こんにちは。所属カウンセラーの船山です。
今回もまた「がんばり表」に関する記事を書かせていただきます。
今まで数回にわたって「がんばり表」の使い方や、コツについてお伝えしてきました。
<「がんばり表」シリーズ記事>
①「がんばり表」を取り入れて、楽しく子どもの課題を解決しましょう
②「がんばり表」における目標設定のコツ
③「がんばり表」における目標の数と具体的な決め方
④「がんばり表」子どもが興味を持てる工夫
順番にお読みいただくことで、「がんばり表」がどのようなツールなのか、より理解できるようになっておりますため、上記URLをご参考に、是非今までの記事もお読みいただけますと幸いです。
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今回は
「実施する際のポイント」「子どもへの有効的なフィードバック」
についてお伝えさせていただきます。
【実施する際のポイント】
ポイントは、「がんばり表」に取り組む際の『基準』を決めることです。
例えば、
①シールを貼るタイミング
②1回で貼れるシールの枚数
などが挙げられます。
『基準』がぶれてしまうと、お子様のやる気喪失に繋がったり、「結局ご褒美をくれなさそう」と信頼感が減ってしまったりして、効果が軽減してしまう可能性がございます。
そうならないためにも、あらかじめ時間や枚数については、話し合っておくといいです。
また、目標を達成するためには、目標行動が出やすいように、保護者が協力することも大切です。
現場でも、「子どもが頑張るもの」という前提のもと使用してしまうと、効果が薄れてしまうことがあります。
目標を立てて、あとは『お子様任せ』にしてしまうとうまくいかないことが多いです。
シールを貼るだけでは変わりません。
保護者が『具体的に』応援することが必要です。
例えば、『朝早く起きる』が目標行動の場合、
寝るための準備を始める時間や、準備を終える時間をあらかじめ決めておき、アラームなどを活用してお子様にヒントを示すなどすると、目標行動の生起頻度が上がりやすくなります。
お子様と一緒に決めた作戦名をささやく、なども有効的です。
お子様だけで取り組むものではなく、親子で一緒にがんばるものという認識がとても大切なことを痛感します。
【有効的なフィードバック方法】
お子様へのフィードバックには、即時的でポジティブなものが効果的です。
「がんばり表」にシールを貼るときのみならず、目標行動が達成できた際に
「すごい!今○○できたね。これで今日もシール貯められるね!ご褒美まであと○枚だよ。」
などど、具体的にポジティブな表現でたくさん褒めてあげましょう。
目標行動が見られたら、その場でしっかり褒めることが大切です。
チャンスを逃さないようにしましょう!
また、お子様がシールを貼るときにも、事務的に対応するのではなく、しっかり褒めます。
表にシールを貼る度に、目標を親子で確認することができ、目標のために頑張っているという感覚が得られます。
日頃から「がんばり表」に関わらず、お子様を褒める時間が増えるといいですね。
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次回は「ご褒美」について記事を更新する予定です。
ただ、ご褒美をこなしていくのではなく、お子様へどういった説明をした方が良いか、ご褒美の内容は変更してもいいのか、についてお伝えさせていただく予定です。
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