COLUMNコラム

【カウンセリングを始めるにあたって】子どものストレスケアにつなげる視点

こんにちは。所属カウンセラーの古宇田です。今回は子どものカウンセリングを始めるにあたって、どのような情報をもとに子どものアセスメントをしていくかをお伝えします。日常の子どもの様子をどのように捉えていくかのヒントにして頂きながら、子どもの理解をより深くしていくことで、コロナ禍における子どもの不安やストレスを軽減する参考になってもらえればと思います。

【3つの視点】

カウンセリングを始めるにあたりアセスメントを実施することで、子どもの背景にあることを理解することが大切になってきます。どういった課題があるのか、どういった支援が必要なのかの見立てをしてから面接を実施していくことが一般的です。乳幼児・児童期の子どもは発達途上のため以下の点に着目しながら、子どもの全体像を捉えることが必要だと考えられています。

【第1に・・・】

乳幼児・児童期の子どもは、心身ともに発育・発達の途上にあります。例えば3歳児の夜尿を心配する親は少ないですが、10歳を過ぎても夜尿があれば「何かあるのでは?」と心配することでしょう。子どもを対象とする時には、発育・発達についての正しい知識をもち、対象となる子どもの発達上での位置づけや、定型発達とのずれを常に考えることが大切です。

【第2に・・・】

コミュニケーションの手段です。子どもは大人に比べ、言語的な表現力が未熟です。そこで言語的コミュニケーションに加えて、子どもの発達に応じた非言語的なコミュニケーションの方法を利用する必要があります。ちょっとした仕草、目の動き、顔の向き、手の使い方、体の揺れなどでコミュニケーションをしています。そうした言葉でないコミュニケーションを含めた子どもが示す感情を感じとることが必要です。

【第3に・・・】

乳幼児・児童は親・家庭に依存している状態にあるということです。子どもの課題を解決するために、養育者が相談してくる場合がほとんどであり、その協力が不可欠なのは言うまでもありません。しかし、例え子どもが問題行動や症状を示していたとしても、要因は子どもだけにあるのではなく、養育者あるいは養育環境に何かしらの要因がある場合、あるいは両者の関係性に何か考慮するべき事柄があることを考える必要があります。

特に乳幼児期の子どもは養育者との関係の中で暮らしています。養育者と子どもは相互に情緒的に強く関わりあっています。むしろそこで子どもと養育者がどのような関係性にあるのかを把握することは、子どもがどのような影響のもとに行動を表出してくるかを理解する助けになります。カウンセリングを実施するにあたり以上の着目点は基本的なことになります。

【真に子どもが抱える課題への視点を持つには・・・】

3つの視点をベースに子どもの抱える課題に取り組む際、子ども個人だけを取り上げて、現れている症状や問題行動を扱うだけでなく、子どもの発達の流れ、養育者・養育環境の中で、発する非言語的コミュニケーションも利用して、多面的に子どもを捉える必要があります。症状や問題行動は、遺伝的要因や身体的要因に、養育環境や幼稚園・学校などの社会的環境の要因などが複雑に絡み合って発生しています。
①主たる養育者との関係性
②子どもの身体的・発達的な特徴
③養育環境・幼稚園・保育園・学校などでの適応状態や心理社会的ストレスへの強さ
④子どもの発達水準のずれや偏り
以上を総合的に捉えることが、真に子どもが持つ課題への視点を提供してくれると考えています。

【おわりに】
子どもの抱える不安やストレスに起因する課題がどういったものであるのか、見立てをしっかりとした上で、カウンセリングを実施していくことが大切になってきます。もちろんこれはカウンセリングに限らず、日常の場面での子ども理解のベースにも通ずるものと思っています。
長期に渡るコロナ禍での不安やストレスは目に見えない形で出ていることもあります。3つの視点を参考にストレスケアを図ることで、安心した気持ちを少しでも持ちながらこの状況を乗り越えられるよう願っています。
子育てや子どもの抱える不安やストレスに関して、お困りのことがありましたら、ご相談ご連絡ください。
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Writing by古宇田エステバン英記

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