こんにちは!所属精神科医のT.Sです。
このコラムでは、
僕が精神科医として患者さんと接する中で手に入れ、磨き上げてきた様々な武器
つまりは「幸せになるコツ」
を紹介していきます!
僕自身、楽しく勉強しながら更新しております。是非読んでみてくださいね!
突然私事ですが、実はこの2月に、当社ホームページ掲載用のプロフィール写真を撮っていただく予定です。
そんな大事な撮影を控えているのに、僕はというと…
恥ずかしながら、肥満街道を爆進中であります。
僕が人生で最もデブ盛りであったのが、大学受験浪人中の19歳。
予備校に行っていると嘘をついて実は自宅でネトゲ三昧、呼吸するようにポテチを食べていた、ある意味全盛期…
その時の自分の顔と言ったら、今でもたまに夢に出るくらい酷い顔で。
聞いた話によると、僕の友達は僕の当時の写真を「魔除け」としてスマホに保存しているようです。失礼な話ですよね。
でも、確実にその時の顔に戻りつつある…歩いてるだけで職質されたくない…
カメラマンさんには「レタッチという魔法がありますので、ダイエットはご無理なさらずに!」と言っていただいたのですが…
果たしてテクノロジーが勝つか、僕のデブポテンシャルが勝つか。見ものですね。(痩せろ)
当社のメンタルトレーナー森下がダイエットコラムを書いておりますので、擦り切れるほど読み倒してから撮影に臨もうと思います。
(森下の記事は↑から飛べます!)
さて、前置きが長くなりましたが、本日のテーマはズバリ…「マッチングアプリ」についてです!
※「アプリ」と表記していますが、アプリでなくとも同様の「サービス」全体を含みます。
マッチングアプリの現状
コロナによる出会いの場の減少も追い風となり、今世界中で急速に市場が拡大しているマッチングアプリ。
もはや一つの産業と言えるほどの経済効果を生んでおり、日本における市場規模は2020年には600億円を突破し、来年2023年には1000億円をも超えると予測されているようです。そんなにお金があったらどれだけ焼き肉が食べられるか…
今の世の中で「マッチングアプリなんて聞いたことがない!」という人、果たしてどのくらいいるんでしょうか。
この言葉を聞かずに生活するのって、「鬼滅の刃」に一切触れずに生活するのと同じレベルで難しいのでは?と個人的には思っています。
それくらい、日本のみならず世界中で “ごくありふれたもの” になりつつあるのです。いや、もうなっていると言ってもいいでしょう。
実際、僕の周りの医師や看護師など医療スタッフも、かなりの人数が利用していますし、それがきっかけで結婚に至ったカップルもたくさんいます。
そして僕自身も、マッチングアプリで知り合った女性と交際に至った経験があります。
もはやマッチングアプリは「ごく普通の」出会いの形なのです。恥ずかしいものでもなんでもありません。
「パンが好きだなんて恥ずかしい…」なんて言ってる人いませんよね。今の時代、みんなパン食べてますもん。それと同じこと。
時代が変わった、そういうことです。
ただし、マッチングアプリからトラブルに巻き込まれてしまった人たちもいますので、扱い方には注意が必要ですが…
これはどんな出会いにも言えることですよね。
恋愛関係がメンタルヘルスに与える影響
幼少期の記憶ですが、よく母親は僕に「男は女を求め、女は男を求める」と言っていました。
どんな文脈で言われたのかまったく覚えていないし、子どもに言うセリフじゃねぇ!と今になってツッコミを入れたくもなりますが、これはやっぱり真理だと思います。
もちろん男性同士、女性同士、はたまたそれ以外…と、「恋」や「愛」には様々な形があります。
ここでは、それもひっくるめて「恋愛」と呼ぶこととします。そのうえで、僕が言いたいのは…
人間は、恋愛がしたい!
ってことなんです。
だって、楽しいじゃないですか、恋って。
恋してるときって、相手のことはもちろんですけど、恋してる自分にも心が高鳴ったりするじゃないですか。
なんだか全てが前向きに考えられたり、理由もなく幸せな気分になったり。
相手のためを思ううち、「自分にこんな一面があったんだ」と発見できたりもする。
そして、自分が好きな人が、自分を好きになってくれたら…自分を肯定して受け入れてくれる人がそばにいてくれたら…
わけもなく自信が溢れてくる。幸せすぎて、パワ───!!とかヤ───ッ!!とか叫びたくなる。
こんな奇跡、他にありますか!?(大声)
人は恋愛で幸せになれるし、なりたい生き物なんです!(叫び)
もちろん人が幸せになる方法は恋愛だけではありませんし、恋愛ができないと幸せになれないと言うつもりもありません。
でも、恋愛が(うまく行けば)多くの人のメンタルヘルスに良い影響を与えてくれるのは、確かなことと言えます。
本当かって?ええ、簡単に証明できます。
逆に奇跡に見放され、恋愛で地獄に叩き落された人たちが、僕の外来にいっぱい来てますから。
それくらい、恋愛はパワーを持ってるってことなんですよ。
味方につけたら最強、敵に回したら最悪。
恋愛って、範馬勇次郎みたいな存在なんですよね、きっと。
マッチングアプリ使用における重要な心得
ここからが!いよいよ本題中の本題です!
耳をかっぽじってよく聞いてください。
“マッチングアプリ 心得” とか “マッチングアプリ コツ” で調べればすぐ分かりますが、いろんな人がいろんなサイトでテクニックを紹介しています。
「こういう人にはこのアプリがおすすめ!」とか、「男性(女性)の心理を理解しろ!」とか、「毎日ログインすることが大事!」とか。
出会う上では、そういったテクニックももちろん大事ですよ。大事なんですが、もっと大事なことがあります。
マッチングアプリを使うにあたってひとつだけ、何より先に、そして絶対に覚えておいてほしいこと。
それは何かというと…
マッチングアプリは嘘で溢れている!
ってことです。なんてこった!けどこれが真実なんです。
年収、職業、学歴、身長体重、休日の過ごし方、婚姻歴、性別、顔写真…
その全てに、疑う余地があります。化かし合いの世界です。そして極端な話、存在すら嘘という可能性もあるわけです。
リアルで知り合った人に「あなたは本当に存在していますか…?」って聞きませんよね。もし聞いてしまったら、あなたのあだ名は “哲学者” に決まりです。
ところがマッチングアプリでは、その心配すらしないといけない。怖いですね…
さて、ここまで聞くと、マッチングアプリは欺瞞に満ちた邪悪なサービスで、使うメリットなど何もないように思えます。
でもこれだけ市場が拡大しているということは、それだけチャンスがあり、素敵な出会いを掴み取った人がたくさんいるということ。
そちら側の人間になるためには、なにが重要か。
それこそまさに、まず「マッチングアプリは嘘だらけ」という真実を理解することです。
それが出来た人だけが、マッチングアプリを使うにふさわしいと僕は思います。
でないと、マッチングアプリで成功しないどころか、傷ついたりハメられたりして終わってしまう可能性が高いです。
そしてマッチングアプリに嘘が溢れていることを十分に理解できたら、次は「出来る限り嘘のリスクを排除すること」から始めます。
本人確認が甘いアプリには “業者” が多かったりしますが、そんなところで真剣な出会いを求めても無駄な時間とお金を使うことになります。
最近は大体の人が、遊びに行くにもご飯に行くにも、事前にネットで口コミを見たりして情報を集め、なるべく失敗しないようにしますよね。
マッチングアプリでもまったく同じことです。成功するためには、成功しやすいフィールドで戦う必要があります。
真面目な恋愛を求め、真面目に活動している人が少しでも多そうなアプリを探しましょう。これに関しては色々な人が考察してますので、ここでは割愛。
ご自身で調べてみてください。
目には目を、歯には歯を、嘘には嘘を
自分のフィールド、つまり自分が良さそうだと思ったアプリを見つけられたら、いよいよ戦いの始まりです。
登録すればわかりますが、「人類みんなやってる?」というくらいに登録者は多いです。
顔写真を見てるだけで人酔いするし、知り合いを見つけてしまった、なんてよくある話。
そんな中から、あなたにとってピッタリの素敵な相手を探さないといけない。その相手に、自分を見つけてもらわないといけない。
ライバルと嘘つきでごっちゃになった世界で、自分の運命の相手を見つけ出す。そう、これはもはや戦いなのです。
その戦いを制するために重要な武器とは、一体何でしょうか?
それは、「嘘」です。
嘘を見抜く力ではありません。
あなたが、どれだけ上手に嘘を使えるかです。
どれだけ頑張っても、全ての嘘を見抜くのは現実的に不可能です。そこに労力を割いても仕方ありません。
忘れないでください。
あなたの目的は、嘘つきを見つけることではありません。素敵な人を見つけることです。
嘘つきを見抜く力は、高められるレベルに限界がありますので、ある程度までで構いません。
それよりも、「上手に嘘を使い、自分を良く見せること」にエネルギーを注いだほうが、成功率はあがります。
ただしここで断言しておきたいのが、僕はなんでもかんでもでっち上げて、相手を騙すような嘘をつくことを推奨しているわけではありません。
前の記事 でも書きましたが、正しい使い方をすれば、嘘は人を傷つけません。むしろ自分や他人を幸せにする武器になります。
僕がオススメしているのはそういった嘘であり、「思いやり」や「空気を読むこと」と似たニュアンスとも言えます。
そしてマッチングアプリにおける具体的な嘘の使い方ですが…
長くなってしまったので、次の記事でご紹介いたします!楽しみにしていてくださいね!
ひとまず僕は、目前に控えているプロフィール写真撮影で、レタッチして顔を小さくすることでまた嘘を重ねることになりそうです。
それでは、また次回のコラムでお会いしましょう!
※このシリーズは、以下のリンクからご覧になれます。
【精神科医が解説】マッチングアプリの心得1<”嘘”の重要性とは?>
【精神科医が解説】マッチングアプリの心得2<〇〇だ、と思われないことが最重要>
【精神科医が解説】マッチングアプリの心得3<まずは “あばた” を隠す>
【精神科医が解説】マッチングアプリの心得4<プロフィールの作り方>
【精神科医が解説】マッチングアプリの心得5<タイミングを間違えない!>
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