皆様、こんにちは
メンタルヘルスケア&マネジメントサロン代表・公認心理師の小高千枝です。
笑ってしまうくらいの勢いで、弊社の2月は走り去っていきました。
皆様はいかがでしたでしょうか?
そして、緊急事態宣言も今週で解除となる予定ですが、緩みをもたらし過ぎないように
どうぞお気をつけてお過ごしください。
さて、3月のご挨拶記事はこの1年、物事がシンプルになっていった、自分の価値観が明確になったというお話を公私ともに耳にすることが増えて参りました。
シンプルライフは小高の定番ではありますが、ミニマムライフ(※1)について今日は心理的側面からお話をさせて頂きたいと思います。
※1:ミニマムライフ
ものをあまり持たない、シンプルな暮らし
物事や思考がシンプルになっていく時代
1週間、1か月、1年はあっという間で、去年の今頃に「マスクをしないといけない?」という意識が強く働きはじめ
会食を徐々に減らし、個人セッションのクライエント様へはオンラインのご案内をし始めた記憶が鮮明です。
困惑をしながらも正解を探しながら手探りの1年が過ぎ去り、振り返ってみると物事や考え方がシンプルになり、抱えている問題も明確になっていきました。
向き合い、解決していかないと前に進めないこともでてきましたが、自分にとって重要なことや大切なものがはっきりしてきたことも確かです。
皆さんはこの1年の中で、価値観や考え方に変化や新たな気付きなどはありましたか?
気が付いていらっしゃる方と、そうでもない方といらっしゃると思いますが、今までと同じやり方では通用しないことも増え
だからこそ、取捨選択を問われることも出てきたと感じます。
そこで、自分自身の確固たる価値観や生き方をみつめるきっかけにもなっていると感じるのです。
ご縁のあることを大切にしていく
リモートワークが進み、企業におけるオフィスの在り方も変わって来ましたね。
通勤や社内業務における感染リスクを減らすためリモートワークが普及し、これまでのオフィスの機能を見直す企業も増えて来ています。
多拠点生活や、東京を引き払い完全田舎暮らしへ移行された方もいらっしゃると思います。
ワーケーション(※2)という言葉もだいぶ、認知されるようになって来ました。
働き方改革と言われながらも重い腰があがらなかった時代から、強制的に改革をしていかなければ、生きていけなくなったことが功を奏したような気もします。
また、仕事の取り組み方やリモートによる人間関係、コミュニケーションの変化に違和感を感じられることもあるかと思いますが、価値観の物差しが変わり、ご自身のニューノーマルをみつめ直すきっかけにもなるのだと思います。
※2:ワーケーション
リゾート地に滞在しながら働く、ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせた言葉
ご縁のある人、物、事には意味があります
私は出会った人、物、事に意味があると思っています。どんなに嫌な思い出であっても、その経験は無駄ではないためです。
そういった「人、物、事」を皆さんの人生の中でメッセンジャー的意味合いを持って現れてくれた存在であると捉えて頂き、ご縁を大切になさっていってください。
(ご縁を大切にするということはずっと一緒にいるということではなく感謝の気持ちをもって継続性をもたらすか手放すかなどを示しています)
そして、体と心を整えていくことで必然的に自分らしさが身についていきます
物事や考え方がシンプルになり、ご縁のある場所や時間、人間関係を大切にしていく日常を送っていると、心と体も必然的に豊かになっていきます。
また、その反対でも構いません。
まずは心と体を大切にする。整えるための穏やかな時間を週1回設ける。など。。。ご自身と対峙するお時間をもうけてみてください。
健康的で穏やかな心と体を手にすることができると、余計なことに気持ちが引きずられることもなくなり、真の価値観やご縁を見極め、ご縁のある人、物、事を大切にしていく心が育まれていきます。
皆さんにとってのミニマムライフ
量よりも質の時代になり、その質も流行に流されない皆さんの価値観によって決まっていくと感じます。
新年度を前に、ご自身の心地よい生き方をみつめ直してみてくださいね。
3月も感染予防対策はもちろん、心身ともに豊かな毎日にして参りましょう。
どうぞ、宜しくお願い致します。