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心のコロナ対策・自立と自律を育む③コロナストレスケア・未然予防の意識

皆様、こんばんは
メンタルヘルスケア&マネジメントサロン代表・公認心理師の小高千枝です。

今までも何度か、メンタルヘルスやストレスケアは未然予防が大切ですということをお伝えさせて頂いておりますが、緊急事態宣言が再延長されたことで、今一度皆様の心の状態をみつめ、コロナストレスをかけすぎないように、日常を心豊かにお過ごし頂きたいと思っております。


新しい時代の中で自分として何を選択していくか

この1年は様々な情報が流れる中で、正解を模索しながら物事を選択し、進んでこられたと思います。
良い意味での慣れと、過信をし過ぎる慣れとのバランスが難しく、慎重な行動を心がけて頂きたいとは思っておりますが、大切なものの価値観も変わって来ています。

時代の流れがあり、順応するべきことと、しなくていいことと
この新しい時代の中で、今までとは違う動きや流れがでてきていることも確かだと肌で感じる今日この頃です。

憶測で話を進めない、責任感のある発言

私自身仕事上、時代の変化に対する心理的側面からの視点において取材依頼等がありますが
(何事においても)憶測ではお話はしないようにしています。

「安易にお答えすることはできません。現状を見据えて中での傾向として。。。
また、一般的といったようなお伝えの仕方しかできません」

と、ご回答をするようにしています。

「専門家が言った」

と断定的にマスコミは伝えたいといった思いがあることもわかります。
お仕事ですからね。皆さんのお立場も理解しております。

ただ、そんな簡単にお伝えするようなことではないということ。

去年は「コロナ離婚」について一時期、マスコミ関係他取材等を受けた記憶が新しいですが
正直、世の中で騒がれている程、当時は離婚関係の相談は少なく
いずれ離婚と思っていましても経済的、精神的なことを優先的に視野に入れ、冷静に見つめ直すようになられた方が多かったです。

私たち「心理」に携わる専門家もここぞとばかりに
このようなデリケートなニュースが流れますと発言や発信をされる方が多い傾向にあると感じますが

専門家だからこそ、慎重に情報を扱い、気を付けて発信をしていかなくてはいけません。
憶測で話をせず、言葉の重みを今一度みつめなおす必要があると感じています。

心も体も未然に予防していくこと(コロナヘルスケア)

以前ある番組でピアニストの清塚信也さんも仰っていらっしゃいました

・日本のメンタルケアは遅れている
・未然予防が必要である

ということを訴えてくださり、とてもありがたく思いました。

日本のメンタルヘルスケアの目的は「未然予防」です。以前にHPブログへ記事を書かせて頂きました。

カウンセリングの意味【一次予防(未然防止)】
https://odakachie.com/chie_blog/5096/

長年、臨床現場に携わっていましても、心の解決までに時間がかかる状態になってから
カウンセリングの門をたたかれる方が多いことも事実。

ただ、2020年の冬はコロナとインフルエンザに同時にかからないようにと、未然予防として予防接種を受ける意識が、皆さんの中で高まっていらしたと思います。それと同じことだと考えてみてくださいね。

・普段と様子が違う
・毎回同じパターンで悩みの渦に巻き込まれる
・何となく前から引きずっている問題がある。。。

など

心にもやがかかっている状態のまま、なんとなく生活をされている方は
早めにその理由・原因が何かをみつめ、思い悩む前に解決の糸口を見出す意識をもって頂けることをお勧め致します。

ご自身の価値観を大切に、自立と自律が求められる時代へ移り変わってきています。
何となくな悩みやモヤモヤは皆さんの明確な意志の邪魔をしている可能性もあります。
心にある何か黒いもの?グレーなもの?を早めに取り出し、手放していくようになさってみてください。

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