こんにちは!所属精神科医のT.Sです。
私事ですが、先日ホームページ掲載用のプロフィール写真を撮影してまいりました。
元々は随分前に予定されていたんですが、コロナの流行でどんどんどんどん延期になり、気づけばなんと1年が経過。
そしてそれだけ準備期間があったのに、僕の体重もどんどんどんどん増加。撮影当日には、自分史上第3位くらいの体重にまで成長してしまいました…
そして迎えた当日。
普段撮られ慣れていないので恥ずかしさもあったし、指示されたとおりにポージングしようとしてもロボットのようになってしまったり…
躓いた点もいっぱいありましたが、最後まで楽しく撮影を終えることが出来ました!
そしてその撮影で思ったんですが…やっぱりプロのカメラマンとスタイリストさんって凄いですね!?(当然すぎる)
ダイエットは全然間に合わなかったにもかかわらず、メイク・ヘアメイクが終わって鏡を見てみると、不思議なことにちょっと痩せてたんです…それに写真もプロに撮ってもらうと、なんだか自分が8割増しくらいで良い男に見えてきて…魔法なのかな?
メイクとヘアメイクのおかげで、この日は撮影が終わったあとも終日気分良く過ごすことができました。
女性の場合、化粧をすると戦闘態勢に入れるという人もいるみたいですが、男女問わずやっぱり身なりをちゃんとすると気持ちも盛り上がりますね!
それに、外見に気を遣えているかどうかは、実はその人のメンタルヘルスチェックの指標にもなります。
特に女性の場合、普段からメイクをする人が多いのもあって、その変化は目立つものです。
僕の診察でも、メンタルが崩れてくるとすっぴん率が増えたり、前までしていたネイルをしなくなったりする方がたくさんいらっしゃいます。そして調子が良くなってくると、今度はボサボサだった髪の毛が整えられてきたり、病院に来る格好がオシャレになってきたり。
自分の見た目に気を遣える、周りからどう見られているかに意識を向けられるということは、それだけ気持ちにも余裕があるということ。
その逆もまた然りで、身なりをしっかり整えて着飾ることで、自分に自信をプラスすることが出来る。
心と外見は、切っても切り離せない。
そんな大事なことを再認識できた撮影会でありました。
ちなみに自分に脂肪をプラスしてしまっている僕は、本気でダイエットしないと身体から脂肪を切り離せないわけですが…
とはいえ、神カメラマンさん・神ヘアメイクさんの技術のおかげで、自分で言うのもなんですが素敵な写真に仕上げていただいたので、一度チェックしてみてくださいね!
さて、このコラムでは、
僕が精神科医として患者さんと接する中で手に入れ、磨き上げてきた様々な武器
つまりは「幸せになるコツ」
を紹介していきます!
僕自身、楽しく勉強しながら更新しております。是非読んでみてくださいね!
本日のテーマは、前回の記事に引き続き「マッチングアプリ」についてです!
※「アプリ」と表記していますが、アプリでなくとも同様の「サービス」全体を含みます。
僕がマッチングアプリについて語るのは何故か
その前に、前回は説明できなかった “僕がなぜ、あえてマッチングアプリについて語るか” を説明しておきます。
言うまでもなく、僕はその界隈の回し者ではありません。
診察中に鼻息荒く「マッチングアプリ最高だよ!!やりなよ!!」と勧めるようなことも一切しません。
が、これまでにマッチングアプリで素敵な出会いに恵まれたのは事実です。
僕がもしアプリで痛い目しか見ていなかったら、血反吐を吐きながらも記事にしようなどと思わなかったでしょう。
そして僕は、自分は恋人がいたほうが日々いろんなことを楽しめるし、仕事にも精が出るタイプだということが分かっています。
男女の出会い、そこから生まれる好意、思いやり、愛情、安心感…
それらは僕の中で、メンタルヘルスケアという観点からも非常に重要なものなのです。
ここに共感してくれる方は結構いるかと思うのですが、「でも別にマッチングアプリ以外の出会いでも良くない?」と思う人もいるでしょう。
おっしゃるとおりです。全然マッチングアプリじゃなくても構いません。
僕が今マッチングアプリを敢えて取り上げているのは、このコロナ禍で出会いの場がかなり限定されており、多くの人の出会いがマッチングアプリにシフトしていて、非常に身近な存在になっているから。
そしてこのコラムを通じて僕が伝えたいメッセージ、つまり「幸せになるコツ」を説明するのに、まさにうってつけのコンテンツだから。
ただそれだけの理由です。
僕がこの連載を通じて伝えたい本質は、“マッチングアプリの素晴らしさ” でも、“アプリで数多くの異性を落とす小手先のテクニック” でもありません。
“アプリを飛び越えて現実世界でも通用し、あなたのコミュニケーションスキルや人間関係をより良くしてくれるテクニック、心構え” です。
マッチングアプリを制するために必要な力は、現実世界を制するのも大いに助けてくれます!
その点は、しっかりと覚えておいてくださいね。
マッチングアプリと他の出会いとの、決定的な違い
さて、マッチングアプリで素敵な恋人と出会うために、絶対に必要なプロセスとはなんでしょうか。
当たり前なんですが、実際に会うことです。会うところまで漕ぎ着けないと何も始まりません。
でも、ここでちょっと考えてみてください。
それってつまり、
全く接点のない人間に、「この人となら会ってもいいな、会いたいな」と思わせなければいけないのです。
これって、実はいきなりとんでもないことを要求されていると思いませんか?最初のステージにラスボスがいるようなものじゃないか…
紹介や飲み会、職場での出会いなど、他の様々な出会いとマッチングアプリが決定的に違う点が、ここです。
それらの出会いは、まず会うところか始まりますよね?
マッチングアプリの場合、そもそも出会ってすらいないところからスタートなんです。
しかもマッチングアプリ全盛期の今、ライバルは無数に存在します。
無数のライバルの中から、会ったことのない相手を自分の魅力に気づかせ、アプリでのやり取りを飛び越えて、現実世界で相手の足を自分へと向かわせないといけない。
ええええ…これが出来るのって、選ばれし者たちだけなんじゃないか…?
“予選落ち” にならないために
安心してください。僕がその手段をお伝えします!アナタも選ばれし者になろうではありませんか!
…こう書くと危ない伝道師みたいに見えますが、僕がアドバイスするのはマッチングアプリでの出会い方というより、大まかに “人から好かれやすくなる方法” だと思ってくださいね!
さて、前回の記事で僕は、「まず “マッチングアプリは嘘だらけ” という真実を理解しよう」とお伝えしました。
これは序盤も序盤、そもそもマッチングアプリを使い始める前に理解しておくべき心得です。ドラクエで言うなら「ひのきの棒」、つまり初期装備です。
この心得がよく分からないという方は、もう一度前の記事を読み直してみてくださいね。
さぁ、これが理解できたらようやくスタートライン。ここからがいよいよ本番です!!
素敵な出会いと幸せな未来に向けて、がむしゃらに走り出しましょう!! うおおおお!! やったるぜぇ──────!!!!
…と意気込んで走り出したのもつかの間、数多くの人がどハマりしてしまう落とし穴が、実は序盤にもう一つあります。
前述の通り、マッチングアプリを制するには、まず無数のライバルの中から自分という存在に気づいてもらう必要があるわけです。
そしてこれは何もマッチングアプリに限ったことではなく、現実世界でも同じことが言えますよね。
男女の出会いに限らず、友達を作ったり、同僚や上司と良好な関係を気づいたり、はたまた仕事の営業で商談を持っていくときなんかもそう。
まずは自分に注目してもらい、知ってもらうことから始まりますよね?
「マッチングアプリを制するものは、現実世界をも制する」と言ったのは、そこらへんを加味しています。
マッチングアプリで必要になる力って、実は普段の生活、コミュニケーションの中でもメチャクチャ応用がきくんですよ!
はい、話を戻しましょう。
自分に注意を向けてもらうためには、まず最初にどうすればいいか。多くの人はこう考えます。
「どんどん自分の魅力をアピールしなければ!」と。
でもごめんなさい。実はそれがそもそもの間違いです。
間違いというより、少しズレちゃってます。
自分の魅力をどんどん発信することは、確かに大切なことです。
でも、まずやることはそこじゃないんです。本当にこれ気をつけてほしい…
自分の魅力を発信するよりもっと前に通過しなければいけないポイントがあります。
本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に大切なので、声を大にして言います。しっかり覚えておいてください。
それは…
ヤバそうな奴だ、と思われないことです。
こいつはヤバそうだと思われた時点で予選落ち。レースに参加することすらできなくなります。
たとえばの話。
医学知識に精通していて、研究に研究を重ねた結果、ネギが医学的に凄まじく有用だと証明した、患者さん想いの素晴らしいドクターがいたとします。
そのドクターをよく知る人からしたら、彼は勉強熱心で優しく、優秀なドクターに違いありません。
でもアナタが初診で病院にかかったとき、診察室に入るやいなや、一人のドクターが突然ネギを差し出してきたら…どう思いますか?
逃げますよね。
その人がどれだけ真面目で優しくて優秀だろうと、ネギがどれだけ身体に良かろうと、その奇怪な初手の行動が全てを帳消しにします。
大多数の人が、それ以上関わろうと思わないはずです。
それと同じことが、マッチングアプリでも、そして現実世界でも言えます。
感じ取ったヤバさを踏み越えてまであなたの魅力を探しに来てくれる物好きな冒険家は、56葉のクローバーくらい見つからないものだと思ってください。
「当たり前じゃん…そんなの誰でも理解してるよ…」と思った方。
マッチングアプリ、今すぐここで開いてみて。
ヤバそうな人、いっぱいいるでしょ。
その人達を見ても、「自分は絶対ヤバそうだと思われていない!」と、100%の自信をもって言えるでしょうか。
そしてここで重要なポイント。
アナタ自身が「実際にヤバい奴」かどうかは、実は関係ありません。
問題は「ヤバそうなヤツだと思われていないか」に尽きます。
つまり、本当はヤバくないのにヤバそうと思われている可能性もあるわけです。それって悲しすぎませんか…?
マッチングアプリでなかなかマッチしなかったり、実際会うまでに至らない人は、もしかしたらこの最初の関門をクリアできていないのかもしれません。
では、「ヤバそうフィルター」に引っかかることなく予選を通過するために、大切なこととはいったい何でしょうか。
その鍵こそ、“ あなたがどれだけ上手に嘘を使えるか ” なのです。
…と、ここでやっと前回の記事に繋がるのですが、文字数の関係で今回はここまでになります!
僕も書きながら熱量が上がってきたところだったのですが…うおおおおお…
というわけで、次回の記事では、今度こそ「上手な嘘の使い方」や、「そもそもここで言う “ 嘘 ” とは何なのか?」について書くつもりです。乞うご期待!
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!
※このシリーズは、以下のリンクからご覧になれます。
【精神科医が解説】マッチングアプリの心得1<”嘘”の重要性とは?>
【精神科医が解説】マッチングアプリの心得2<〇〇だ、と思われないことが最重要>
【精神科医が解説】マッチングアプリの心得3<まずは “あばた” を隠す>
【精神科医が解説】マッチングアプリの心得4<プロフィールの作り方>
【精神科医が解説】マッチングアプリの心得5<タイミングを間違えない!>
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