COLUMNコラム

【ダイエットメントレ】「◯◯をやめる」をまずはやめてみよう

みなさんこんにちは。
所属メンタルトレーナーの森下です。

早いもので7月になり梅雨も終わりに近づき、段々と夏が迫ってきていますね。
夏になって気になるのが「体型」ではないでしょうか。

夏になると薄着になり、肌の露出が増えますので
自粛の影響でコロナ太りで増えた体重が気になる季節かと思います。

ダイエットをするときに食事制限をして「甘いものを食べるのをやめよう」「おかわりをガマンする」
といったようなことをする人は多いと思います。

今回の記事では、このような「◯◯をやめる」「◯◯をガマンする」といったことをしているうちは
ダイエットを成功させるのは難しいですよ。という内容です。

ダイエットの成功の秘訣は心の仕組みを知ることからです。
ぜひご覧ください。


 

ガマンは禁物?

ダイエットをしようと思ったらまず思いつくのが食事制限。
シンプルに考えれば摂取カロリーよりも消費カロリーの方が多ければ痩せていきますので、
食事を減らして痩せようと思うのは当然と言えば当然です。

そのことから「甘いものは禁止!」「炭水化物は取るのをやめよう」といった
極度な食事制限をしてダイエットにチャレンジしようとする人は多いのではないでしょうか?

ところが、意気込んで取り組んで最初は頑張るものの、3日坊主になってしまい継続ができない。
ダメだと思うとスイーツやご飯のことが余計気になってしまって、頭から離れなくなってしまいます。

ダイエットとはちょっと違うのですが…僕のエピソードを交えて。

今はコロナウイルスの影響で銭湯(サウナ)にあまり行けていませんが以前はよく好きで行っていました。
サウナと水風呂のコンビネーションは疲れた身体にはなんとも言えないんですよね…

サウナに入っているとたくさん汗をかいて、喉もカラカラになって、
10分も立たないうちに「早く(サウナから)出たい…!」という気持ちになってきます。

その頃からは「水を飲みたい」「水風呂に入りたい」ということが頭の中をグルグル巡ります。
ですがそこは元アスリートです。ガマンをしてさらに自分を虐め抜いて追い込んでいきます。

そして「もう限界!」となったらサウナから飛び出して、水を飲んで水風呂に入った時はもう至極の瞬間。
(サウナーの方なら共感してくださるはず)

例えるなら乾いた砂に、水をかけた瞬間に染み込む感じでしょうか。
と、これだけだとただのサウナ好きのコラムになってしまいます。

では、なぜ突然サウナのエピソードを話し出したかと言いますと、みなさんに気づいてほしいことがあるからなのです。

潜在意識と顕在意識

アメリカの心理学者であるダニエル・ウェグナー博士は行った「シロクマ実験」という有名な実験があります。
シロクマのドキュメンタリー映像を各グループごとに伝える内容を変えて、シロクマのドキュメンタリー映像を観せます。

【Aグループ】シロクマのことを覚えておくように伝えたグループ
【Bグループ】シロクマのことを考えても考えなくてもいいと伝えたグループ
【Cグループ】シロクマのことだけは絶対に考えないでくださいと伝えたグループ

その後、一定の時間を置いて被験者に映像について覚えているかを尋ねたところ
Cグループが最も映像を詳しく覚えていたということがわかりました。

シロクマのことは考えてはいけないと言われたにもかかわらず、
そのグループが一番シロクマの映像のことを記憶していたのは「潜在意識」の中にシロクマが常にいたからなのです。
※潜在意識=自覚していない意識、無意識。

先程のサウナの話に戻りまして…
僕はサウナに入っていてガマンをしている間、
ずっと頭の中には「水を飲みたい」「水風呂に入りたい」といった願望が頭の中でぐるぐるしていましたよね。

これを冒頭で話しましたダイエットの話に当てはめると、
「甘いもの禁止」「炭水化物禁止」とガマンしている間は、
頭の中で「甘いもの食べたい」「パン食べたい」といったことが頭から離れなくなってしまっているんです。

そして一瞬の油断で、耳元の悪魔の囁きに負けてしまうともうそこは天国。
ガマンしていればガマンしていたほど快感情は大きくなります。

つまり、何かをガマンをしたり、やめなければいけないと思うと
頭の中で余計にそのことを欲してしまうようになってしまうのです。

そしてこれは自らガマンをしても、誰かに強いられたガマンでも同じことが起きてしまいます。
頭では「やめよう」と決めていたとしても、その瞬間自分の中では「やってる」イメージができてしまう。

これは自分の意思とは無関係に出てきてしまうのでとっても厄介ですよね。
意思を強く持って我慢できる人ならいいのですが、みんながみんなそんな強い人ばかりではありません。

やめるをやめる

では、そんな時どうすればいいのかというと「やめよう」と思うことを「やめる」ということです。

どういうことかと言いますと、例えば
嫌なことがあって忘れようとしても、なかなか忘れられないことってありますよね。
ですが、なかなか忘れなかったことでも年月が経てば嫌なことなんて忘れてしまっていた、
というような経験はありませんか?

意識的に忘れようと思ったのではなく、時間が経ったことによって「気にもしていない状態」になったということ。
ダイエットで「甘いものをやめよう」「炭水化物をガマンしよう」という時も同じで
「気にもしていない状態」をいかに作り出せるかがポイントです。

僕の場合は嫌なことがあった時やなにか落ち着かない時は、
走ったり(トレーニングしたり)、好きな動画を見たりして気持ちを切り替えたりします。

すると嫌なことには意識がいかず、ポジティブなイメージや面白いことに意識が向きます。
ポジティブな方に意識が向いている時には嫌なことはもう忘れてるんですよね。つまり気逸らしが出来ているのです。

ダイエットでガマンをしなくてはいけないことがある時もおなじです。
考えれば考えるほど食べたいイメージと常に戦わなくてはいけなくなってしまうのです。

ダイエットしてるのにお腹が空いてきた…甘いもの食べたい…と思ったら、
「ガマンだ!」と自分に言い聞かせるより、
何か夢中になれるもの、趣味に取り組んだり、体を動かしたりして気逸らしをしてみてください。

ガマンすることにエネルギーを使うのであれば、別のことにエネルギーを使って気逸らしをした方がとっても効率的。
やめようと思ってもなかなかやめられない人は、やめようと思うことをまずはやめてみてください!

いかがでしたでしょうか?
ダイエットを始めようと思っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。


 

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Writing by 森下

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