こんにちは。所属カウンセラーの船山です。
今回は、『叱ることと褒めること』のバランスを考えることで、子どもにどんな影響を与えられるかについてお話をさせて頂きます。
子どもと一緒に生活をしていると、1日1回は叱ってしまうと悩む方も多いようです。
私自身、子どもと接する現場で、「今日こそ叱らないで過ごしてみよう」と思うのですが、どうしても1回も注意することなく過ごせる日を作れませんでした。
その度に、自己嫌悪に陥ったり、もう少し上手な声掛けはなかったか考えたりします。
頭でわかっていても、その場で考えて接することはとても難しく感じます。
もちろん、叱る必要のないお子さんもいれば、叱らないように意識をしている方、逆に何度も叱ってしまうという方もいらっしゃることと思います。
そのようなお悩みを抱えている方は、このコラムを読んで叱るタイミングと褒めるタイミングを上手に使いこなし、子育てに活かして頂けると嬉しいです!
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叱ることは必要ですが、大切なのはそのあときちんと「褒める」ことです。
私は1日1回も叱らず過ごすことが難しいと感じたため、叱った後子どもにどう接するか・叱るだけで終わらない方法を考えることにしました。
叱ってしまうと、どうしても子どもの自己肯定感が下がってしまいます。
これは仕方がないことでもありますが、ここで自己肯定感を下げて終わりにするのではなく、きちんとフォローを入れることで、反省するべきところは反省し、自信を持たせることへ繋げ、自己肯定感を保ちつつよくない行動を改善できた方がいいですよね。
叱っている時と、褒める時のメリハリをつけると、子どもの切り替えがよくなることもあります。
例えば、叱った後に子どもが「ごめんなさい」と素直に口にできた時、
無視して終わったり、「もう同じことはしないでね」と言うよりも、
「きちんと謝ることができて偉い」と褒めてあげると、次に叱られた時も素直に謝れたり、改善しようという気持ちが強くなります。
叱る時は、親御さんもイライラしていたり、嫌な気持ちをしていることが多いと思いますが、一言何か褒められる箇所を探して声を掛けるだけで、親子関係や子どもの成長に大きな影響を与えます。
少しでも意識して過ごすだけで、叱っている最中に「どこを褒めて終わるか」ということを考え、冷静になることもできます。
感情的に怒ってしまうと言いすぎてしまうため、冷静になることはとても重要です。
私も現場で実際に行っていることなのですが、それぞれの子どもの良さやくすっと笑えるほっこりエピソードをノートに書き出します。
落ち着いている時や手が空いている時に見返し、ほっと一息ついて
「こんなに沢山いいところがある」
「こんなこともあったなあ」
と振り返り、気持ちをリセットするようにしています。
そうすると、注意することがあっても、優しい口調で話ができたり、いいところを伸ばす声掛けをしつつ、注意をすることができたりします。
気になる方は、是非試してみてくださいね。
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