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心のコロナ対策・自立と自律を育む⑧「平凡が一番難しく幸せであるということ」

皆様、こんにちは
メンタルヘルスケア&マネジメントサロン代表・公認心理師の小高千枝です。

弊社では毎月、所属カウンセラー・メンタルトレーナーたちと勉強会やケースカンファレンスを開催し
心理学や現場の学び、カウンセリング力のブラッシュアップをする時間を設けております。
そして、そういった時間の中で、”余白”のタイミングを大切にしています。

2年前まで(地方メンバー以外は)出来る限り東京オフィスへ集まり、対面で勉強会を開催していましたが
コロナ禍においてはオンラインを中心として進めてきました。
オンライン上のコミュニケーションの取りにくさはあるものの、必要なことだけを話して終わりではなく”余白”時間を自然に設け
勉強や仕事以外のコミュニケーションをとるようにすることで、お互いの様子や抱えている環境の理解を深めることへ繋げようと思い取り組んで参りました。

今週の勉強会では、子どもがいるスタッフより「休校」「休園」の話題が合間にあがりました。
仕事仲間として、”仕事”の顔だけにフォーカスするのではなく、家庭生活・プライベートがあるからこその仕事であることを互いに受け止めながら、何をサポートしあえるか。。。

勉強会も仕事の一環ですが、そういった時間を設けることでカウンセリング力を高めるだけではなく
お互いを理解しあうきっかけになっていることは結果的に、業務の効率化や結果を生み出すことになっていると感じ、協力してくれているスタッフに感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、コロナ禍における現在の環境は正直喜ばしいものではないものの、平凡に生活できることのありがたさ
コロナ時代を経験したことで、不必要な苦労もいずれは糧となり「経験」が意味のあるものとして受け止められるようになる日がくるということを信じています。


どんなことがあっても味方でいてくれる関係

先日、小高SNSへ【「ただいま」「おかえり」の温かい関係】という記事をあげさせていただきました。
かれこれ10年近くお世話になった企業様が売却しなくてはいけなくなり、その社長様とお疲れ様&未来に向けた期待の会をさせていただいた時のことです。
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<以下、小高記事>

みんな鎧を着て戦っているし
ひとりで大丈夫って顔しなくちゃいけなかったり
でもどこかで弱さを見せられる相手って必要で…

人と人とのご縁や別れは必然

ずっと離れずにほどよい距離でお互いを信じ合っていられる関係の友人は
そう多くはありませんが私にはいます

とってもありがたい存在

先日も…
戦友ともいえる女性社長と

長いお付き合いの中で
私が大変なときに信頼してくださりずっと味方でいてくださった方
私もどんなことがあっても力になりたいと思う方

信頼しあっているから相手の領域に無理に入り込もうともしないし
本当に必要なタイミングも見えてくる

わかっていてくれる存在
見守っていてくれる安心感は形には見えないものの
心に勇気や強さを与えてくれる

お互いにまた次のフェーズに入りましたね…

いつでも帰れる場所
「ただいま」「おかえり」の関係は
誰にでも必要

大切な存在です

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どんな時であっても信頼し合い、味方でいられる関係はそう多くはいらっしゃらないかと思いますが
私はそうであっていいと思っています。

自分のことを全て理解している人はそもそも「いない」に等しいですし、人は経験や成長とともに変わっていきます。
自己理解を深めることもなかなか難しくなっている時代の中で、心の距離感をとりながら、受け止めるあえる関係は。。。
本当に貴重だと思っています。

そして、こういったあたたかな関係の方々と平凡で平穏な時間を過ごせたとしたら、とても贅沢なことですよね。
予約の取れないお店、高級ホテルのラウンジで過ごすことももちろん幸せで贅沢なことですが
心から安心して満たされる、自分自身を大解放できる時間。そして、非日常ではなく日常的な空間での平凡な時間こそ、ありそうでない幸せな時間だと思うのです。

先日、豚汁をつくり母と飲みながら「ホッとする時間だね。平凡過ぎて嬉しいね。。。」と思わず言葉にしてしまいました。

身近な大切な人だからこその”心の距離”

「親しき仲にも礼儀あり」という言葉がありますが、私はこの言葉を無意識に心に留め、生活をしていると思います。
前述の”味方でいてくれる相手””平凡な時間を共有できる相手”はいそうでなかなかいないものです。

またつい、近い存在の人には甘えも出てしまい、ぞんざいに扱う傾向がある人もいますが、それは間違っていると感じます。
私はあまり自分の意見を押し付けることはありませんが、ここだけは言わせてください。

「近くて見守ってくれている人こそ、心から感謝の気持ちをもって大切にしてください」

私自身人間関係におきましては他者が抱く私の印象がひとり歩きし、過度な期待を抱かれ過ぎてしまい、多々悩む経験をしてきましたため、この”親しき仲にも礼儀あり”という言葉は
仕事をしている時以外、むしろプライベートの全く”枠”の無い状態の時こそ、意識していることかもしれません。

自分自身に対しても他者様に対してもです。

私は人との距離感を上手に取れる方だと思っています。だからこそ、今年の目標は「甘えさせ過ぎない」ことです。笑
私のことを良く知っている身近なスタッフたちは私の様々な側面を知っていますが、外見的な要因もあり

▽なんでも理解してくれる
▽全て受け入れてくれる
▽どんなことでも許してくれる

そう思われる傾向があります。
それは私自身の良さでもあり、問題でもあり、「甘えさせる」状態を作っていることも事実なため
しっかりとセルフコントロールをしながら、甘えてくる度合・バランスをとり、後々自分の首を絞めることのないようにしたいと思っています。

また、こういった自己分析や他者との心の距離感がはかれるようになったことはカウンセリングの技術を身につけるようになってからです。
カウンセラーとして開業する前、キャリアカウンセラーとして仕事をする少し前、かれこれ17年以上前の私は
体癖論でいう3種・8種・9種・10種大全開の人間でした。

簡単にご説明しますと

▶3種:天真爛漫、ネガティブなことが苦手、広く浅い付き合い
▶8種:自己犠牲・仲間意識
▶9種:職人気質
▶10種:母性・他者評価を気にする

かなり面倒くさいです。笑
※体癖論の分析は著書を参考にしていただけますと幸いです。⇒「心理カウンセラーが教える 本当の自分に目覚める体癖論」(主婦と生活社)

現在は、仕事モードでは8・9種+1種(論理的思考)・5種(合理的思考)
プライベートで3種を出しますが、10種はケースバイケースで使い分けるようになりました。
自己理解が深まり、自分自身を客観視する癖付けができるようになりましたため、生き方もラクになりました。

いわゆるセルフカウンセリングを常に無意識の中で行っている状態です。
他者が心地よい距離感や自分の在りたい関係性などを理解し実践していくことで、人間関係では思い悩むことが減りましたが
それでも、人間関係は相手ありきです。
同じように距離をとっていただけるわけではありませんので難しさを感じることもあります。

永遠のテーマですね。
ただ、悩み過ぎてしまいますと疲れますので俯瞰してどっぷりつからないようにしています。笑

去年6月に講座デビューをさせていただきました【生涯学習のユーキャン「心理カウンセリング講座」】
「カウンセリングは相手に寄り添うことを意識しがちですが、自分自身のケア、自分を知ることも大切。」
と、開発当時に御担当者様へお伝えし「セルフカウンセリングノート」をサブテキストとしてつくっていただきましたので
受講生の皆様には存分にセルフケアを楽しんでいただきたいと思っております。

心理カウンセリングを学ぼうとされる方は基本的に優しく、受身タイプの方が多い傾向にあります。
体癖論でいう8種の自己犠牲的な精神を持たれていらっしゃる方が多いかと思いますが、経験者として言わせてください。

「自分自身が万全な状態ではないと、相手へ寄り添うことはできません。
そして、寄り添う相手の伴走者であるためには、相手のペースにのみ込まれてはいけません。」

あくまでも心のポジショニングをしっかりととった伴走者ですからね。。。


(セルフカウンセリングのひとつとしてご自身のメンタル状態をチェックできます)

心理カウンセリングの基礎を学ぶことができますので、ご自身のケア、身近な大切な方への寄り添いを大切にする術のひとつとして
どうぞ、心理カウンセリング講座をご活用ください。

私は仕事では心のポジショニングをとり、クライエント様と向き合う姿勢を維持していますので、クライエント様にもそれが伝わり
感情転移が発生しましてもバランスが崩れることはありませんが
プライベートではかなりの勢いで心の領域へ入られてしまうことが、性別問わずにあります。
数年前からの私の課題。そして、私自身の精神衛生を保つためにも、”心の距離感”の意味を大切にしていきたいと考えています。

公言させていただいた、今年の私の在り方です!!!
言葉は言霊。自分自身に落とし込み、有言実行をして参ります。
同じような悩みを抱えていらっしゃる方はお気軽にご相談くださいね。

1月ももうすぐ終わりです。
1月はどうしても慌ただしく過ぎていく傾向があります。(私だけでしょうか?)

2022年2月1日の春節(旧正月)と新月にあわせて、改めて心機一転。
皆様の2022年の在り方をみつめ直してみられてもよろしいかもしれないですね。

オミクロン株感染拡大の中でも、できる範囲で
平凡だけど大切な方との生活を楽しまれることを忘れずに。。。お過ごしください。

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