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【心豊かな生き方とは・2月】情報に振り回されない”心にゆとり”を持つための方法

皆様、こんにちは
メンタルヘルスケア&マネジメントサロン代表・公認心理師の小高千枝です。

2月に入り、あっという間に1週間が過ぎていこうとしています。
2025年はすでに1か月が経過しているんですよね。汗
2025年残り11か月を心豊かにご自身なりの幸せを胸に、日常を充実させてくださいね。

身体の健康あっての心、心の健康あっての身体

弊社では毎月1回、全スタッフと1ON1ミーティングをしています。
1月のMTGでは、年始に体調を崩し何とか復帰はしたものの、昨年1年の疲れがどっと出てきたことで、回復に時間がかかっているメンバーがいました。
言葉が仕事道具でもありますので、声(喉)を休めることがなかなかできず、臨床の現場ではご迷惑をおかけしないように最善策を講じておりますが、完全に治すということが難しいことが現実です。
「無理をせず、休める時に休むように」と、伝えてはいますが、必要とされることに真摯に向き合う中で、時間が足りなくなることは多々ある現状。。。
ただ、健康あっての仕事でありモチベーションの維持・向上でもありますので、年齢を重ねるごとに「健康って大切」と感じる日々です。

毎年のことですが、1月はどうしても年末に終わらなかった仕事の整理が待っています。また、年末年始のお休みでゆっくりできなかった方の場合、1年の疲れがどっと出やすいタイミングもありますので、旧正月や立春(今年は2月3日)あたりを節目としリスタートとして、2025年の本当の意味での”はじまり”にしていただきたいなとも思っております。

さて。。。

 

年末から世間が騒がしいです。。。ね。。。

 

情報に振り回されず同調圧力の魔法にかからないために

私自身、情報はネットやリアルなお話しと色々なところから入って来ますが、全てを鵜呑みにせず、冷静に客観視してみつめ、自分なりに精査しながら受け止めています。

この約1か月半、世間の様子を見ていて、真実がわからないまま憶測の情報がひとり歩きし、それを信じ込んでしまっている人の多さに驚くとともに、「どうして(世の中が)こんなになってしまっているんだろう。。。」と残念な気持ちにもなっていました。

私自身、今回の騒動に関することは冷静に話しができ、信頼できる人とだけで話をしているため、情報に振り回されることなく現在まで過ごしていますが
ある方は憶測で判断し、世間全体で当事者を攻撃をする風潮は、約10年くらい前のある不祥事騒動あたりから酷くなってきていると話してくださいました。
ちょうど、文春砲という言葉が浸透した時代です。

それから、SNSの発展が目まぐるしく、コロナ禍にYouTubeが流行ったことなども踏まえ、SNSでの情報発信や拡散が社会を変えていったということは皆さんも感じていることと思います。

私自身、コロナ前はほぼYouTubeを見ることはありませんでしたが、コロナ禍で外出が減り、自宅やオフィスでBGM感覚でYouTubeを流している時間が増えたことをきっかけに、YouTubeを楽しむようになりました。

今の季節は暖炉や雪の景色の動画を流しながら仕事に集中したり、お経や御真言へ興味があるため、般若心経等もYouTubeで覚えたり、犬や赤ちゃんの動画に癒されたりしながら、心が明るく穏やかになるアイテムとして活用させていただいておりますが

ゴシップネタ等、ネガティブな情報も見て見ぬふりは仕事上もできないため、慎重に向き合うようにしています。

社会の一員として”情報”は理解していた方が仕事的にも意味があります。一切受け入れないということではなく、真実を元に客観的に解説をされている方の動画を拝見し、多角的視点での物事の見方や各専門分野での視点を参考にしています。

情報との付き合い方は人それぞれであることは理解していますし、否定はしません。
また、攻撃的な表現が目立っている傾向があり、冷静に見ている方も大多数いることはわかっていますが、同調圧力にのまれ、方向を見失っている方が以前より増していることには、流されているなぁと、残念にも思うのです。

「いけないこと」は正していく必要はあると思います。そういった中で、歪んだ正義感が社会に大きな影響を与えていることも否めなく、コロナ禍でも「マスク警察」「自粛警察」なるものが生まれました。
日本では「世間体」という言葉があるように「世間」を気にする文化があり、前日通り”同調圧力”がかかることがあります。外出自粛や政府からの要請に応じないものに対しては、「世間のルールを守らない」という意識が働き、そこに強い同調圧力がかかるのです。

「ルールを守る」という意識が高いことは大切なことではありますが、ルールを守らないと、世間から排除される風潮もあります。「世間から排除されてはいけない」「みんなと同じでなければ生きていけない」といった意識が無意識の中に根付いており、排除されないように必死になり本質を見失ってしまい、そして、(日本人に多い)強迫観念が強く発してしまっていると感じます。

SNS等での攻撃には承認欲求や自尊感情の回復等、自己主張をし、自分が優位に立つことで自己確認を得る一種のツールとなってしまっていることには疑問を感じることが多いです。
また、相手を怒りでコントロールし、刺激を得ることが自己確認に繋がり、そしてまた、同じことを繰り返すという悪循環に陥っていると感じます。

プチ浄化でゆとり時間の確保

マイナス感情のぶつかり合いは、私自身も見ていて気持ちがいいものではありません。社会の流れを受容する、みつめる意味では自ら情報を取にいくことはありますが、自分自身が心も身体も健康ではないと、マイナス感情へ引っ張られてしまい余計な負荷が心身ともにかかるため、”情報に触れる”タイミングは自分でコントロールしています。

ネガティブスパイラルに巻き込まれる前に、自分の状態を俯瞰し、一度自分だけに立ち返り、心にゆとりを持てる時間を設けるようにしています。

本来でしたら、全てから離れて、空気のいい環境で自己解放をする時間を過ごすことができればいいのですが、なかなかそういった時間を設けることは難しいです。

さくら(犬)の散歩に出かけ、心身ともに切り替えをしたり、無音の中でソファやベッドに横たわり心身ともに休んだり、お風呂に入って汗をたっぷりかき循環をよくするなど、何らかの身体動作が伴うこと労わる時間短い時間ででもつくり、プチ浄化をすることで日常的にゆとりを取り戻すようにしています。

昨年父が他界し、父関係の手続きや片付けなどをしていた時期。とにかく日々追われており、仕事と実家のことでいっぱいいっぱいの中、思い立って乗馬体験に行ってきました。
その時は意識はしていませんでしたが、あまりにも忙しく、置かれている環境から離れたかった(逃げたかった)のだと思います。

(父のこと関係なく)日常の中で普通に忙しいタイミングでしたら「こんな忙しい中で、乗馬?」と思うと思うのですが、忙しくて自分の時間がないからこそ乗馬に行きました。

忙しいからこそ時間を作る「離れる」「逃げる」ことでの気付き

トライアルのため、初心者に慣れている優しいお馬さんが私を乗せてくれました。仕事柄、アニマルセラピー効果を得ることができるということはわかっての乗馬体験でしたが、当時の私にとってはとても必要な時間であったと今でも実感しています。

トライアルを終え、お馬さんに「今日はありがとうね」と声をかけた時に涙が溢れ出てしまいました。

喪に服す時間もなく、ただただ父のことと向き合い(物理的な処理)、母のサポートをし、実家の整理に追われた半年以上の時間に、心も身体も疲弊していましたが、「疲れた」と言えない。逃げる場所がない。母を守らなくてはいけない。。。と自分に課すことばかりでした。
そして、仕事もペースを緩めながらもできることには全力。(ただ、仕事は”父の娘”としての時間ではないため、”仕事の顔”の時間に正直ほっとしていました)心身ともにいっぱいいっぱいでした。

乗馬に行くのは簡単なことではありません。乗馬クラブは街中にはなく田舎までバスで行きます。行き帰りの時間等を考えると1日がかりにもなります。今思い返すと「こんな時に!?」と思いますが、行って良かったと思いました。

トライアルをきっかけに乗馬のレッスンを受けるようになりました。

馬に乗っている時間はスマホも見ることが出来ませんし、初心者のため、無我夢中になってレッスンを受けます。この年齢になって”初心者”という環境はめったになく、今は小学生の子たちと同じクラスでレッスンを受けていることも新鮮で、心地よい緊張感を面白く感じます。
そして、馬という自分ではコントロールのできない動物との信頼関係を築くこと、自然の多い環境に身を置くということの心身へ与える影響も深く感じております。

月2回程度しかレッスンを受けることはできていませんが、特別な時間として。。。

情報から離れ自分が心から楽しめること、癒されること、安心できることに触れる時間を設けると、自分の大切なものや本質に気付くことができます。
忙しない日常の中で、ストレスやマイナス感情を上書きしていかず、どこかのタイミングで手放すことも日常へ降り入れてみられることも心の片隅に置いていただけたら。。。

豊かな日常とは何かを感じて頂けるような気がしています。

今年は毎月初旬の挨拶に【心豊かな生き方とは】をテーマに記事を書かせて頂きたいと思います。


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