皆さま、こんにちは!
代表公認心理師の小高千枝です。
2011年の自分の誕生日から物事の考え方、見方、人との付き合い方が変わりました
それはいい意味で。。。
毎年、3月に入るとこの日をどう迎えるか。。。考えるのです
今年はさくらがいてくれるので、さくらとゆっくり過ごそうと思っています
東日本大震災からまもなく9年
311を前に改めて。。。
西日本豪雨、台風19号、20号と災害が続いている日本です
今回は災害を前に準備をしておきたいことについてお話させて頂きたいと思います
私自身が心理師としての仕事の中で、アニマルセラピストの資格も持っている経緯もあり
以前からブログでもご紹介をしておりますが、殺処分ゼロ、保護犬・猫の支援活動、ボランティアなどをしております
災害後の被災犬・猫が保護犬・猫になってしまうことから
以前から”同伴避難”ができる避難所の必要性は強く言われていました
しかし、動物のことは賛否両論あります
アレルギーの問題、動物が苦手である方との共存、しつけができていないと迷惑をかけてしまいます
ただ、家族である以上は、自宅に置いてはいけなという気持ちは私自身も動物を飼っていても飼っていなくても理解できるのです
どんな動物であっても、牛や豚などの酪農の方もそうでしょう
去年も本当に心が痛む災害が多く発生しました
こういった日本において、これ以上被災犬・猫を出さないこと
ペットと同伴避難することの心理的効果などにもフォーカスし
去年の年末にモーニングクロスでお話をさせて頂いたことについて
この場をお借りしてお伝えさせて頂きます
【「同行避難」と「同伴避難」の違い】
■同行避難
災害発生時に、飼い主が飼育しているペットを同行し避難すること
避難先で人とペットが一緒に過ごせるか否かは自治体や避難所の判断に委ねられる
■同伴避難
ペットと一緒に避難し、避難所での人とペットとの同居を意味する
↓
『災害時におけるペットの救護ガイドライン』(環境省)
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2506.html
※推奨は同行避難
環境省などによると、
2011年の東日本大震災では、自宅に取り残されたり、飼い主とはぐれたりしたペットが放浪するケースが多発し問題視されていました
私が知っている保護団体でもかなり現場へ足を運び、ペットの保護に時間を要したという報告もきいております
環境省ではガイドラインなどで、飼い主に対し、災害時に自宅などから避難する場合は、ペットと”同行避難”するよう呼びかけていますが、”同伴避難”ではありません
【全国初・ペット同伴避難所】
■2018年7月・西日本豪雨
・岡山県総社市
・市内11カ所に開設した避難所のうち市庁舎など3カ所をペット同伴者用に開放
・倉敷市にも同伴避難所を開設(総社市に設置約10日後)
■運営できた理由 → 専門家との連携(初期段階)
・獣医師
・犬の訓練士
市と専門家が話し合う。ペットの体調・衛生管理などを指導。衛生対策を徹底
岡山県総社市は、市内11カ所に開設した避難所のうち市庁舎など3カ所をペット同伴者用に開放。独り身の高齢者の方にはペットの存在が心の支えにもなっていると好評だったそうです
台風19号の被災地(長野)でも同伴避難ができる避難所があったようですが、都内は同行避難所が中心といわれています
【同伴避難をすることの効果】
■ペットが心のケア、支えになる
・心の安定、ストレス軽減
・動物と触れ合うことで精神的・身体的に機能を向上させることにより
生活の質を向上できる
→アニマルセラピー効果
■健康や命を守ることができる
ペット同伴できないことにより
→車中泊などでのエコノミー症候群、衛生面の問題
→二次被害の可能性
ペットと飼い主の健康や命を守ることができ(被災犬・猫を出さずに済む)
ペットと飼い主が一緒に生活する事で双方の心のケアになる
アニマルセラピーには、動物とのふれ合いで不思議と元気が出てきたり、自信がついた気分になり会話が増え、表情に変化が見られると言われています
私自身、さくらとの日々の中でいつも話をしています
(はたから見るとおかしいですが。。。自然と笑顔がこぼれ、感情が豊かになっていることも実際に強く感じます)
【日頃から避難所での生活を想定して。。。】
■普段から基本的なしつけをしておく
(ハウストレーニング、無駄吠えをさせない、避妊去勢手術、寄生虫の駆除、予防接種など)
■動物アレルギーの方や苦手な方がいることの意識
■ペットのえさ、トイレシートなどの備え
など。。。飼い主としてのマナーも大切にしてください
現段階では基本的には犬・猫のことになりますが
モーニングクロスのツイッター投稿へも犬・猫以外の動物は?というご意見を頂きました
ペットはみんな家族です。皆さんと現状の問題を脱していきたいです
私自身、今できることとしてさくらに避難訓練という名のしつけを遊びを通して教えています
クレートやハウスへ入ることが好きになり、自ら入って寝ています
避妊手術、寄生虫の駆除、予防接種は他のワンちゃんと遊ばせるときに必須です
さくらのごはんやトレイシーとなどは人様へご迷惑をおかけしないように常に万全な状態で準備しています
もちろん、動物アレルギーや苦手な方がいらっしゃることも常に視野に入れ
移動の際にはご迷惑をお掛けしないようにと意識しています
実際に災害に巻き込まれたら、どう動けるかは定かではありませんが
まずは、日々の中で準備をしていくこと
物だけではなく、しつけなどはすぐにはできませんからね
長期的に視野を広くもって取り組んで頂きたいと思います
モーニングクロスでご一緒させて頂いた網屋さんも愛犬家
こんなメッセージを最後に。。。ありがとうございます
コロナ騒動の前に、保護犬の一生との向き合い方や避難に備えた講座へ出席して参りました
次回は、こちらの講座のお話をさせて頂きます