こんにちは!所属精神科医のT.Sです。
このコラムでは、
私が精神科医として患者さんと接する中で手に入れ、磨き上げてきた様々な武器
つまりは「幸せになるコツ」
を紹介しています。
ふと気がつくと、2023年が始まってもう2ヶ月目に突入しましたね…
(このコラムを書いているのはまだ1月末なのですが)
今年もまたこれまでと同様、気づいたときにはもう年末を迎えているのかもしれません。
そんな焦りを感じた私は、前回こんなコラムを掲載しました。
要約すると、「今年は私も色々目標立てて頑張ります!進捗報告するので、みなさん見守ってください!!」という勝手な宣言でした。笑
しかし、心理コラムで皆さんに色々とアドバイスをしているにも関わらず、自分が何もできていないとなると大問題です。
まさに「医者の不養生」を体現しているようなものです。
そんなわけで、私がこの1ヶ月でどれだけ目標を達成できたのか、振り返ってみることにします。
もちろんただ振り返るわけではなく、私が気づいたことや気をつけたポイントなどもお伝えしていきます。
目標を決めるうえで重要なこと
習慣を身につけるにしろ、仕事をするにしろ、何に取り掛かるにも目標設定が重要になります。
前回のコラムで僕が掲げた目標は、以下のようなものでした。
◯資格試験に合格する
◯運動習慣を身につける
◯早起き出来るようになる
◯英会話をちゃんと勉強する
さて、私がこれらを紙に箇条書きし、「よし!今年はやるぞ!」と一念発起したとして、今年の年末にはどうなっているでしょうか?
私には容易に想像がつきます。
資格試験を先延ばしにし、運動習慣も身についておらず、まるでキューピーのようなちんまりボディー。
早起きもできず毎日奥さんに叩き起こされ、英語力はむしろ学生時代より衰える一方。
いつの間にか目標をリストアップした紙すらどこかに消え去り、「くそ、2024年こそは…」と打ちひしがれている…
そんな自分が、今ハッキリと見えました。
では、この目標のどこが問題なのでしょうか。
目標や計画を立てる上で、私が考える最も重要なポイントをお伝えしておきます。
それは、「自分がどんな人間か、隠さずしっかりと向き合うこと」です。
まず、自分がどんな人間かを把握する
目標や計画を立てるときに重要なのは、まず自分を知ることです。
世の中に、習慣化を目指す人たちのための啓発本、SNS、コラムなどなどたくさん溢れていますが、そこに書いてある方法が誰にとってもベストとは限りません。
しかし、この「自分を知る」というプロセスは、万人に共通してオススメできるものです。
自分はストイックなのか、自分に甘すぎるのか。
大きな目標を立てたほうが頑張れる性格なのか、コツコツ小さなことを積み上げていくのが好きなのか。
定期的にご褒美があったほうが頑張れるのか、無しでも走り続けられるのか。
これをしっかり把握できていないと、「目標を設定する、計画を立てる」という土台が不安定なものとなり、その後失敗しやすくなってしまいます。
ですので、たとえ直視したくないとしても、自分がどんな人間なのかを見極めるのは最重要事項なのです。
では、私の場合はどうなのかというと…
・漠然とした目標だと頑張れない
・目標の数が多すぎると頑張れない
・かと言って目標が1つしかなくてもやらなくなる
・監視の目が無いと頑張れない
・なにか定期的にご褒美が欲しい
・言い訳するのが得意
・記録すること自体は好き
・これまでに何度も、何らかの習慣化を目指しては挫折している
うーん、こう見るとすごい!なかなかにダメ人間だ!
目標設定とメンタルヘルスの関係(次回に続く)
このように私も実際、自分の駄目なところを丸裸にしたうえで、改めて目標設定をし、現在もそのリストをせっせと頑張って継続しているところです。
…が、その詳しい内容については、もう少し後でお話しようと思います。
次回の記事では、「目標設定とメンタルヘルスの関係性」について触れてみるつもりです。
次回コラムは2月15日(水)に公開予定ですので、もうしばらくお待ち下さいませ!
(結局自分の進捗報告が出来てないですが、、ちゃんと頑張ってますよ!笑)
※過去のコラムはこちら↓からご覧いただけます
●オンラインカウンセリング(カウンセリング、メンタルトレーニング)もどうぞ、ご利用ください。
詳細はこちらをご覧ください。
※小高の対面カウンセリング(カウンセリング、メンタルトレーニング・コーチング)、メールカウンセリングはご紹介制となっております。
オンラインカウンセリングにつきましては、通常のお申し込みで対応させて頂いております。