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7月のはじまり「バランスのとれた生き方・心身を労わりながら経験を深める」

皆様、こんにちは
メンタルヘルスケア&マネジメントサロン代表・公認心理師の小高千枝です。

7月がスタートしましたね!
6月中に梅雨明けし、酷暑の日々が続いております。
皆様、熱中症には十分お気を付けてお過ごしください。

「危険な暑さ」という表現が毎日のようにニュースから流れていることも怖いですよね。
見えているようで見えない敵と戦っている。。。そんな感覚に陥ることがあります。

皆様はいかがでしょうか。過信し過ぎず、無理をなさらないようにしてください。

(日本橋の美しい緑。都心のオアシスですね。)

カウンセリングは基本的に室内で行いますが、先日、私は企業様訪問時に軽い熱中症になっていることに気付きました。
冷房の効いた心地よい室内。消毒、パーテーション、飲み物もご準備していただいており、整った環境の中でのカウンセリングです。

マスクはもちろん着用(必須!)です。身体的には負担を感じない、申し分ない環境ではありましたが
ノンストップで長時間のカウンセリングをしていますと、集中しているさなか、
身体の中から熱くなり、涼しいはずの室内で変な汗がでてきました。
頭痛がしはじめ、頭の中でもやがかかるような感覚にもなっていきました。

カウンセリング中は緊張感や高揚感、心身ともに「カウンセラー」という役割に徹していますので
一度スイッチが入りますと、どんな状況でありましてもカウンセリングへ全集中。不調を忘れてしまいます。

ただ、カウンセリングが終了し、人事の方とのお打ち合わせの際に、緊張感からの解放から
じわじわと頭痛がしはじめ「あ。。。これはいけないな。。。」と

マスクをしてのカウンセリングにはこの2年半で慣れましたが、暑さが加わると影響が出ることを改めて実感しました。

(都心の神社仏閣では最近、手水舎にアジサイが彩られています)

何事もそうですが、お身体の健康あっての生活や仕事の豊かさに繋がります。
お身体が健康ではないと、気持ちも落ち込みやすくなり、モチベーションもあがりません。
くれぐれもご無理をなさらないように、この夏を乗り越えていただきたいと思います。


振り返りの時間を設ける

2022年も半年が経過し、残り6か月となりました。
毎年季節ごとに、振り返りのタイミングを設けていましたが、中間の季節をあまり感じることができなくなり
気が付くと、「暑い」「寒い」といったような極端な季節を迎えています。

私は日本の四季に合わせ、心の変化やみつめ直し<振り返り>のタイミングとして意識をしていましたが
季節の変わり目があるようでないという事実に振り回され、しっかりと切り替えの時間を設けることができずにいることに気付きました。

今もスケジュール帳をみつめ<振り返り>の時間を調整していました。
心と身体、そして身の回りの整理をする時間をあえて設けることの大切さを、歳を重ねるごとに感じております。

振り返りの時間を皆様も設けてみてください。ご自身の価値観や生き方が具体的に見えてきます。

バランスをとる

何でも「バランスが大切」と言いますが、バランスの取り方は人それぞれですよね。
振り返りの時間を設けながら、どこでどのようにバランスをとるのかについても考えるようにしています。

バランスをとるとは何か。。。
私の場合、まずは視覚的にもわかりやすいところから入ります。

仕事の取り組み方、スタッフとのコミュニケーション、睡眠の質、食事のバランス
さくらとの時間、趣味の時間など。。。
現在困っていることは、ウォーキングなどの歩くことが好きで、その”歩く”タイミングが暑さ故に設けられていないこと。笑

先日も歩きたいという衝動にかられ、一駅分歩いてみました。
歩いている時はまだ不調に気付きませんでしたが、帰宅後に気が抜けると「汗をかいて気持ちがいい!」という感覚ではなく
「あ。。。これは、頭が痛い。これは、ダメだ。」と動けなくなってしまいました。
調子に乗ってはいけないですね。健康管理も仕事のうちです。この夏は”歩きたい病”をどうにかしなければと対策を練っています。

このようにわかりやすいところから調整をはかり、バランスをとることで、物理的な心の居場所感を得ることができます。
心のバランスをとりましょうと言いましても、一般的にはわからないものです。
まずは、わかりやすいところ、身近なところから定期的にバランスをとる意識をもっていただくと
必然的に、心のバランスもとれるようになっていくものです。

また、物理的バランスに意識を向けていると、全てがスムーズに調整できるわけではなく
物理的に難しいことから、気持ち的にやりたくないことなど、具体的な取り組み方や取り組めない理由が見えてきます。

その時に出てくる感情と向き合うことで、心の状態を知ることとなり
何が大切なのか、何をやるべきかのか、自分がどうしたいのか。。。自分と対峙し
心と身体のバランスをとるきっかけにもなります

経験を深める

無駄な経験はないと常に私は思っておりますし、記事にもよく書かせて頂いております。

実際に無駄であったことでも「これは無駄なんだ」と知ることで
同じことを繰り返さないようになります。また、繰り返しても心の回復が早かったり。。。など

酷暑の中、ウォーキングがしたくて歩き回ることは結果的にNGでしたが
回避の仕方を改めて意識したように、無駄なことはひとつもなく、小さな経験であっても自分自身の糧になっているものです。

ここ最近、企業様からのご相談で以下のような問題を掲げられることが多いです。

▷「やりたいことしかやりたくない」(「やりたくないことはしない」)というスタッフが増えている
▷自己解決型で、報連相がなく「相談させてください」と言ってきたことがすでに本人の中では決定事項で話し合いにならない
▷「とりあえずやってみる」という意識が低く、安心できることや”意味があること”と自分で判断できることしかやろうとしない

ゼロ百思考の方はどの年代でも一定数はいるかと思いますが、こういった考え方が一般的にも増えてきているということは、企業様からのご相談だけではなく、私自身も身近で感じることが多いです。
”責任感のあるゼロ百思考の方”とは今までも多く接して参りましたが

「責任は負いたく無いけれど、やりたいことはやりたい。」「途中でやりたくないと思ったらやめたい。」

と言った傾向がある方が増えている中で、コミュニケーションの取り方などについても私たちは心理のプロの視点で模索しております。

また反対に、柔軟性のある10代の子たちと接する機会も増えてきており
情報が多すぎて、どれを選択したらよいのかがわからないし、選択して間違った時に後戻りすることも大変だから身動き取れない。。。

「動きたいけれど、動けない」という不安感を抱いているお子さまもたくさんいらっしゃいます。

「不安に思う」「評価を気にしてしまう」など。。。
ひとつの悩みとして捉えていることは、前進や成長を望んでのことだと思います。
成長を望むからこそ、悩みは増えるものです。

「(今年の夏はコロナ禍で行けなかった)海外のサマースクールに行って来ます!」
「ちょっと不安だけど、楽しんできます!」

不安や怖さもあるけれど、前向きな言葉をお伝えいただき、元気に飛び立って行ったお子さまたち
様々な経験をして帰国されることを、私たちは楽しみにお待ちしています。

悩んでいるけれど、それはより幸せで前向きな日々を送るための悩みであり
そういったクライエント様のお気持ちに寄り添い、抱かれている感覚を否定せずに受け止めながら
サポートに力を注いでまいりたいと思います。

自分なりの心と身体のバランスがとれる環境や立ち位置を整えながら、失敗することを恐れてもいいので「まずはやってみる。。。」
少し緩みをもたらしながら、7月を楽しんでください!!!(暑さ対策万全で!)

この夏、私もまた一歩踏み出そうと思っています。
2022年の夏は一度きりですからね。
そして、2022年残りの半年のお時間を楽しみましょう。

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