COLUMNコラム

【自分らしいダイエット】誰を目指すでもなく自分らしい自分になるためのメントレ

みなさまこんにちは。メンタルトレーナーの森下です。

今年もあっという間に半分が過ぎてしまいましたね。月日が経つのは早いものです。
(毎年同じことを言っているような気がします…笑)

そして今年も暑い夏がやって来ました。
我が家の今年の夏はというと、先日子どもが骨折をしてしまったため夏らしい遊びはできなそうですが…
ですが、気持ちだけは夏!ということで、暑い中汗を思い切り流しながら身体を動かして初夏を楽しんでおります。

夏本番に向けてダイエットに取り組む人が増えるかと思いますが、ダイエットといえば周りからよく見られるために…という動機が強い方が多いと思います。

ですが、僕の場合は周りからどう見られるかよりも、自分の変化やダイエットをしている行為自体を楽しめているなと感じています。
ある意味テレビゲームやスポーツをプレイしているのと同じ感覚です。

周りからどう見られているのかという評価だったり、優劣であったりを意識し過ぎてしまうと
ダイエットをしていても心身の負荷が大きくなってしまいます。

今回のコラムでは周りがどうかではなく、自分らしくあるための「考え方」についてご紹介していきます。

どうぞご覧ください。


ありのままの自分

皆さんもご存知かと思いますが「自己肯定感」という言葉があります。

自己肯定感を辞書で調べると「自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情」とあります。簡単にいうと「今の自分のことを好き、受け入れられる」ということです。

『アナと雪の女王』の主題歌にも「ありのままの〜♩」という歌詞が出てきましたね。
女王のエルサは氷の魔法で人を傷つけてしまうことが怖くて、誰とも会わずに心を通わせないようにしていたのですが女王、いいろあって国を離れて1人でやってくんだ、というシーンで歌う場面です。

解釈は人それぞれあるかと思いますが、「ありのままの〜♩」とは、「それでいいんだ、だってそれも自分だから」というような感じでしょうか。

ありのままの自分自身を受け入れることで、周りの人からどのように見られているかや、
周りの人がどうしているなどを気にしすぎることなく、今の自分の良いところや、できることに目が行くようになります。

さて、冒頭でも少しお話ししましたが、周りの目を気にしてダイエットをするという人が多いのではないでしょうか。
以前にも「ルッキズム(外見至上主義)」についてコラムを書かせていただきました。

【周りと比べて幸せ?】ルッキズム(外見至上主義)とダイエット①

こちらのコラムでは周りと比べてしまうのはなぜか、周りとの比較ではなく自分自身の成長や変化を大切にしましょうということをご紹介いたしましたので、ぜひご覧になってください。

確かに世界に自分1人しかいない(比べる人がいない)としたら、「私なんて…」と落ち込んだり、誰かより劣っているなんて思わないですよね。

周りと比べて、どっちが良い悪いを考えても何もいいことはありません。
もし比べるのであれば周りの誰かではなくて、過去の自分と比較していきましょう。

楽観的思考×成長思考

「ありのままの自分」というのは、現時点の自分を認めて受け入れることです。
自分を認めて受け入れられることはとても素晴らしいことですが、今回のコラムではその先について少し考えてみたいと思います。

ダメな自分も「ありのまま」だから何もしなくていいんだと言うのはただの楽観的思考です。
言い方を変えると、「その場しのぎ」「目を背ける」ことになってしまいかねません。

成長の観点からしてみたら楽観的思考だけでは、そのままで何も変わらないし、同じことを繰り返してしまうだけで成長はしません。

楽観的思考も素晴らしいことだとは思いますが、見方を変えれば「その場しのぎ」「目を背ける」ということにもなりかねません。

大切なのは、今を受け入れたその先に、どうなりたいのかという、理想の自分の姿をイメージすることです。

今を受け入れた上で、理想の自分や目標に向かって成長、努力をしていこうとするマインドセットを成長思考と呼びます。

「今のままでいい」とする楽観的思考と、「今を受け入れた上で進化しよう」とする成長思考。
この2つの思考は全く違うことはお気づきでしょうか。

「ありのまま」がいいという言葉だけが一人歩きしてしまっては傷の舐め合いになってしまうかもしれません。

「自分で立てた目標」と「チャレンジ」と

目標を立ててチャレンジをしていく上でも、人と比べないことはとても大事です。
普段僕がサポートしているチームや選手には将来の目標や毎回の練習での目標やチャレンジを決めて取り組んでもらっています。

例えば、「今日の練習では声をしっかり出す(ポジティブなコミュニケーション)」というような目標や課題を設定している選手がいたとしましょう。ですが、その選手はなぜ声をしっかり出した方がいいのか、”理由”を理解できていない状態だったとします。

”なぜ声を出した方がいいのか”を理解できていないわけですから、その選手の中で声を出す優先順位はもちろん低く、目標は立てたものの達成できずに終わってしまうわけです。

そのような状態で、なぜ?その選手は声出しをするという目標を立てたのかといえば、「コーチや監督に言われたから」だったり、「声を出すといいとみんなが言っているから」というケースがほとんど。

自分で目標を立てたわけですが、それを紐解いてみるとそれは自分で考えて決めた目標ではなく、周りの影響や周りに流されて立てた目標、いわば自分の目標ではない目標なのです。

ダイエットに当てはまるのであれば「痩せたい」という目標はあるものの「なぜ痩せたいのか」の部分が不明確な状態を指します。

不明確なのになぜ痩せたいのかというと、「周りがみんな痩せているから」とか「痩せた方がモテるとメディアに書いてあったから」というようなことが考えられます。

自分自身の内側から「その目標を達成したい」と主体的で、「早くやってみたい」と前向きな目標になっていないと、目標の難易度が高過ぎてしまってモチベーションが上がらずに三日坊主になってしまったり、無理をし過ぎて心身が不健康な状態になってしまったりする可能性があります。

それはチャレンジにも同じことが言えます。
周りの影響や周りに流されてチャレンジレベルを決めると、チャレンジのハードルが高すぎたり、逆に出来ることしかやろうとしなかったりしてしまう。

目標を設定したり、チャレンジレベルを決める上で大切なのは自分自身がどう思うか、どう感じるかです。周りは正直関係ありません。

自分がやってみたい、こうなりたいと思うのであればそこに向かって目標を立てればいいし、自分がチャレンジできてると思えてればそれでいいんです。

結局、自分が「やってみたい」とか、「これならできそう!」と思えなければ行動に移らないし、継続はできませんからね。

自分らしい自分であるためには、まずは現時点の自分を受け入れることが大切です。
その上でなりたい自分を明確にして、自分のチャレンジ、努力を大切にしていくことです!

 


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Writing by 森下

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