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【8月をお迎えし】夏バテ・夏うつ(夏季うつ)ケア&秋バテへの備え➀|酷暑における心の在り方

皆様、こんにちは
メンタルヘルスケア&マネジメントサロン代表・公認心理師の小高千枝です。

8月がやって参りました!皆様いかがお過ごしでしょうか。

オリンピックの話題で持ち切りの毎日!私は数年前から馬場馬術への興味が深くなっておりまして
「もし、Parisでオリンピックを観戦できるのであれば。。。」馬術を観に行きたいと思っておりました。
初老Japan!素敵でしたね♪

Parisオリンピックの開会式は今まで見た事のないParisらしいアートな演出に見入ってしまいました。

また、柔道では心が揺さぶられる感動と信じられない光景と。。。オリンピックには魔物がいると言われていますが、阿部詩選手の泣き崩れる姿には私も涙が出てしまいました。
賛否の声は聞こえてはきますが、やはりこの3年間培ってこられた努力やご苦労は計り知れないものがあると思います。ここまで頑張って来られたこと、そしてまだまだこれからの方ですから、今回の経験をばねに、ロスオリンピックに向けてつき進んで頂きたいと思っています。

そして、角田夏実選手は素晴らしかったですね!31歳初出場。階級を下げるための減量という過酷な経験をされながら、努力と諦めないメンタルの強さがこの結果を導き出されたのだと思います。こんな軽い言葉では失礼にあたりますが、勇気をいただきました。継続は力なり!

メンタルトレーナーの森下と取り組んでおりますメントレ企画【プロフェッショナルから学ぶメンタルトレーニング】4月・7月はロンドンオリンピック女子柔道・銀メダリストの杉本美香さんの取材記事を掲載してあります!

【プロフェッショナルから学ぶメンタルトレーニング ➀】
相手に関わり興味を持つ|柔道家・杉本美香さん 前編
https://odakachie.com/psychology_column/19967/

【プロフェッショナルから学ぶメンタルトレーニング ①】
結果だけではなく準備にこだわる|柔道家・杉本美香さん 後編
https://odakachie.com/psychology_column/20528/

美香ちゃんが銀メダルをとった理由や人間性の素晴らしさ等がよくわかる記事となっております。
Parisで人気の柔道であり、メモリアルメダルとなった日本選手団の夏季五輪通算500個目の節目のメダル獲得となった柔道!便乗になりますが。。。こちらの記事もこの流れでどうぞ、ご覧ください!(笑)

また、Parisオリンピックで世界中が盛り上がりを見せる中、東北での線状降水帯発生による豪雨被害。。。
津波とはまた違う河川の氾濫・土砂災害と、テレビを観る度、心が苦しくなります。
災害が激甚化しています。。。命に関わる酷暑の中で、何に対して意識を向けるべきか心も身体も忙しなく、無意味に疲弊してしまうこともありますが、東京も天候がおかしい日々です。いつどこで何が起こってもおかしくない時代になっていますので、危機意識をしっかりともつことを改めて感じました。

海や川での事故、熱中症の救急搬送、コロナ感染者の増加と、ドキッとするニュースが毎日のように耳に飛び込んできています。皆さんもお子様たちとの夏休みを迎えられていらっしゃると思います。楽しい思い出深いお時間になりますよう、危機管理にも注意をされながら笑顔いっぱいのお時間をお過ごしください。

『夏バテ』『夏うつ病』にご注意

オリンピック、災害、熱中症、水難事故、コロナ。。。本当に忙しない夏を迎えています。
そういった環境下の中で『夏バテ』『夏うつ病』(夏季うつ病・うつ状態)という言葉も耳にする季節にもなってきました。

『夏バテ』は暑い日が続き体調を崩すことが世の中の認識として定着しているかと思います。またこの酷暑の中、冷房がきいた室内と外気との温度差で自律神経系のバランスが乱れている状態も夏バテを引き起こす要因ではありますが、主には熱帯夜による睡眠不足や、高温多湿による体温調節機能の低下などによって、発生すると言われています。

そして、『夏うつ病』(夏季うつ病)も夏に発生する心の問題でもあります。
季節性のうつ病で、季節性感情障害(SAD)の夏型という認識をもっていただけましたらと思います。

一般的な季節性感情障害(SAD)は冬に発症することから『冬季うつ病』と呼ばれています。

『冬季うつ病』は秋から冬にかけて発症し ➡ 春から夏ごろに症状がおさまるというサイクル。
『夏季うつ病』は晩春から初夏にかけて発症 ➡ 秋・冬に症状がおさまるというサイクルを繰り返します。
発症時期が逆転しているだけではなく、症状なども反転した特徴を示すため“Reverse SAD”とも呼ばれています。

ただし、仕事の繁忙期や年末年始の忙しなさによる心身への負荷や長期休暇明けのモチベーション低下等、心理社会的な周期性によるストレスが原因の場合、季節型とはみなされないと言われております。
※2年以上繰り返すことで周期性が確認されます。

『冬季うつ病』は日照時間の短い高緯度地域で多く発症し、『夏季うつ病』は日照時間の長い低緯度地域(赤道付近)で発症しやすい傾向があると言われ
『季節性感情障害(SAD)』は若年層、女性に多く、精神疾患を患っている場合は、発症リスクが高くなります。

(オフィスのウンベラータちゃん。私の心身の状態に同調する傾向があり。。。5・6月にエネルギー低下していたことと連動し、一気に葉が落ちましたが、今は新芽から元気な葉が顔を出しすくすく成長中です!)

夏季うつ病の症状

気分の落ち込み、物事に対する興味関心の喪失等は、他のうつ病や冬季うつ病と共通した症状になります。

【うつ病の基本的症状】
・1日中気分が落ち込みがみられる
・以前は楽しかった活動に興味がなくなりやる気が出ない
・不眠や過眠等の睡眠障害
・食欲や体重の変化(増減)
・集中力・思考力の低下
・絶望感や無価値感
・自殺や死を頻繁に考えるようになる

冬季うつ病では過眠・過食が目立ちますが、夏季うつ病で目立つ症状には以下のものがあります。

【夏季うつ病の特徴】
・不眠
・食欲減退と体重減少
・不安・焦燥感
・暴力的行動
・自傷行為

こういった心と身体の不調が長引くことで、せっかくの夏を楽しめないこともあります。
そのため、心と身体の状態を把握し、早めに対策をしていかれるようになさってくださいね。

次回の記事(近日公開)で『夏うつ病』(うつ状態)へのケアや予防についてお伝えさせていただきます。
そして、『秋バテ』『冬季うつ』の予防へと繋げていけるようにしていきましょう!


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