COLUMNコラム

【学齢期の子どもの心理】『インターネット依存』という状態について考えてみる⑤

こんにちは。所属カウンセラーの安澤です。

5月は、ゴールデンウィーク(以下、GW)から始まり、読者の方々の中には10連休だった方もいたのではないでしょうか。今年は3年ぶりに新型コロナウイルスによる行動規制がほとんど無く、行楽地に出向いたり、「おうちでのんびり」を選んだり、様々な過ごし方があったかと思います。

GW中に、生活リズムが春休みに戻ってしまった子どもたちもおられるかもしれませんが、GW明けから「はじまり」と思って、改めて夏休みまで、時々気を抜きながら、1日1日を過ごしていきましょう。

ちなみに、私のGWは、要領が悪い性分なもので、残務をしたり断捨離をしたりする連休でした。その中でも、「日々のニュースを調べる」という日課だけは欠かさずに行っていました。

すると、ウクライナ情勢や知床観光船の遭難事故、道志村女児行方不明事件を中心とする様々な事件といった、以前から続いている非常に心配なニュースを目にしてしまいます。

また、このコラムを書いている最中、芸能人の方々の相次ぐ急逝のニュースに「無念」の気持ち抱くばかりです。心と身体のバランスの取り方は本当に難しく、話しにくく、気づきにくく、分かりにくいことだと感じます。

心配や残念なニュースの一方で、驚嘆なニュースもありました。

先月ロッテの佐々木投手が完全試合をしたニュースが大きく取り上げられましたが、個人的には、5月に中日ドラゴンズの大野雄大投手の10回まで2アウトまでの完全試合を行ったことが注目すべきニュースでした。どうやらこの記録はプロ野球記録のようです。恐らく5月で最も刺激を受けました。どのニュースにも言えることですが、様々な大きなニュースの背後には、あまり取り上げられずとも、ひたむきに努力されている方がいて、実は支えられていることもあることを忘れてはならないと改めて思いました。

昨年もこの場で申し上げましたが、GWが終わった後、7月にある海の日まで祝日が無く、暫らく土日以外は、「カレンダーが真っ黒」な訳です。そして梅雨の時期です。新型コロナウイルスも決して途絶えてはおらず、コロナストレスもあり続けています。
なかなか鬱々とした気分になるかもしれませんが、「心構え」を作り、気分が落ちた時に対応出来るよう、リラックスする時間は確保したいですね。その繰り返しの中で、必ずトンネルから抜け出る力を身に付けていきますから。

今回のコラムは、前回に引き続き、「インターネット依存という状態について考えてみる」第5弾です(以下、ネット依存と表記)。GW中、「おうちでのんびり」の子どもたちの中には、インターネット動画を観たり、オンラインゲームをしたりして、以前よりもはまってしまったと思われる子ども自身やご家族もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回も「ネット依存の特徴とその対応」の続きとして、ネット依存の深みにはまった時の、子どもたちの特徴や行動について、取り上げていきます。

ネット依存の特徴に応じた心づもりと対応

まずは、前回、「インターネット・ゲーム障害で子どもに見られるサイン」(図-1、再掲)から、よく対応場面で話題に出るものとして、「子ども側の6つの特徴」と「周囲の大人の10つの困り感」としてまとめてみましたが、改めて確認してみましょう。

図-1 『インターネット・ゲーム障害で子どもに見られるサイン』

さらに、前回同様、これらのサインからみられる子ども側のサインと大人や周辺環境の困り感をまとめて記載します。今回は、特に下線部②について取り上げていきます。

《子ども側の6つの特徴》

① ネットやゲームを止められない(依存の増強)【精神面・生活面・行動面】

② 昼夜逆転・不眠・食欲低下・ひきこもりの時間増加(生活リズムの乱れ)【身体面・生活面・行動面】

③ 精神症状(不安の高さ、抑うつ、「死にたい…」等の言動)が頻発(精神症状の発現)【身体面・精神面・行動面】

④ キレやすく、暴言暴力の増加(易怒化、行動化)【精神面・行動面・対人関係面】

⑤ 登校や学習に結びつかない(本業の停滞)【生活面・行動面・対人関係面】

⑥ 家族や友人との会話の減少(コミュニケーションの減少)【生活面・行動面・対人関係面】

続いて、周囲の大人の方々からよく話題に上がる困り感の内容を抜粋して取り上げます。

《大人・周辺環境の困り感》

●ネット依存はいつまで続くのか、果たして治るのか(依存の増強)

●体調が崩れてきているがこの後どうしたらいいのか(心身の不調)
●医療機関等に連れて行くにはどうしたらいいのか(治療について)

●いつまで放っておけばいいのか、学校はどうしたらいいのか(生活リズムの乱れ・本業の停滞)

●親子のコミュニケーションはどの程度すればいいのか(親子間コミュニケーション)
●同居する家族が巻き込まれているが、どのように考えればいいのか(家族観コミュニケーション)

●いままでの家庭でのルールが通用しないがどうしたらいいか(環境調整)
●室内環境、ネット環境はどうしたらいいか(環境調整)
●子どもの要求についてはどこまでOKすればいいのか(環境調整)

●その他、保護者が気を付けることはあるのか(その他)

そして、今回も、『インターネット・ゲームへの段階的な没入度の目安』の図でイメージと当てはめながら、説明していきます(図―2、再掲)。

図―2 『インターネット・ゲームへの段階的な没入度の目安』

「昼夜逆転、不眠、食欲低下、ひきこもりの時間増加(生活リズムの乱れ)」について、上記の図の「表層」から「重度」までの4段階で説明していきます。以下の内容が全てではありませんし、程度も人によって異なりますが、一つの参考として受け止めていただければと思います。また、ネット依存に限らず、他の心身の不調時にもみられる状態像かもしれませんので、「ネット依存」限定ではないことを御承知置きください。引き続き、「大人・周辺環境の困り感」についてもその都度触れて参ります。

 

 

②昼夜逆転・不眠・食欲低下・ひきこもりの時間増加 (生活リズムの乱れ)

この特徴は、「ネット依存の結果として生じる生活上の変化」です。最初は子ども自身も周囲の大人も気づかない場合があります。しかし、徐々に生活リズムの変化や子ども自身の様子に周囲が異変を感じたり、家族を中心とする周囲の人々の生活をも脅かしたりすることで、気づき、危機感が高まっていきます。このカテゴリへの対応についても、「予防」や「早期対応」が最も自他ともに望ましい対応となります。

【表層】

ネットやゲームをしていても、特に衣食住に支障がなく生活出来ており、日常(家庭・学校)生活でも、それほど気にならない段階です。そのため、「予防的活動」が重視されるでしょう。

◆子ども自身◆

子ども自身は、家族とご飯を食べ、睡眠を十分に取り、朝にはしっかりと登校して、放課後も学童クラブや友人との時間、あるいは部活動や習い事のように、ネットはあくまで「隙間」の時間にやっているだけであり、生活リズムの悪循環はほぼありません。テレビを観て夜更かしするのと同じ位の感覚です。とはいえ、寝る時間はほぼ変えずに過ごすようにして下さい。
「ゲームしたいなあ」「動画観たいなあ」という気持ちは芽生えていますが、その気持ちを「隙間」で埋められるレベルです。食事の時間も特に変わりなく、食欲も通常通りでしょう。子ども自身は、「この生活を続けていく」気持ちを持ち続けていければOKです。学校生活や放課後生活でのリアルな人間関係の中で楽しいことを多く見つけていって下さい。
「早寝早起き朝ごはん」。なかなか難しいですが、この生活が一番の予防策でしょう。

◆保護者◆

現状、子どもがネットやゲームで生活に乱れが生じている段階ではありませんが、「ネット依存になったら家族全体の生活スタイルが大きく変わってしまう」という危機感は持っていて良いと思います。前回も申し上げた内容になりますが、ネットやゲームについて「使用時間の制限」や「使用時間以外は保護者や周辺の大人が預かる」ルールなどを不変なものとして初期の段階から設定することが望ましいです。注意するとしたら、「ゲームをしていない時にそわそわしているか」、「夜更かしの時間が長くなっていないかどうか」について意識を傾けるようにして下さい。

【軽度】

日常生活は過ごせているものの、ネットやゲームの時間超過が度々あるでしょう。ネットやゲームの時間が普段の生活の時間にどんどん入り込んでいき、睡眠時間や食事の時間が少なくなっていき、周囲の大人はとても心配してしまう段階です。前回も申し上げましたが、この段階から第三者への相談を進め、「早期対応」をしていくことが効果的でしょう。

◆子ども自身◆

まず夜更かしする日々が増えていきます。あくびが増えたり、寝坊が多くなったりしてきます。それでもなお、頭の中ではネットやゲームのことが中心で、帰宅したらまた「ネット」、「ゲーム」という思いです。とはいえ、規則正しくはありませんが、何とか踏ん張って普段の生活をしています。
子ども自身は、この段階で「ネット依存」だと自覚して欲しいです。周囲の注意を「うざい」と感じるかもしれませんし、分からないようにゲームを続けると思います。なかなか変えるのは難しいですが、「学校に行くこと」、「誰か家族以外の人と対面で話すこと」を続けることが目標となります。睡眠も数時間でも構わないので寝て下さい。
また、食欲不振が生じてくるかもしれません。食欲不振つまり「食べる気がしない」「お腹空かない」というよりも、「食べることよりゲーム」、「とにかくゲーム」という意識が生じるのかもしれませんが、極力リビングでご飯を食べるように心掛けましょう。「リビングでごはん」よりも、「自室でお菓子」をポリポリ食べる時間が増えてくるかもしれず、食習慣が乱れ出してしまう要因にもなりえるので注意が必要です。

◆保護者◆

子どものあくびをする様子、朝の動きが鈍くて布団から出てこない、あるいは扉を開けたらゲームをしている様子に気づく段階と考えて欲しいです。その様子から、夜更かしはもちろん、深夜真っ只中にゲームをしていたり、朝から動画を観ていたりしており、生活リズムが乱れてきます。そして、ご飯の食べる量が少なくなったり、食べる時間が短くなったりしてきます。さらには、子どもに自分の部屋があるならば、自分の部屋に行くなり、リビングでごろ寝しながらゲームする時間が増えたりします。お手伝いをしている子だったならば、その時間も減るでしょう。徐々に保護者や家族と向き合わなくなってきます。

一つ知っていて欲しい情報があります。ゲーム実況や動画ならば好きな時間に観ることが出来ますが、オンラインゲームの中には、チームでプレイする場合があります。チームには、社会人や大学生、海外の方々、そして不登校やひきこもりなど自宅での生活が中心となる人たちも多数います。その影響もあり、チームで話し合いをしたり一緒にプレイしたりする時間が深夜帯となり、その時間に合わせて生活するようになりえます。そのため、必然とこれまでの生活とは異なってきます。

以上の注意点も踏まえつつ、子ども自身も何とか生活が回っているので、保護者としては、その意味では悪化しないように、現状維持を目指していくことが大切でしょう。具体的な方法は2つ挙げられます。

①放課後の自由時間帯に習い事や課外活動の時間を組み込むこと

出来たら予防策の段階で行えることが望ましいですが、子ども自身が好きなことや納得することなど、週1日からで構わないので、ゲーム以外の何かを取り組める活動を勧められると良いです。出来れば野外活動が望ましいです。

②子どもが信頼出来る他の大人の力を借りて手助けをしてもらうこと

私は、この段階で生活改善のための目標を親子と共に話し合いをして、生活目標を立て、第三者のチェックのもと、ポイントを溜めていく手立てを行うことがあります(※1)。効果がある場合もありますが、大半はそれそのものには効果がありません。しかし、そういうことを通じて、家族と第三者を含めて話し合いをする機会を設定することに意味を感じています。

※1:「ポイントシート」を利用し、ルール設定を行い、子どもや保護者にメリットがあるように見える化したり、真剣な会話の時間を枠組みとして設けたりすることを重視した手立てです(具体的には、先々のコラムで紹介します)。

【中等度】

生活リズムは大幅に乱れていて、改善することはかなり難しい段階です。正直、様々な小細工は効かないレベルだろうと考えます。家族も完全に巻き込まれ、家族全体が不穏な状態になりえます。

◆子ども自身◆

ネット依存について自分でコントロールが出来ない状態です。いつもネットやゲームのことを考え、自分自身の体調や家族の生活は二の次です。

生活は昼夜逆転していたり、次第に昼夜をぐるぐる何回転もしている状態です。そのため、時々、優秀だと思うレベルの早寝早起きのタイミングが来ることがあります。もし睡眠不足ならば、目のクマもはっきりしており、身体が重い状態です。それでもゲームに向かい続けます。ぐっすり眠れている人ならば、元気にひたすらゲームをやり続けます。

可能であれば、円グラフで今の24時間の過ごし方を見える化して、自分の今の生活リズムが「え?こんななの?」と感じられると良いでしょう。始めて気づくことがあるかもしれません。

食欲はある人と無い人様々かもしれませんが、食べる時間を割かないので、徐々に痩せてくる人もいるでしょう。出来たら、1週間に1度でも良いので、体重測定を行い、自身の体重の変化に目を向けて欲しいです。

学校にも適切な時間帯に行けず、タイミングで登校出来るかどうかです。当然、休む日も増えるため、学習の遅れや友人関係への意識もあり、不登校に向かっていく可能性が高まります。

他方、もともと別の理由で不登校になり、家庭でやることが限られ、ネットやゲームに向かうパターンもあります。そして、昼夜逆転、家から出ない、深夜帯までゲーム・ネットという生活が続いてしまうこともよくあります。

子ども自身に伝えたいのは、「学校」のことはひとまず置いておいて、「くらし」をどうするかだけを考えて欲しいです。「遅寝、遅起き、遅ごはん」でも良いので、とにかく眠ること、食べることは続けつつ、家族や家族以外と一言で良いですから会話をする時間を作って下さい。

もう一つ申し上げるならば、周りの保護者やきょうだい、あるいは友人でも構わないので、ゲームやネットの話を周りの話せる人と話す時間を1日1回作って欲しいです。

◆保護者◆

保護者もそうですが、家族は完全に子どもの生活に巻き込まれてしまいます。例えば、深夜にゲームで興奮している子どもの声やイライラして壁等を叩く音で起きてしまい、寝不足な日々になりがちです。ご飯を作っても、同じ時間帯で食べることが少なく、食べないこともあるため、余ってしまうなど生じます。

他方で、子ども自身はネットやゲームで忙しいので、家族に「〇〇買ってきて」と要望を出したり、声かけても部屋から出て来ず気が気でなかったりもします。子どもの生活が気になり過ぎて、不眠や抑うつ気分になってしまうこともありえます。

ここまでくると、「子ども自身の生活リズムを変えること」よりも、「他の家族の生活リズムを重視すること」に意識を傾けることが重要です。このことは、「子どもの生活を無視していないか?」と問われるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。

長期的に見た時に、子ども自身はまだ保護者、家族との生活が、何事もない限りは続きます。そのように考えた時、子どもの成長や発達の土台を長く作り続けられるのは、保護者、家族だけなのです。そのサポートする人たちの健康が崩れてしまっては、子どもの健康を長期的に守ることすら出来ません。第三者に相談しつつ、状態の程度に応じながら、保護者や家族の時間をしっかりと守り続けることが必要です。

子どもには「声掛け」と「ご飯を作ること」を意識すれば良いでしょう。その「声掛け」の時にはネットやゲームの話題がほとんどです。その内容については分からなくても良いので、教えてもらうスタンスで「対話すること」を心掛けてください。とはいえ、何度も申し上げますが、保護者の生活リズムは守って下さい。

【重度】

家庭生活上で、生活リズムについての改善をすることは難しく、このままでは子ども自身や家族の生活が成立しなくなる状態です。家庭で生活を続ける場合とそれ以外の方法を考えないといけない段階です。

◆子ども自身◆

ネット依存によって、基本的に家族とすら交流がほぼありません。朝、昼、夜の概念も稀薄化して、睡眠や食事の時間帯は子どものその時の気分によります。昼夜逆転という概念を超えています。
中には自室にこもり、カーテンも開けずに、朝かどうかも分からない場合もありえます。とにかくネットやゲームをすることしか考えていないので、眠かろうが、食べなかろうが、ひたすらゲームを続けます。時々顔を見ると、やせ細った顔つき、心ここにあらずのようなボーっとした表情、青白い顔色をしているかもしれません。
果たして寝ているのかどうかですが、いずれにせよ、このまま眠らず、食べずが続くようならば、家庭以外での生活の選択肢を考えなければなりません。

◆保護者◆

上記の子どもの様子について、子どもを見掛けることが出来れば、気づくかもしれません。とは言え、家族も限界にきている状態ですし、子ども自身の健康を考えても、一度生活改善での入院や別の環境での生活について考えていくことが必要かもしれません。物理的にゲームとネット環境と離し、規則正しい生活や心のリハビリを行える環境に移すことも判断する時期です。

前回掲載した医療機関への繋ぎは極めて難しい方法かもしれませんし、このままでは生命に関わる状態というのであれば、民間救急等の方法も含めて考えていく必要があるでしょう。子どもと家族の大きな衝突や家族の我慢の限界を超えるレベルに至らないよう、とにかく、子どもの命と家族の生活の保障を意識するだけで良いと思います。

 

eスポーツ事業の展開

私の2回前のコラムにて、日本初のe-スポーツ専門の高校である「中央高等学院」を紹介しました。キャッチコピーは「アソビマクレ」。いずれはeスポーツ業界で活躍出来る人材育成を掲げている画期的な学校です。
各メディアでも取り上げられているように、社会的にかなり注目が集まっています。

私の視点で申し上げるならば、「ネット依存」の問題を、「問題」としてではなく、「力」や「将来」に変えるような、チャレンジで、非常に魅力的な学校と感じています。

ネットやゲーム中心の生活で、家から出ない子どもたちに、輝ける場、生きがいを感じられる場を作ったのではないでしょうか。正に、個人と社会を繋ぐ、橋渡しの環境です。

子どもたちが、大人や環境に合わせるのではなく、大人や環境が、子どもたちに合わせていく。

この具現化が、さらにこれから進んでいくのだろうと感じさせられる、e-スポーツのアミューズメントパークが、2022年4月にオープンしたので、取り上げない訳にはいかないと思い、ここでも簡単にではありますが、宣伝させていただこうと思います。

「RED° TOKYO TOWER」

ここで述べるよりも、HPを観ていただいた方が分かるかと思います。

【公式】TOKYO ESPORTS GATE PROJECT | 東京eスポーツゲート (tokyo-esports-gate.co.jp)

https://tokyotower.red-brand.jp/

東京タワー内に、e-スポーツに主軸にした様々なコンテンツが盛り込まれています。それ以外にも各種ボードゲームなどマインドゲームが出来る環境も整っており、イベントやゲーム大会も豊富で、VRによるシューティングアクションや体感スポーツなどのアトラクションも充実しているようです。

正に、「ネットやゲーム」に特化した、家庭から学校への「移行プロセス」の中間地点の位置付けとして考えることも出来るような、「関心の芽を生む」、「趣味作り」や「次へのステップのきっかけ作り」としての、e-スポーツのアミューズメントパークではないでしょうか。

人が環境に合わせるのではなく、環境が人に合わせる。

それによって、次のステップへの段階をたくさん作ることが出来ます。

ネット依存の方々、家からなかなか出られない、出る目的のない方々にとっては、外に出ることは大きな、大きなエネルギーを要します。

そのエネルギーの消耗を少しでも減らすべく、階段の段差を少しでも低くする試み。

もちろん、全てが全て上手くいくとは思いませんし、難しいでしょうが、「ネット依存」の観点からも、意味のある「場」だと、強く感じています。

【まとめ】

●「子ども側の6つの特徴」の中で「昼夜逆転、不眠、食欲低下、ひきこもりの時間増加(生活リズムの乱れ)」について、「表層」から「重度」までの4段階で説明している。やはり「予防」、「早期対応」が最も重要であることに変わりはない。

●表層の段階では、子どもは生活リズムの維持、「早寝早起き朝ごはん」が出来ればOKです。保護者は、子どもの夜更かしの様子に注意を払っておくことが必要です。

●軽度の段階では、子どもは夜更かしが増え、あくびが増えたり、寝坊が多くなったりしてくる。保護者は、子どもがネットやゲームする時間が増え、不調な様子を見掛けます。別の生活目標を第三者に相談しながら、本人と話し合い、アプローチしていくことが必要である。

●中等度の段階では、子どもは、ネット依存へのコントロールが困難なため、生活リズムは昼夜逆転を始め、大分乱れています。「遅寝、遅起き、遅ごはん」でも良いので、眠ること、食べることは続けることが大切である。保護者は、「他の家族の生活リズムを重視すること」に意識を傾けることが重要です。

●重度の段階では、子どもが、いつが朝でいつが夜なのか分からない状態になっている場合もある。家庭以外での生活リズムの立て直しについて親子共々視野に入れて考える必要がある。

●e-スポーツのアミューズメントパークである「RED° TOKYO TOWER」が開設された。ネット依存対策としての、家庭から学校(社会)への移行プロセスの途中段階の位置づけとして考えることが出来る、重要な「繋ぎの場」、「橋渡し機能」となりえるだろう。

 

今回は長文にするつもりは無かったのですが…、またまた冗長になってしまいました。
それでも、ご一読いただいた方々、ありがとうございます。
「ネット依存対策」については、残り数回で終了となります。その後のテーマは今のところ幾つかありますが、どれにするか決めかねている状況です。単発ものにするか、シリーズものにするか悩ましいです。という訳で、次回も「ネット依存の特徴とその対応」の続きです。

あまえ考え込まず、気楽に考えたいですが、なかなかそうはいきませんね。
こういう時は、その時になるまで考えない。
それでいこうと思います。
それでは、また次回まで!!

 


 

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Writing by 安澤 好秀

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