・保護猫支援活動)⑧
▷命あるものとの向き合い(保護犬・保護猫支援活動)⑨
▷命あるものとの向き合い(保護犬・保護猫支援活動)⑩~ペットは家族。ウクライナにおける生きる権利【1】

オンライン
カウンセリング
カウンセリング予約