COLUMNコラム

【目標を立てる時のポイント】目的なき目標は立てる意味があるのか?

みなさまこんにちは。メンタルトレーナーの森下です。

今年も残すところあとわずかですね!
我が家は先日、息子(小学1年生)がサンタさんへ手紙を書いていましたので、
父サンタはプレゼントの手配をしているところです。

僕自身は小学校に上がる前には、サンタさんの現実に気づいていたので若干冷めておりましたが、
まだ、純粋に信じている子どもたちをみて、ほっこりとした気持ちになった12月です。

さて、この時期になると、区切りとして振り返ったり、目標を立てたりするのにちょうどいいタイミングですよね。
みなさんは今年の初め(去年末)に立てた目標は覚えていますか?

多くの人は目標を立てたことに満足してしまって忘れてしまっていて、そのままになっているのではないでしょうか?

今回のコラムでは、目標を立てて終わりにせずに、
目標を達成するための目標設定のポイントをご紹介いたします!


目標だけ立ててはいけない

立てたはいいけど、若干放置気味になってしまっているその目標。
せっかく時間をとって立てた目標なのに、そのままになってしまうのはどうしてなのでしょうか。

そもそも目標というのは、ゴール(目的)までの通過点です。

みなさん、カーナビや地図アプリなどで目的地検索はしたことあると思います。
目的地検索をする時に、まずすることは?と言われれば「目的地の設定」ですよね。

目的地を入力して、目的地から現在位置までの道のりを逆算してルートを導き出します。
「次の交差点を左方向です」というような案内があったりしますが、これが目標(通過点)になるわけです。

目標を立てたけど忘れてしまったりするのは、目的のない目標になっているパターンが考えられます。
目的なき目標は、目的地を設定していないカーナビや地図アプリと同じで、どこに向かっているのかよくわからない、ただの迷子になってしまう可能性が高いのです。

順序的に目標を立てる前に、ゴールを決めておかなければいけないということです。

スポーツであれば勝利の先に何を見るのか、受験とか就活であれば合格・内定した後にどんなことをしたいのか、ダイエットであれば痩せた後に何がしたいのか。

その目的・ゴールから逆算をして、どうすればそこに辿り着けるのかの中間ポイントが目標なのです。
「この目標を達成すればゴールに近づく・辿り着ける」と実感できることが目標設定には欠かせません。

そのためには普段から(できれば毎日)目的や目標を意識することが大切です。

「今日の練習はこのゴールのために頑張るんだ」
「今日の練習を達成できればゴールに近づくんだ」

そう思えればモチベーションの質も高まって行動に移っていきます。

僕がメンタルトレーニングのサポートをしている選手たちには、毎回の練習、試合の前に
「今日の目標」と「今週の目標」「今月の目標」「今シーズンの目標」を確認してもらいます。
※長期的な目標や人生の目標も毎日ではないけれど、定期的に確認しています

「毎日、目標を書いて確認するのがめんどくさい!」という人もいるかもしれません。
でも、これも習慣。慣れるとそれも苦ではなくなります。けど、慣れるまでが大変。

そんな人は1週間に一度ゴールから落とし込んで「今週の目標」を決めてみる。
そして目に見えるところに貼っておく。それだけでもやらないよりは全然モチベーションが変わってきますよ。

それもできないようであれば、その目標はちょっと達成するのは厳しいかも笑

目標にやらされてはいないか

目的を決めずに目標だけを立ててしまうのは、目標を立てることが目的になってしまってるからです。

「みんなが目標を立ててるから目標を一応立てよう」「誰かに(コーチや上司、先生に)見せる用の(パフォーマンス的な)目標を立てよう」というのは、目標設定のよくあるダメなパターンです。

目的(頑張るための理由)がなければ、行動にも移りませんし、忘れてしまってそのままになってしまいます。
目標はあくまでも手段なのです。目的なき手段はただの苦行でしかありません。

そもそも「目標設定」という名前がよくないのかもしれませんね。笑
「目的地設定」みたいにすればいいのに…(それじゃあカーナビになってしまうか。)

モチベーションにおいての権威である、デシ博士とライアン博士は、「モチベーションの質にはいくつか段階がある」と言っていて、
その中で「目標を達成するために頑張る」という目標は、モチベーションの質的にそこまで高くないことがわかっています。

例えば、「ある試合で良い結果を出したいから練習を頑張る」というモチベーションは質的にはあまり高くはないんです。
「合格したいから勉強頑張る」「痩せたいからダイエット頑張る」というモチベーションも同様です。

その状態は、いわば「目標にやらされてる状態」とも言えます。

目標にやらされている状態の人達は、誰かと比べて、周りの評価を比べて目標設定をしがちです。
なので、「自分はなんのためにそれをするのか」という目的がないまま進んでしまうのです。

目標が手段であり、通過点なのであれば、目標を達成したら当然ながら次の目標が出てきます。
ですが、目的のない目標設定においては、その通過点を通り過ぎたらもう次の目標がありませんので、バーンアウトしやすくなってしまいます。

大切なのは「なんのためにそれをやるのか」を常に自問自答して、目標のその先にあるものをイメージすることなのです。

その先にワクワクしているか

目標を立てた時点で「ワクワク」していなかったら、目標設定は失敗です。

逆に「早くやってみたい!」「どうなるか試してみたい」と鼻息フガフガするくらいになったら、
その目標は達成出来るといっても過言ではないでしょう。

現時点での自分の能力や環境は一才関係なしに、叶えたい夢やゴールをイメージしてみてください。
よくある「宝くじが当たったらどうしようか」のような話の延長線上で思い描いてみます。

「こうしたい!」「こうなりたい」というイメージを思い描くことで確かにワクワクしてきますが、
それだけだと、ただの妄想になってしまって行動に移らないこともあります。

ワクワク感を行動力に変えていくためには「これなら出来るぞ」「自分なら辿り着ける」という気持ちになれているかがポイントです。

ちなみに僕はワクワクするイメージをなるべく持続できるように、自分の夢や欲しいものの写真を部屋の壁に貼ったりしています。
どちらかというと楽な方へと流されてしまいがちなタイプですので、少しでも良いイメージを作ってモチベーションを高める工夫をしています。

サポートしている選手の中にはトイレの壁に自分の理想のイメージや目標を張ったり、別の選手はスマホの待ち受けにしたりしていました!

人それぞれのスタイルや価値観にもよるかと思いますが、デジタル化の時代において、日常生活の中で、意識的にノートや手帳を開いて目標を振り返ったりするのは、なかなか面倒くさくて時間を取れない方もいるかと思います。

なので、自然の目のつく「トイレの壁」や「スマホの待ち受け」に理想のイメージや目標を張ることはとても良いと思います。

お正月に箱根駅伝を見た後に走りたくなったり、格闘技を見た後にちょっとシャドーボクシングしてみちゃったりしませんか?(あれ?僕だけかな?)

そうなるのは、ワクワクを感じたりすることでモチベーションの質が高まったからです。
日常的にモチベーションを高めていくためにも、理想のイメージ(写真や絵)や目標を目につくところに張ってみてください。

ちなみに僕はパソコンの目の前に「マッチョな写真」に「75kg」と書いて張ってあります。笑

今回は”視覚的”な効果による、イメージ作りのお話をメインとさせていただきましたが、”聴覚、嗅覚、触覚、味覚”等の五感を活用した、自分なりの方法を見出してみると、やる気スイッチが入りますので、とても効果的ですよ。

ワクワクを行動力に変えていくために必要な「これなら出来るぞ」という気持ちは、ゴールから目標を逆算して、今やるべきこと(短期的な目標)を明確にする事で高まっていきます。

逆算をすることで、目の前の目標と目指すべきゴールが一直線で繋がっていることが理解でき、目の前の目標を達成するモチベーションと集中も高まります。

そして「自分なら出来るぞ(自己効力感という)」は、根拠のない自信とも言えることができます。
ただ、その根拠のない自信も、実は過去の自分の小さな成功体験の積み重ねや困難を乗り越えた経験で出来ているのです。

「今までこれだけやってきたから、きっと多少の困難があっても乗り越えられる!」というような感じです。

ゴールのその先のイメージを作り、そこから逆算をして、今何をすればそこに辿り着けるのかを明確にすること。
その小さな目標を達成し続けることで、ゴールへ辿り着くイメージも湧いてきてモチベーションも高まっていくのです!

いかがでしたでしょうか。

目標設定はモチベーションを高めるための心理的スキルです。
スキルですので、目標設定も何回も何回も繰り返していくことで磨かれていきますよ!

早く来年にならないかな、早くチャレンジしたいな、
そう思えるようなものに出会って、目指していけたら心も満たされますよね!

このポイントを押さえて目標設定をしていただき、
来年をより良い1年にしていきましょう!

今年1年もコラムをお読みいただきありがとうございました。
少しでも日々を過ごしていく中で、より良くなるためのヒントになっているようでしたら幸いです。

それでは良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします!


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Writing by 森下

 

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