みなさまこんにちは。メンタルトレーナーの森下です。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。
僕はというと家庭の事情でバタバタとしており、あまりゆっくりはできないお正月でした。
(それでも箱根駅伝は欠かしません!)
さて…
前回のコラムに引き続き今回も「ダイエット」がテーマです。
好きでダイエットに取り組んでいる人は少なく、
できることなら楽にダイエットできたらと思っている方がほとんどではないでしょうか。
そのようなモチベーションの中でもダイエットを継続するためにはどうすれば良いのか、
その心構えをご紹介しています。
前回の記事では
「最初はやらされてたって構わないけど、やらされている中で結果を出していくことが大事だよ」
ということをお話しました。
「【外発的でも結果を出す】ダイエット成功のためのメンタルトレーニング -前編-」
今回は「ダイエットを達成する過程自体を楽しむためにはどうするか」についてご紹介致します。
楽しくないダイエットをいかに楽しむか!
それではどうぞご覧ください。
ちょっと楽しいを大切にする
外発的なモチベーションの時や、やってもやらなくてもどちらでもいい状況の時などは
ラクな方向へ流れてしまいがちになります。
痩せたいと思っているにもかかわらず、目の前に大好物があったらついつい手を伸ばしてしまったり、
夜中には食べない方がいいとはわかっているのに小腹が空いてしまい食べてしまうといったようなことが起こります。
このような形でガマンができずにラクな方へ流されてしまうと、
太ってしまうことになるので、そこにストップをかける必要があります。
そのためには前回の記事でも書いた通り、「やらざるを得ない環境」を作りましょうということでしたが、
やらざるを得ない環境作るということは「仕方なく」やるということと同義です。
出来ることならサボりたいと思っているということですね。
ですが、誰かから監視されてる、やらないと罰がある、逆に達成したらご褒美がある
というような外的な要因があると「やる理由」が出来るわけですね。
極端に言えばドクターから「痩せないと生死に関わりますよ」と脅されたら何がなんでも痩せようとするはずです。
やらざるを得ない環境下で仕方なくやらされていたとしても、結果が出ればそれなりに嬉しいものです。
ダイエットを継続していくためにはこの「ちょっと嬉しい」という大切にしていきたいのです。
そうすると「もう少し頑張ってみようかな」という気持ちが出てきます。
結果が出るとさらに楽しくなってきて、その気持ちで取り組むからまた結果が出る。という良い循環に入りだします。
この循環に入ると目標を達成出来る可能性はかなり高まってきます。
目標に近づいていくのが楽しいからです。楽しいことは自ら進んで取り組むことができます。
「やらされている状態」から「自ら進んでやっている状態」へとパワーアップしたということですね。
ただし目標を達成することが楽しいというモチベーションの状態では、
目標を達成するまでは「よし!やってやるぞ」という気持ちが強いのですが、
目標を達成した後に燃え尽きてしまうことがあります。ダイエットでいうところのリバウンドです。
目標を達成するというモチベーションは、やらされている状態からは脱しつつありますが
まだまだモチベーションの質的には高くない状態なのです。
結果だけを追っている、結果が出ることが楽しい嬉しいとなってしまうと
それを達成した時にやり尽くした感、喪失感を感じやすいのです。
例えば、ずっと欲しかったものを手に入れた時。
子どもの頃からずっとフェラーリに憧れていたとしましょう。
頑張って成功してフェラーリを買えたのならそれはすごい嬉しいことです。
でもその数ヶ月後、数年後にその時の嬉しさを持続できるかといったら果たしてどうでしょうか。
おそらく手に入れた時が喜びのピークでだんだんと下がってきてしまい、
いつしかフェラーリがあることが当たり前になってしまうかもしれません。
試合で勝った時やゲームをクリアした時の喜びや楽しさも同じで、
勝った時、クリアした時が楽しさや嬉しさのピークでその後は徐々減っていきます。
目標を達成したあとは燃え尽きたり飽きたりしてやめてしまう。
もしくは目標が達成できないとわかってしまうとモチベーションが一気に低下し、諦めてしまったりするのです。
「ダイエットを成功させるぞ!」だけをモチベーションにしていると、
目標を達成した後に継続することが難しくなってきてしまいます。
なので目標を達成することが見えてきた段階で、
違うものへとモチベーションを感じるようにすることが大切になってくるということです。
プロセスを楽しもう
基本的にはダイエットというのは人生をより良くなるための手段であり、
現状に満足している人は特にダイエットをしようとも思わないはずです。
ですがダイエットをすることで何かしらのいいことがあるからこそ、運動や食事制限を頑張れたりします。
ただし、先述したとおり目的を達成したあとには手段は必要なります。
ですが目的を達成するための手段自体を楽しめるようになってくると話は別です。
僕は早朝のランニングを日課としているのですがまさに手段を楽しんでいると言えます。
ランニングを始めたキッカケは仕事のためだったり、モテたいというような外発的な動機で手段として走っていたので、
決して走ること自体が楽しいわけではありませんでした。
それがいつの間にか誰に指示されるでもなく走っているし、
むしろ走らない日は調子が悪いなぁと感じるくらいになっています。
手段として走っていたものが、いつしか走ること自体に楽しさや意味を感じるようになってきたのです。
そう思えたのは走ってる時に結果が出てきたり、同じ趣味の仲間が出来たからに他なりません。
同じようにダイエットをするためだけにやっていた運動や食事管理や、
その他のことに対して楽しさや意味を感じられるようになると、
好きで取り組んでいるうちに勝手にダイエットになっているということになります。
これぞダイエットの究極の形です。
痩せようとはしてないけど勝手に健康的な身体になる習慣、リズムが身についている状態です。
なのでダイエットを始めるのであれば、
まずは何かダイエットに直結するような習い事を始めたり、コミュニティに参加するのがいいと思います。
ダイエットではなくそのプロセス自体に楽しさや居場所を感じられることが大切です。
スポーツ(軽い運動)でもいいですし、旅行がてら散策をするというような趣味でもいいと思います。
それをするだけで勝手に運動になっていたり、健康意識が高まるようなものを見つけていってください。
体を動かすことが苦手な人は、今の環境の枠からちょっと出てみることをオススメします。
普段やらないことやったり、行かない場所へ行ったり、会わない人に会って話してみるんです。
そうすると新しいものに出会うキッカケが増え、興味を持つものも自然と増えていきます。
そこから興味のあるものをスタートして取り組んでみるのもありだと思うのです。
ちなみに個人的には(メントレの観点からも)朝の軽い運動はオススメです。
ランニングがしんどければ散歩でもいいですし、ストレッチをするだけでもだいぶ違うと思います。
朝日を浴びて軽い運動をすると、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌されることがわかっています。
セロトニンが出るとモチベーションが高まるのでダイエットには一石二鳥ですね。
ダイエットメントレを取り組んでいるある方は、仕事が休みの日にプールに行くということを始めたそうです。
午前中にプールに行くので休みの日でも早く起きるようになり、
夜は心地よい疲れで自然と眠くなり休みの日のリズムが以前と比べてよくなったそうです。
運動を継続しているので体重も着実に減っていて、それ自体も楽しいと感じられているそうでした。
運動したしせっかくだからプロテイン飲んでおこうかなという意識も出てきています。
ということで、まずはやらされてていても良いのでその中で結果を出していくこと。
結果を出せることに楽しさを感じるようになってきたら、結果を出すためにやっていることに対して
「もっと効率的にやるには」「もっと知りたい」「もっとやってみたい」という興味を掘り下げてみてください!
そう考えているうちに目標に近づいていくプロセス自体を楽しめるようになっていきます!
ゴールがあるから辛いことでも続けられるのであって、好きじゃなければ続けることは難しい。
なのでダイエットではなく別の何かに楽しさを感じるようにするアンテナを張っておきましょう!
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