皆様。こんばんは!
代表公認心理師の小高千枝です。
今日は私の好きな芸術と心理のお話をさせて頂きます。
子どもの頃から絵を描くことが好きで
絵本作家になりたかった小高でしたが。。。
描く絵がリアルすぎて絵本作家にはほど遠いことに気が付いてしまい
ただ、まだ密かに諦めず!どうにかして今の仕事をいかしながら
心に響く絵本を書くことができないか!?にんまりと模索中です。
私は日ごろから、美術館や劇場など芸術に触れるところへは足を運ぶようにしています。
スマホやPCに縛られない世界であり、限られた時間の中での
自己投影や内省の時間になりますため、感性が研ぎ澄まされるのです。
先日も上野の森美術館で開催中の「ゴッホ展」(〜2020年1月13日)へお邪魔致しました。
ゴッホとハーグ派・印象派との出会いに着目した展覧会
閉館後の内覧会へご案内を頂きましたので、音声ガイダンスを聞きながら
ゆっくりと時間をかけ、自分の気持ちと対話しながら鑑賞させて頂きました。
※通常は写真撮影不可ですが、この日のみ特別に、一部の作品の撮影許可がおりていました。
独学から一歩を踏み出したゴッホ
ハーグ派に導かれた絵画は落ち着きという表現よりも
暗闇や灰色の世界の中にある、人間の奥深さを感じました。
画家としての基礎をスタート
印象派から影響を受けた作品はとても明るく、
モネの風景画のように色彩豊かなゴッホの作品に
心がホッとしたことがはっきりとわかりました。
ゴッホの「耳切り事件」でサン=レミの精神療養院に入院した直後に制作した【糸杉】
糸杉
Cypresses
June 1889
そして、同じくサン=レミ時代に描かれた作品【薔薇】
薔薇
Roses
May 1890
ゴッホのひまわりの明るさも好きです。
ただ、花瓶からあふれる美しく気品のある白バラの優雅さに惹かれ。。。
華やかさの中に落ち着きのある美しい作品。
まさにアートセラピーを感じ、私自身の求めていることを投影していました。
「耳切り事件」後の回復の喜び。ゴッホの素直な気持ちが心に響きましたね。
最晩年の大作
年末の忙しない時期に入ってしまいましたが、少しご自身だけのお時間を設け
内省、自己投影をしご自身の気持ちの整理をされてみることもお勧めです。
【ゴッホ展】
http://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=913189
東京会場
会期:~2020年1月13日
会場:上野の森美術館
住所:台東区上野公園1-2
開館時間:9:30~17:00(金土〜20:00)
休館日:12月31日、1月1日