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自分らしいキャリアアップとは。。。(女性支援活動)

皆さま、こんにちは!
代表の小高千枝です。

開業当初から、様々な形で女性支援活動に携わらせて頂いており、サポートをさせて頂く立場でありながらも多くの学びを与えて頂き、経験を積むことの意味を深く感じております。

3月8日(金)の国際女性デー/女性の生き方を考える日「HAPPY WOMAN FESTA 2019」
こちらのイベントへ登壇をさせて頂いたことで、自分自身の活動のことを皆さまにお伝えすることも「支援」をさせて頂く方法のひとつであるということを感じましたので、ブログに記載致します。

HAPPY WOMAN FESTA 2019

今回のイベントでは、「多様な働き方で自分らしいキャリアアップを」をテーマにトークセッションを展開させて頂き、改めて自分自身のキャリアを振り返る時間を過ごしました。
ご自分にしかできない仕事してみたい!と思われている方に少しでもお役に立てるお話ができたらと思い、登壇致しました。

HAPPY WOMAN FESTA 2019

起業してからの13年間。
今となっては「結果オーライ」と笑顔で言えますが、「過酷過ぎて笑うしかない」という言葉が一番適しているかなとも思うことが多々。
これからもきっと過酷さは継続ではあるものの、少し緩やかになって来ていることは感じます。

私の社会人生活は幼稚園教諭からスタートしました。心理カウンセラーを志したきっかけも幼稚園教諭時代の経験から。。。

子どもの心理をより身近で学びたいと選択をした現場で感じたこと。

(ほんの一部のご家庭ではありますが)虐待・ネグレクトを受けている子どもたちとの向き合い、お金があっても機能不全家庭で育った子どもをみつめ「幸せとはなにか。。。」と深く考えることとなりました。
また、子ども同士の喧嘩や幼稚園でのケガに対する親御さんからのクレームなどが増えて来た時代でもあり、今思い返しますとモンスターペアレントの原点であったのだと言うことにも気付きます。

昨今、この問題は日常的に大きく取り上げられてはいます。
全ての親御さんが。。。ということではありませんが、親業の在り方、子どもを守るべき大人の心に問題があるということを20年前に感じたことが今の自分を築き上げるきっかけにもなっています。

また、心理カウンセラーを志した20年前よりもDVや虐待など深刻化している現代です。
今、この立場になったからこそできること、訴えていけることに携わらせて頂きたいと感じております。

幼稚園教諭から心理カウンセラーをすぐに目指さなかった理由は(正確には日本文化の中に心理学やカウンセリングが浸透されていなかったために現場が無く“なれなかった”が正解です)、20代の若い女の子のカウンセリングを受ける人がいるのだろうかということを感じたためです。

幼稚園教諭での経験の中でも、同様のことがありました。
自分よりも人生の先輩であるお母さま方に認めて頂くこと。
信頼を得るための歩み寄りや努力は大変な経験ではありましたが、大きな学びでもありました。

大切なお子さまを任せることができる人間か。。。
ということをジャッジされることは当たり前のことです。

カウンセリングも同様です。

心を委ねてもいい人間であるか?ということを自問自答したときに、今の自分では経験も人間力もダメ。
きっと満足することは一生ないのだと思うけれど、少なくとも今の自分ではダメだということを感じました。

教育機関はとても特殊な世界です。一般企業とはかけ離れた、独特な文化があります。
その中でしか経験がない自分が人様の心に寄り添えるのか。。。
心理学の学びもそうですが、人としての根本的な経験値が足りないことを自覚し、一般企業の門をたたきました。

人材育成、商社の社長秘書、キャリアカウンセラーを経て、現在の心理カウンセラー、メンタルトレーナー、コーチに至ります。

イベントでのトークセッションでもお話をさせて頂きましたが、無意識の中で自分が選択している道は「サポート」。
自分の軸が必ず「サポート」にあり、必要としてくださる方が必然的なご縁で繋がることを感じています。

HAPPY WOMAN FESTA 2019

うつ病が日本で認知されるようになった約15・6年前。社長秘書との兼務で、あるプロジェクトマネージャーを任されました。

部下300人(全て女性)の中で、うつ病と思われるスタッフからの相談を多く受けました。まだ心理のプロとしてデビューしていなかった私は、適切な対応ができていなかったと思います。

心理カウンセラーになりたい、心理の勉強をしているということは伝えておらず、スタッフも上司へ相談をする。。。
という感覚で心の状態を訴えてきていました。
そこで、素人が心の問題を抱えている方に寄り添うことの危険性を経験しました。

相談者である部下も私も、お互いに心のポジショニングをとることができず、部下の依存感情を助長させるきっかけをつくってしまったのです。
素人がお節介で「なんとかしてあげたい」だけで関わってはいけないデリケートな分野であるということ。
身をもって経験しました。

そして、心理職になろう。心のプロになろうと士気が高まったことも鮮明に覚えています。

2007年のサロン立ち上げから今に至るまで一筋縄にはいかない人生ではありましたが、自責のもとに自立と自律(セルフコントロール)を目指して突き進んで参りました。

そして、その頃から今でも自分の人生を常に俯瞰してみることを心掛けています。

できない自分ばかりをフォーカスするのではなく
できたことを認め(自己承認、自己肯定力を高める)
できなかったことを後悔せず、反省し
与えられた環境に感謝の気持ちをもって精一杯向き合う

経験を積めば積むほど、その意識の高まりは強くなっています。

また、毎日完璧で過ごすことはできませんので、1週間~10日間の間でバランスを取りながら、自分との対話をするように。

何かをはじめるとき、キャリアアップを求められているとき。最初は誰かの真似でもいいと思います。
真似をしているうちに、心地よさ、心地悪さを感じられるようになっていくもの。
その中でご自分にあったものを選択していくと、心の振れ幅が小さくなり自分らしいキャリアプランが見えて来ます。

SNSなど他者評価に左右されやすい時代でもありますが、依存するのではなく、他者評価と自己評価のバランスが大切です。

キャリアを積み重ねることは簡単なことではありません。

しかし、真摯に向き合うこと。自分の軸を明確にすること。時には立ち止まり俯瞰すること。方向性をみつめること。

ひとつひとつ地に足付けて進んでいけば、失敗をしてもやり直すことはいくらでもできます。

自分の身を守るための自己保身も大切ですが、守ってばかりでは前には進めません。
進むべきタイミングを掴めるようになることも、失敗を繰り返しながらわかるようになります。
これも、キャリアアップの秘訣です。

今回のトークセッションでご一緒させて頂きました、杉村貴子さまの仰っていることにも大きくうなずくことばかりでした。

HAPPY WOMAN FESTA 2019

私も大切だと思っている
サニー・ハンセンの統合的人生設計論のお話もされました。

【4つのL】
1. Lavor (仕事)
2.Learning (学習)
3. Leisure (余暇)
4.Love (愛)

「4つのLがバランスよく組み合わさってこそ、意味ある人生になる」

私たち心理職は生涯学習であると言われています。仕事での学びも多く、仕事と学習は毎日のこと。
そして、余暇と愛。。。心の安定。自分の居場所の確立。ここに集約されていますよね。

サイトにもご説明をさせて頂いております【安心・安全な居場所の確保】=【③所属と愛の欲求】の満たされ方が何事をするのにもベースとなっていることを感じます。
マズローの欲求段階

ご自分の人生のバランスはとれていますか?
毎日ではなく、個々のペースでいいです。
心がザワザワしたり、落ち着かない時は、本来のご自分が少し見えなくなっている時かもしれません。

ふと立ち止まり、ご自身と対話し、俯瞰するお時間を少し設けてみてくださいね。
自分らしい生き方、自分らしいキャリアップを手にすることは、ぶれないご自分の軸をもとに、自分らしい豊かさ(4つのL)を日常に落とし込んでいくことです。

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