皆様、こんにちは。
公認心理師の小高千枝です。
街のイルミネーションが灯りはじめ、空気がきりりと澄み、冬の気配が濃くなる12月がやってきました。
2025年、最後の1か月。
せわしない環境ですが、大好きな季節です。
毎年この季節になると、「一年の締めくくり」という空気に背中を押されるような感覚と、計画と現実の間で走り抜けなければならないあの“師走らしさ”が心に現れてきます。
できることなら、今年こそは落ち着いて、穏やかに過ごしたい。
そう思ってスケジュール帳を開くと。。。
そこには例年以上に詰まった予定が並び、ページ越しに感じる無言の圧力？笑。「走る覚悟」を求められているようにも感じます。
忙しさの中に身を置くと、「今年の振り返り」や「心の棚卸し」はつい後回しになりがちですが、一年の歩みの重なりを受け取るためにも、この12月を丁寧に過ごしたいと感じています。
1．新しい挑戦と出会いが増えた2025年
この一年は、私にとって大きな変化や挑戦の連続でした。
法人様からの研修・顧問契約・メンタルサポートのご依頼が例年とは違った内容で増え、個人の心のケアと並行し、組織における「心の機能」に向き合う仕事が増えました。
また、タレントの若槻千夏さんとの新番組では、初期段階から企画・構成に携わらせていただき、まさに“生みの苦しみ”と向き合う時間でした。
しかしその苦しみの奥には、妥協せず創りあげる面白さや、たどり着いた瞬間の深い達成感がありました。
「ナカイの窓」からお世話になっている制作会社様とのチームであり、長いご縁を大切にしながら、新しいものを生み出す制作チームの真剣さ、表現者としてのプロ意識、想いを届ける責任など。。。
そのすべてが、自分自身の軸を再確認する学びとなりました。
今年、新しくいただいたご縁や経験が、これからの人生の糧となっていくことを心から感じています。
2．「原点回帰」と「今の私だからできること」
このテーマは、私にとって今年の象徴でした。
文章を書くこと。言葉に心を宿すこと。
それは私が心理の世界に踏み出したときから変わらず大切にしてきたことです。
今年からnoteでの連載を再開し、改めて“言葉を届ける仕事”と真摯に向き合う時間を設けております。
昔から育んできた私の本質と、今まで積み上げた学び・経験・視点・成熟が融合し、「今の私だから書ける言葉」が確かに生まれている実感があります。
書くことは過去の延長ではなく、更新のプロセス。
その学びを改めて受け取れたことは、この一年の大きな収穫でした。
3．心と体を労わる季節
12月は、寒暖差が大きく、体調が揺らぎやすい時期です。
今年は特にインフルエンザの流行が早い時期から報告されており、周りでも体調を崩される方が増えています。
どうぞ無理をされず、「休む」という選択も、前に進む一つの形だと受け取っていただきたいと思います。
忙しさの中でも立ち止まる瞬間を意図的につくり、呼吸を深くし、自分を大切に扱うこと。
それが一年の終わりを豊かにしてくれる時間だと、自戒の念を込めてお伝えさせていただきます。
4．50歳に向けて ー あと4か月
私事ではありますが、来年、私は50歳を迎えます。
節目の数字ですが、年齢を重ねることを「終わり」ではなく、むしろ「質の高いステージの入口」と捉えています。
あと4か月。
50歳までにやりたいこと。
50歳から始めたいこと。
その両方をひとつずつ丁寧に実行するための準備期間として、この12月も大切に過ごしたいと思っています。
焦らなくてもいい。止まりすぎなくてもいい。
大切なのは、自分を置き去りにしないこと。
5．最後に
2025年の終わりが近づきながら、
まだ終わっていないことにも、終わりかけていることにも、そのすべてに意味があるように感じる季節です。
皆さまも、忙しい日々の中で
“自分のペース”と“自分の心”を大切にしながら、
あたたかい12月をお過ごしください。
そして、良い形で、この一年を締めくくれますように。。。
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