幼少期より、記憶・心理学などに興味を持ち、関連図書を読み耽る。
中高一貫校を卒業後、某国立大学医学部に進学。しかし大学1年生の頃、父親が自殺により他界する。
この経験をきっかけに、将来は精神科医になることを目指す。
医学生としての6年間、研修医としての2年間の下積み期間を経て、再び母校の大学病院に戻り、かねてより目指していた精神科医として勤務を開始。
「対話を軸として、患者さん自身の回復に寄り添う」をモットーに、日々研鑽を積む。
現在は、児童精神にも力を入れた精神科病院にて勤務。さらには産業医として、一般企業におけるメンタルヘルス対策も行っている。
COUNSELORS カウンセラー紹介
実績
これまでの主な経験症例
- ・神経発達障害:知的発達障害、自閉症スペクトラム障害、注意欠如多動性障害
- ・統合失調症
- ・気分障害:うつ病、双極性障害
- ・不安障害:社交不安障害、パニック障害、全般性不安障害、分離不安障害
- ・強迫性障害
- ・心的外傷、ストレス因関連障害:適応障害
- ・解離性障害
- ・身体症状症および関連症:身体症状症、病気不安症、転換性障害
- ・摂食障害:神経性やせ症、神経性過食症
- ・睡眠障害:不眠障害、過眠障害、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸低呼吸、レム睡眠行動障害
- ・性別違和
- ・物質関連障害:薬物依存、アルコール依存など
- ・神経認知障害:アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症、せん妄
- ・パーソナリティ障害
カウンセリング
メールカウンセリング
~MESSAGE~
精神科という診療科は、昔ほどではないとはいえ、まだまだ敷居の高いものだと考えられています。
「精神科にかかっている」と言うと、“何やらヤバイ奴だ…!”というレッテルを貼られてしまう。
そんな風に思っている人も少なくないでしょう。
でも実は、精神科を訪れる患者さんの多くは、他の世間一般の人々となんら変わりはありません。
仕事に追われてイライラしたり、失恋して落ち込んだり、わけも分からず泣きたくなったり…
こういったことは、誰しも経験があるのではないでしょうか。
そして多くの場合、これらの感情の波が心の防波堤を叩き壊し、自分ひとりの力ではどうしようもなくなって初めて、助けを求め(あるいは周りの人に連れられて)精神科を訪れます。
しかし僕は、そんな状態に陥る前に、もっと気軽に精神科を受診して、たとえ些細な悩みでも相談してほしいと思っています。
精神科では薬剤を使うことも少なくありませんが、治療のベースにあるのは「対話」です。
(一般に、心理士が行う場合は「カウンセリング」と呼びますが、精神科医が行う場合は専門用語で「精神療法」と言います)
精神科では、精神療法・カウンセリングにおける「言葉という薬」が重要な役目を担います。
そして重要なのは、“僕たち精神科医は、あくまで松葉杖の代わりであり、乗り越えるのは患者さん自身だ”ということです。
カウンセリングは、「医者や心理士のありがたい話を聞く時間」ではありません。
「自分の本当の気持ちや特性を見つけ、対処法を知り、幸せに生きていくための糧となる時間」なのです。
(僕は「自分専用の武器を見つける場所」と説明したりもします)
死ぬまでに一度も癌にならない人はいますが、死ぬまでに一度も悩まない人はいません。
幸せに、自分が生きやすいように生きていくために。
どうぞお気軽に、お気持ちをお聞かせください。