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対岸の火事と心の自動防御装置~不安の正当化(認知的不協和)と正常性バイアス

皆様。こんにちは
代表公認心理師の小高です

この週末、新型コロナウィルス感染拡大を防止するため
東京は外出自粛要請が出たことで街がとても静かです

経済的な問題、年度末を迎える時期ということもあり
自粛ムードになることへの抵抗感を抱かれている方は多いかと思います

それは誰もが同じことです

ただ、海外から戻られたクライエント様たちは口を揃えて
「日本の”平和”過ぎる感覚には少し腹立たしささえも覚える」ということをお伝え頂きます

ここ数日の間、東京都では40名以上感染者が出ており、急激に増加傾向にあります
先週末のイベントやお花見など。。。
過去を否定しても仕方ありませんが、繰り返さないように意識をしっかりと持つこと
油断をしてはいけないことを今一度、お伝えさせてください

小高のアメブロへ所属カウンセラー、メンタルトレーナーと記事を書いております

サロン

【新型コロナウィルスと向き合う心】
新型コロナウィルスと向き合う心①ー生理的欲求・安全欲求の重要性
https://ameblo.jp/ych202/entry-12583337387.html

■新型コロナウィルスと向き合う心②ー不安を受け止めプラスに切り替える
https://ameblo.jp/ych202/entry-12583771794.html

■新型コロナウィルスと向き合う心③ー同調圧力にのまれないために
https://ameblo.jp/ych202/entry-12584443732.html

■新型コロナウィルスと向き合う心④ー平和な国だからこそ「やるべき」こと
https://ameblo.jp/ych202/entry-12585038300.html

これからも継続して書き続けて参りますので、こちらも参考になさってください。

そして、本日は
世界的に問題になっているウィルス感染にもかかわらず
対岸の火事になってしまう心理状態

特に私たち日本人は、平和ボケになっている傾向が否めません

今日は少し厳しい言葉をお伝えすることになってしまうかもしれませんが
私もクライエント様、スタッフ、そして、私の大切な家族を守る意味を込めて
自戒の念を込めてお伝えさせて頂きます

オリンピック開催に対する議論がある中で、小池都知事も動くことができなかったのかなと
俯瞰しながら世の中を見ておりました
東京都が外出自粛要請を出す前までの週末は、お天気も良くさくらの開花への喜び
そして、弊社近くに開業した高輪ゲートウェイを見学に。。。街には人があふれていました

もちろん、マスクをされ、完全防備の方もいらっしゃいましたが
小春日和の開放的な週末
この騒動がうそのように朗らかな様子。。。
気にしているのは”花粉症レベル”の空気感が漂っていました

また、ある大型イベントへ参加されたと仰る企業の社長様よりLINEを頂いた際
「楽しかった」「面白かった」とコロナはいずこ?状態でお話をされていたことに対し
まず(失礼を承知で)「お打ち合わせをオンラインでお願いしたい」とお伝えしました
そして、「もう少しお立場を自覚された方が良いのでは?」とお話させて頂きました。関係性にもよりますが、伝える勇気も必要です

私がもし、危険とされる環境に致し方なくされされたとき
自ら対面でのお打ち合わせやセッションを辞退させて頂きます
会食も先方から言いにくいだろうなと思うことに対しては
こちらから「落ち着いてからにしましょう」とお伝えするようにしています

そのイベントへ参加された方は、お人柄的には悪い方ではございませんので
私が何を言わんとしているのかはご理解頂きましたが
立場云々ではなく、目先の楽しいことや面白いこと
そして、「自分は大丈夫」という心の自動防御装置が働き過ぎていることに
日本全体で気が付いて頂きたいと思います

以前にもお伝えしたことがあります
『認知的不協和』『正常性バイアス』

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▽認知的不協和(Wikipediaより)
認知的不協和(にんちてきふきょうわ、英: cognitive dissonance)とは、
人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、
またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。

アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された。
人はこれを解消するために、自身の態度や行動を変更すると考えられている。

有名な例として、イソップ物語のキツネとすっぱい葡萄の逸話が知られる。

▽正常性バイアス(Wikipediaより)
正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、英: Normalcy bias)とは、
認知バイアスの一種。
社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で、
自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。

自然災害や火事、事故、事件などといった自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、
それを正常な日常生活の延長上の出来事として捉えてしまい都合の悪い情報を無視したり、
「自分は大丈夫」「今回は大丈夫」「まだ大丈夫」などと過小評価するなどして、
逃げ遅れの原因となる。「正常化の偏見」「恒常性バイアス」とも言う。

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人間には人それぞれ度合は違えども、自然と心の平穏を保つ働き(心の自動防御装置)が備わっています。
そのため、当たり前のような日常生活を送ることができる環境が整っている中で
それなりの問題に直面したとしましても、対応できる力を持っているのです。

ところが、大災害や今回のようなウィルス感染など未経験の事態を目の当たりにしたとき
この働きが過剰反応し、処理できなくなることがあります。

予期しない事態から逃れられない、対峙しなくてはならない状態に陥ったとき
受容できない状態からも、元々備わっている先入観や偏見(バイアス)が働きます。
そして、正常の範囲だと自動的に認識するよう心が働きます。

日常の中の何気ない出来事に対し、毎回毎回、慎重かつ神経質に動いてしまいますと心が疲弊し、心身ともに持ちません。
ストレス回避をするために、心の平穏を保つために脳が働きかけていますが
防御作用としての「正常性バイアス」が度を超し過ぎると、
非常事態であるのにも関わらずその認識が妨げられます。

結果的に人命が危ぶまれる危機的状況にさらされる事態に陥るのです。

今回の新型コロナウィルス感染問題においては、目に見えない敵との戦いであり
症状も(ウィルスが変化しているのか)まちまちです。
そのため、自覚が芽生えにくい傾向にもありますが、だからこそ危険をともなっていること

ご自身の心の自動防御装置がどう働いているかについて
この週末、この与えられた時間を大切にしていただきみつめ直してみてください。

私は自宅で思いっきり集中して仕事をしたり、映画を見たり、
さくらにとの時間を楽しんだり。。。
そして、普段の睡眠不足を解消しようと。。。心豊かな時間を過ごす予定です。

なかなか持てない時間だと思い。
有効活用させて頂こうと思っています。

どうぞ、他人ごとではなく、自分ごととして捉え行動をするようにしてください。
皆様の心と体の健康を心から願っております。

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