COLUMNコラム

【毎日がダイエットメントレ】努力のムラをなくしていく方法

みなさまこんにちは。メンタルトレーナーの森下です。

今年も残すとことあと2ヶ月を切りましたね。
ハロウィンも終わって街は徐々にクリスマスムードになりつつあります。そしてクリスマスが終わったら一気にお正月です。

年々、月日の経過が早く感じるようになってきていますが、
それもそのはず、例えば5年しか生きていない5歳の子どもの1年と、40年生きてきた40歳の大人の1年とじゃ
40歳の人の1年の割合の方が少なくなるので、あっという間に感じるわけです。

そう考えると、これからどんどん月日の流れは早くなるわけで、
より1日1日を大切に過ごしていかなければいけないなと思う今日この頃です。
あ、そろそろサンタの準備をしないと…

さて、食欲の秋で体重が増え、年末年始で体重が増え、
増量キャンペーンに突入している(していく)人も多いのではないでしょうか。笑

気づいた頃には「ヤバい…」と焦って無理なダイエットをしたりすると、体にも心にもいいことはないのです。

今回のコラムでは、そうならないために「努力を習慣化」していくためのポイントをお伝えします!
どうぞご覧ください。

 


努力の習慣化

年末年始になると、忘年会やらクリスマス会、お正月などのイベントが目白押しで、
ついつい暴飲暴食になってしまいがちですよね。
そして、気づいた時には体重が増えてしまっていて「ヤバい…」となってしまう。

その増えた体重をキープしつつ、季節は流れ…
だんだんと薄着になってくる5月とか6月頃になってくると、
「そろそろダイエットをしなくちゃ」と悲鳴を聞くようになります。

急にダイエットを開始する人は、カロリーの少ないものしか食べなかったり、急にハードなトレーニングを開始したりと、心にも体にも無理をして、なんとか痩せようとする人が多いのではないでしょうか。

そして、無理をしているから継続できずに三日坊主になってしまうんです…

「ヤバい」と思ってから焦ってダイエットを開始するのではなく、
日頃から適度な運動とバランスの良い食事をしていれば、しんどいダイエットはしなくて全然いいんです。

ただ。。。
そんなことはほとんどの人がわかっているし、「できるならそうしたい!」と思っているはず。
でも出来ない人の方が大多数。

「わかっているけど、やったほうがいいけど、出来ない…」
これはダイエットに限ったことではなくて、仕事や勉強、スポーツなど全てのことにおいてそうだと言えます。

やらなきゃいけない場面が近づいてから努力をし出すのではなく、
日頃から努力を「習慣化」することが出来ていれば、心身に負担をかけてしまうことは少なくなっていきます。

だからこそ良い結果にも繋がっていくのです。

まぁ、言うは易し行うは難しで、なかなか出来ないから困ってる人が多いのですけどね…笑

目的の明確化

頭では「必要だ」と理解しているのに、なかなか実行に移すことができない、
ひとつの理由として「この世の中には誘惑されるものが多い」ということがあります。

例えば、ダイエット中だとしたら「コンビニに寄ったら新作のスイーツが発売していた」
「食事に誘われてしまいたくさん食べてしまった」といったようなことです。

パッと想像しただけでもすぐ浮かんでくるので、みなさん自身もこのような経験はよくあるのではないでしょうか。
そもそも人は誘惑に弱く、ラクな方へ流されてしまう生き物なので、仕方がないと言えば仕方がないのですが。

コロンビア大学教授のシーナ・アイエンガー博士は著書「選択の科学」中で「現在の考慮事項」と「将来の考慮事項」をどのように比較検討しているかという調査を行い、見事に人が誘惑に弱い生き物であるということを明らかにしています。

あるアンケートに答えたら報酬をもらえるのですが、
①1ヶ月後に100ドル貰える
②2ヶ月後に120ドル貰える
の選択肢があった時、ほとんどの人は120ドルをもらえる方を選びました。

ですが、選択肢を
①今すぐ100ドル貰える
②1ヶ月後に120ドル貰える
に変えると、ほとんどの人は今すぐ100ドルを貰うという選択をとったそうです。
みなさんだったらどちらを選びますか?

金額的には「120ドル貰えた方が得」というのは、誰しもがわかることですが、
少し先にもらえる少しの利益よりも、「今すぐ貰える」という目の前にある利益の方に飛びついてしまうということです。

では、目の前の誘惑に流されやすい私たちが、どうすれば誘惑に流されずにいれるのでしょうか。

そのひとつ目は「なぜそれをしなければいけないのか」を明確にすることです。

例えば、「理由は特にないけど毎日ジョギングして、食事も決められたものしか食べちゃダメ」と言われたらめちゃくちゃしんどくないですか?

ですが、毎日ジョギングをして、食生活を見直したら健康的な身体になれる、といったように
やる目的、理由がわかっていれば、「よし、頑張ろう!」と思えますよね。

つまり、
「なぜそれをやるのか」という目的とやる理由が明確になっていれば、
誘惑に負けずに頑張ろうという気持ちが高まってくるわけです。

ちなみに、「ダイエットをして痩せる」というのはあくまでも「手段」であり「目的」ではありません。
ダイエットをすることによって、“何を手に入れたいのか、何を目指したいのか”を明確にしていきましょう。

僕自身の経験で言いますと、競泳を引退してから5年ほどで体重が10kg以上増えてしまっていたんです。
自分では「太ったなぁ。そろそろ痩せないとな…」となんとなく思っていましたが、
肝心の目的(なぜ痩せたいのか)がはっきりしていなかったため、月日だけが経過していました。

そんな時に、トライアスロン選手の心理面のサポートをすることになり、
競技特性を理解するために、トライアスロンのレースに出てみることにしたんです。

レースに出るからには、ある程度のパフォーマンスは出したいと思ったので(負けず嫌いなんです)、
練習をしていく中で、身体を動かす楽しさを思い出し、成長する楽しさを感じ、だんだんと競技にのめり込んでいくようになります。(選手のサポートが大目的ですが)

そうすると、特に「痩せよう」とは思っていなくとも、練習をしていくうちに勝手に痩せていき、
競泳選手時代の体重、体脂肪よりも下がっていきました。

目的や目標が明確になるとモチベーションの質が高まり、勝手に結果につながる、ということを、
僕自身が強く感じた経験でした。

ワクワクするイメージ

人は楽な方に流されてしまう生き物だとお伝えしましたが、
なぜ楽な方に流されてしまうのかといえば、感情のパワーはとても強力だからです。

「夜中に甘いもの食べちゃダメ」と頭ではわかっていても、ついつい「食べたい」という感情には負けてしまう。

感情のエネルギーは強力で、なかなかコントロールすることはできません。
皆さん自身も感情はコントロール出来ないという経験はよくしているのではないでしょうか。

なので、感情はコントロールしようとするのではなく、うまく利用してあげた方が得策なんです。

ここで先ほどもお伝えした「目的を明確にすること」を実践して、ダイエットをするとどんなにいいことがあるのかをイメージしてみましょう。

先ほどの僕の実体験での話であれば、トレーニングをして、トライアスロンのレースで気持ちよく泳いで走っているイメージです。

トレーニングは決して楽しいことだけでなく、辛いことや苦しいこともありますが、
それ以上に目的や目標を達成した自分をイメージすると頑張ろうと思えるんですよね。

このように、目的や目標を達成したイメージをとことん鮮明にしていくことで、
この目標が達成されたらどんなに素晴らしいかというワクワクする気持ちを高めていくことが出来ます。

目の前の誘惑はもちろん魅力的だけど、理想の自分に向かっていくワクワクしたイメージの方が魅力的、と思えれば自分の中での行動の優先順位は変わっていきます。

イメージできないことは実現できない。とはよく言ったもので、
目的や目標を達成するイメージが鮮明にできればそのための行動を自然と取れるようになっていくのです!

いかがでしたでしょうか?

「習慣化」と「努力」は両極にあるもで、そういう意味では「努力を習慣化する」には矛盾があるのかもしれません。

ですが、僕自身は努力は「やらされるもの」ではなく「自らするもの」だという考え方が大切だと思っています。
切羽詰まってから、やっと努力をするのは「やらされている努力」です。

やらされている状態ではモチベーションの質が低いので、どうしても誘惑に負けてしまいます。

大切なのは「自分から進んで行う努力」です。
目的や目標に向かって、自ら進んで努力をしていくうちに、それが当たり前のレベルにしていくことです。

努力を当たり前のレベルに持っていく=「習慣化」していくためにも
「なぜそれをするのか」という目的や目標を明確にして、ワクワクするイメージを作っていきましょう!


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Writing by 森下

 

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