こんにちは。所属カウンセラーの船山です。
今回も育児に役立つ「がんばり表」に関する記事を書かせていただきます。
次回で最後の記事となります。
今まで数回にわたって「がんばり表」の使い方や、コツについてお伝えしてきました。
<「がんばり表」シリーズ記事>
【心理コラム】①「がんばり表」を取り入れて、楽しく子どもの課題を解決しましょう
【心理コラム】②「がんばり表」における目標設定のコツ
【心理コラム】③「がんばり表」における目標の数と具体的な決め方
【心理コラム】④「がんばり表」子どもが興味を持てる工夫
【心理コラム】⑤「がんばり表」の効果的な実施方法
【心理コラム】⑥「がんばり表」子どものやる気を高めるご褒美の工夫
順番にお読みいただくことで、「がんばり表」がどのようなツールなのか、より理解できるようになっておりますため、上記URLをご参考に、是非今までの記事もお読みいただけますと幸いです。
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今回は【うまくいかない時のアドバイス】
をお伝えさせていただきます。
ポイントは、
①子どものせいにしないことと、
②うまくいかなかった要因を分析することです。
「がんばり表」を使用しても、お子様の課題がなかなか改善されないこともあります。
そんなとき、お子様の集中力や理解力のなさのせいにしても、根本の課題解決には至りません。
「がんばり表」はそのような課題をどうカバーしていくか考え、トレーニングしていくためのツールだからです。
そういったときは、なぜ「がんばり表」の効果が出にくいか、要因を分析してみましょう!
例えば、
・目標設定は適切だったか(難しすぎる?簡単すぎる?子どもの興味がない?等)
・目標行動が起こりやすい環境を整えられていたか
・ご褒美は、子どものやる気を促せるような、子どもにとって魅力的なものだったか
・目標までのシールの数は適切か(ご褒美まで長すぎる?短すぎる?)
・フィードバックの内容やタイミングは適切だったか
(シールを貼る時間を過ぎている、忘れてしまい後でまとめて貼ってしまう、保護者は褒めているつもりだが子どもからしたら褒められていると感じていない)
などが考えられます。
過去の記事にそれぞれのポイントを載せてあるため、うまくいかないときは課題を分析し、どういったやり方が効果的か、参考にしてみてくださいね。
うまくいかないときに、やらない方がいい方法が2つだけあります。
①×をつける
②シールをはがす
どれもお子様の自尊心が傷つけられてしまい、「自分はできない子」というレッテルを貼ってしまう可能性があります。
「がんばり表」はお子様のがんばりを認めて褒めることで、課題を解決していくツールです。
その前提を忘れないで、お子様と向き合ってみてくださいね。
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次回はとうとう最後のシリーズ記事です。
「がんばり表」のまとめ記事を掲載する予定です。
今までたくさんの使い方を説明してきましたが、分かりにくい部分や「やってみたけどこういった結果になってしまった」ということがありましたら、お気軽にご相談ください。
周りの方に相談してみることも1つです。
お一人で抱え込まないように、お母様お父様のメンタルも大切にしてくださいね。
ご興味がある方は、弊社ホームページをご覧ください。
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