皆様、こんにちは
メンタルヘルスケア&マネジメントサロン代表・公認心理師の小高千枝です。
昨日はハロウィンでしたね。
そして、衆議院選挙と普段よりも少し慌ただしい週末であったかと思いますが、皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか。
私は子どもの頃から投票へ行くことが好きで、両親に連れられてよく地元の小学校へ行っていたことを選挙のたびに思い出します。
(小高家はなぜか夕方に選挙に行く傾向があり、子どもの頃は夕陽を見ながら選挙に行く特別感?が楽しみだったようです。何か帰りに買ってもらうとかはありませんでしたが。。。)
今は都内でのひとり暮らしの中で、ご近所の施設に投票に足を運んでいますが、子どもの頃から選挙という環境を身近に感じている意味を今になってありがたく思います。
今回は、期日前投票に初めていきました。それもまた、45歳で初体験。とても新鮮な気持ちでした。
さて、本日から11月です。
10月もあっという間でしたが、11月もあっという間なのでしょうね。
先月のご挨拶記事では
「時間をかけてゆっくり心と体の整理整頓」
https://odakachie.com/chie_blog/11492/
12月に入ってから慌てて大掃除をするのではなく、心も体もお部屋も人間関係も(!?)この3か月をかけて整理整頓をして参りましょう。
と自戒の念を込めてお伝えさせていただきました。
11月も”第二弾”という内容になりますが、現在書籍を執筆している環境におきまして、更に内面にフォーカスをしながら
皆様にとって充実した1か月、2021年残り2か月を前向きにお過ごしいただきたく、メッセージ記事を書かせていただきました。
どうぞ、ご覧ください。
楽しみながら物理的な整理整頓
昨日の日曜日、我が家に大きなダンボールが2つ届きました。
「あ~やっときた~」と「わーーー来てしまったーーーー」と相反する気持ちが混同
冬物の洋服たちを春からクリーニングへ預けていましたが、本日戻ってきました。
「おかえりなさい!」という気持ちももちろんです。そして、クローゼットへしまわなくてはいけないという責務も
夏物の整理整頓。着なくなった洋服は年末年始に会う予定の姪たち用に整理し、それ以外はクリーニングへ
洋服以外にも、衣替えと大掃除も兼ねたクローゼットの総整理。
カレンダーと相談しながら、う~んいつやろう。。。と悩むのも嫌いではありません。
物理的な整理ができると、心と頭がすっきりします。やるべきことが見えてきます。
心が軽くなり、身体的にも不思議と重みを感じなくなるのは私だけでしょうか。
書籍執筆期間が年内は続き、在宅も多いため、合間を見て楽しみながら整理をしていこうと、ちょっとしたワクワク感も楽しむようにしています。
(小高はノートに書き出してまずはTODOリストで整理整頓をします)
物理的な整理整頓がもたらす心への変化。執着心からの解放
以前に摂食障害と強迫神経症を患っていたクライエント様に心と向き合いながら、お部屋の整理をすることをお願いしたことがあります。
(小高のカウンセリングでは物理的な整理整頓をしていただくことで、心の安定や向上に繋げていただくことが多いです)
賞味期限切れの食品類の処分、洋服や紙の書類の整理、そして女性に多い”紙袋をためる”傾向がその方にはありましたので
紙袋も必要なものだけ残すようにし、物理的な整理をカウンセリングと並行しながら行っていただきました。
しばらくしてから、そのクライエント様のファッションやメイクに変化が見られました。
今まではフェミニンな可愛らしい服装を好まれていらした方でしたが、シンプルなデザインに落ち着いた色合いのお洋服
髪型もメイクも上品さがプラスされ、明るい表情でサロンの入口を入られたときに
「何かありましたか?」と思わず質問してしまいました。
お部屋を掃除し、クローゼットの2/3・ベッドの下も占領されていた紙袋を8割処分したこと、カップラーメンや賞味期限切れの食品の整理など、ご自身でも理解ができていなかった拘りや執着を手放したことで脱皮したような感覚となり、本来の自分の価値や好きなことが明確になったとのことでした
とても可愛らしいお顔立ちをされていましたので、フェミニンなお洋服はとてもお似合いだと思っていましたし、違和感を感じておりませんでしたが
お部屋を掃除されたときに、「シンプルなものが好き」ということに気が付かれたそうです。
確かに、シンプルなお洋服を着て来られたときのスッキリされたご様子から、クライエント様の本質的な魅力を感じることとなりました。
小高はカウンセリングの中で、お気持ちの整理のひとつとして物理的な整理(人、物、事)をご一緒にみつめさせていただくことは多いですが
改めて物理的整理が心にもたらす効果を実感した記憶は鮮明です。
不要な拘り、執着を手放すこと
まずは視覚的にもわかりやすい物理的なことからを皆さんにもオススメいたします。
(先日、2年ぶりに飛行機に乗り出張へ行って参りました。出張先でも心と頭の整理・浄化の時間となりました)
自分自身の本来の価値を測る尺度とは
今、本を書いています。
詳しい内容は現段階ではお伝えできないため、申し訳なく思いますが、開業当時から向き合っているメンタルヘルスの問題であり、どなたにも起こりうる身近な心の問題をテーマに執筆を進めています。
先日、担当編集者さんとお打ち合わせがあり、以下のコメントをしました。
「clubhouse」は今年のはじめに流行りましたが、今となってはどこに行ったのやらですよね。。。
流行り物はあまり好きではない私ではありますが、世の中で流行っていることへの否定感は抱いていませんし、やられる方を否定的にも見てはおりません。
ただ、私自身「表に出ている以上は経験としてやらないといけない」という意識で少しだけかじり、様子を伺っていましたが、これ以上情報発信の場が増えることへの抵抗感を感じているのは事実です。
コロナ禍で仕方のない状況ではあるものの、リアルなアナログな人としての温かみを忘れかけている人がいる現状も否めません。
もちろん、ネット社会とはうまく付き合っていかなくてはいけないと感じております。私も多々お世話になっております。ただ、皆さんの本来の魅力や価値をどこかそぎ落とすきっかけにもなっていることも感じるのです。
自分の人生の“成功””価値”を他者と比べたり、「いいね」やフォロワー数というレベル、そしてラベルを貼ることで自他ともに価値を測る傾向が日常化しています。
その根底には他者評価によって得られた“成功””価値”へ執着し、自分自身の本来の価値とは(完全ではないものの)かけ離れていることも言えるため、そういった成功や価値を測る尺度へ意識を向ける必要があるのではないでしょうか。。。
こちらは、書籍のテーマにそった小高の考えの一部であり、押し付けるつもりも全くございません。
皆さんの生活スタイルや環境によって、デジタルな世の中をうまく生き抜いていただきたいと思っておりますが
価値を他者の評価に任せてしまったり、自分事として捉えていない傾向がある方が増えていることが気になる中で
この年末の大掃除のタイミングで、心と頭、そして体の整理整頓をされながら
「自分としての価値」をご自身で責任をもって受け止めていただけましたらと思っております。
2022年のスタートを気持ちよく迎えることができますよう。。。
この2か月を充実したお時間にしてください!
(オンラインと対面の各々の良さとバランスをみて業務にもあたっております)