COLUMNコラム

【さらば五月病】五月病にならないために必要な心構えとは

みなさまこんにちは。
メンタルトレーナーの森下です。

今年の連休はいかがでしたでしょうか。
去年のGWは緊急事態宣言下だったこともあり寂しい連休ではありましたが、
今年は活気が戻ってきている様子が伺えて少しホッとしました。

ただ最低限の対策はみなさんしっかり意識していらっしゃるようで(無意識になってるかもだけど)
これぞまさにウィズコロナだなと感じています。

さて、そんなGW明けに起こることといえば「五月病」です。
五月病は「GWに憂鬱になったり、なんとなく体調が悪くなったり、
会社や学校に行きたくないなどの軽いうつ的な気分に見舞われる症状」のことを言います。

会社によっては5月まで研修をやってその後に心の不調が出てくる「六月病」もあるらしいです。
もはやなんでもありですよね。笑

今回のコラムでは五月病はなぜ起こるのか、その原因と対策について紹介していきたいと思います。
ぜひご覧ください!


五月病はなぜ起こる?

五月病(もとい六月病)が起こる理由として「環境の変化」が大きな要因として考えられています。
4月は入学や進級、入社や転職、異動などさまざまな環境の変化がある季節です。

物理的な場所の変化もあれば、それに伴う人間関係の変化もあり、気づかないうちにストレスを感じていたりするものです。

最初は気を張ってるからなんとか凌げてはいたものの、研修期間が終わって実働が始まったり、
連休を挟んで一回気持ちが緩んだタイミングで、ストレスを強くて感じで心身の健康のバランスが崩れてしまったり。

環境の変化とそれともう一つ。「目標の変化」というのも考えられる原因です。
年始や年度始めといった区切りで目標を立てたりしている人は多いと思いますが、

例えば、前年度の目標を達成して「よっしゃー!やり切った!!」となった場合に、
その次の日から始まる新年度で「よし!また!」となればいいのですが、
達成した余韻に浸って「ちょっと一息つこう〜」という感じで燃え尽きてしまう恐れが出てきます。

目先の目標だけに囚われてしまうとそれを達成した時や、
あるいは達成出来なかった時に次に繋がらないということか起きたりします。
それでは目標を立てたのにもったいないですよね。

目標がない中で厳しいこと辛いことを耐えるのはなかなか難しいものです。
そうすると好きで始めたことだとしても楽しくなくなってきたり、
そのストレス耐えられなくなって心身の健康を崩してしまったりしてしまいます。

五月病になりやすい人

当たり前ではありますが、全員が全員五月病になってしまうわけではありません。
同じ環境、同じ条件でもなりやすい人とそうでない人がいます。

五月病になりやすい人は、
・完璧主義(目標や理想が高すぎる)
・思い込みが強い(視野が狭い)
・固定思考(周りの評価や優劣を気にする)

といった特徴が考えられます。

みなさんはいかがでしょうか?

完璧主義な人は、自分の予想通りにいかない展開になるとストレスを感じやすくなり、
セルフコントロールをしにくくなります。

特に環境が大きく変わった時なんかは自分が思った通りうまくいかないことが多いので気づかないうちにストレスが溜まってしまうんです。

僕も「時間」に対してはちょっとその気がありまして…
ちょっとでもスケジュール通りにことが進まなかったりすると落ち着かなかったりイライラしがちになります。
(なので意識的に余裕のあるスケジュールを立てて行動するようにはしています)

完璧主義の人は自分に対しても相手に対しても
「〇〇すべき」「〇〇であるべき」と思い込みも強く持っています。

その思い込みから外れたことが起こると、「うまくできない自分」に対しても「周りの人」に対しても許せない場面が多くなり、ストレスを感じやすくイライラしやすいんです。

今まで大きな壁にぶつかったことや大きな挫折を感じてこなかった人は、
社会に出たり、新たなチャレンジをすることでうまくいかないことを始めて経験します。

その時に落ち込んシュンとしてしまうのか、なにクソ根性で乗り越えられるのかは、
自分の中で何に価値を置いているかのマインドセットによって変わってくるわけです。

結果や評価、優劣を重要視している固定思考の人というのは往々にして「結果を出せないのはダメなやつ」だという思い込みを持っています。
だから必要以上に不安になるしプレッシャーを抱えるし、誰かの顔色を常に伺ってしまう。
自分がやりたいことというよりかは、それをすることによってどう思われるかが重要なんです。

そんな生活をしていたら遅かれ早かれ苦しくなってしまうのは当然で、
無理をしすぎると心身の健康に影響が出てきてしまいます。

五月病にならないために意識すべきこと

五月病にならないために大切なのは、ストレスがかかってるんだなということに気づくことと、
ストレスを発散する方法を持っておくこと。
そして、なによりストレスを前向きに捉えられるマインドセットになることが大切です。

まず環境の変化が起きるとそれに伴い生活のリズムが崩れやすくなるので、そこを整え自分のペースを作ることです。

そのために意識すべきは、しっかりとオンとオフのメリハリをつける意識を持つこと。
1週間の中でも1日の中でもいいので、集中する時間とリラックスする時間を意識的に作ります。

ゆっくりお風呂に入ってリセットするでもいいし、寝る前にストレッチをするでもいいし、
ゴロゴロしてテレビを見たりマンガを読むでもなんでもいいです。

僕は寝る前にYouTubeをつけながら、筋トレをしたりストレッチをしたりするのが毎日のルーティンで
リラックスできる楽しみな時間でもあります。

そうしたメリハリをつけることによって、心を休ませてリフレッシュすることができます。

趣味がある人は趣味に没頭する時間を意識的に作りましょう。
人は好きなことに取り組んでいる時には、基本ポジティブ感情が高まります。

例えば、週末に楽しみが待っていると思えれば、多少の嫌なことも我慢できたりするじゃないですか。
ストレスから気晴らし、気逸らしができるものを作っておくことは心身の健康を保つ上ではとても大切なことです。

「楽しみなことがあまりない…」という方は、これを機に新しい趣味を見つけていくというのも大アリかもしれません。
個人的には体を動かす趣味を見つけると心身ともに健康になれるのでオススメです。

うまくストレスと付き合えるようになってくると、ストレスに対してのネガティブなイメージが少なくなってきて、
「この環境でも自分は意外とやっていけるな」という気持ちがだんだんと大きくなってきます。

周りのことは気にせず、自分がどうしていくか、どうすればよりよくなっていけるのかという部分に意識が向いていくと、
良い意味で必要以上に頑張りすぎず、自分のペースでものごとに取り組んでいけるようになります。

周りからどう見られているか、短期的な目標のためだけに頑張ろうとしすぎると、
自分のペースではなくなり心が苦しくなって息切れを起こしてしまいがちです。

そうならないためにも短期的な目標の他に、長期的な自分の成長目標を持っておく
うまくいかなくて落ち込んだ時にも「頑張ろう」と思える気持ちが湧いてくるかもしれません。

いかがでしたでしょうか?

少しでも心が疲れているなと思ったら無理をせずにゆっくりする時間を作り、
気分転換をすることも大切です。
その方がモチベーションも集中も高まり、結果的に生産性も上がっていきます。

大切なのは自分のペース(リズム)と自分のやり方(プランや長期的な目標)を持つことです!

真面目な人ほど五月病になりやすいとも言えるので、良い意味で「いい加減」な方が良いのかもしれませんね。
「いい加減が良い加減」とはよく言ったものです。笑


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Writing by 森下

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