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本当に女性活躍?(モー二ングクロス・オピニオンクロスより)

皆さま、こんにちは。
代表の小高千枝です。

本日は天皇陛下の即位に伴う祝賀パレード「祝賀御列の儀」が行われますね。
私もテレビの前で仕事をしながら、今か今かと待っております。

今回は、即位の礼翌日に出演をさせて頂きましたモーニングクロス
【オピニオンクロス】についてお伝えさせて頂きます。

まさに皇后・雅子様は女性のキャリアの先駆けの方であり
外務省出身で国際派と見られていた雅子様は大変なものであったとお見受けできます。

皇太子時代の天皇陛下が仰った
【人格否定発言】で「それまでの雅子のキャリアや、そのことに基づいた雅子の人格を否定するような動きがあったことも事実です」
このお言葉は、キャリア形成について色々と悩みが深かった時代にとても響くものでした。

一般と比べてはいけないものであると思いますが
時代を感じておりました。

ただ、日本における女性に対する意識をあらわしていることであると感じましたし、
現代は女性活躍とは言えども、
本当に【女性活躍社会】になっているのか?についてオピニオンクロスではお伝えさせて頂きました。

私自身、リーダーシップコーチング、女性リーダー育成について
脳科学の先生や企業と合同でプログラム開発をしており、
日本を背負う企業のトップの方へプログラムのご提供を開始はじめました。

また、フランス女性のリーダーシップについて
今年の夏、研究のために渡仏してきましたので、フランスのことも交えてお伝えしたいと思います。

諸外国における政治分野への女性の参画に関する調査研究
〜イギリス・フランスの取組に学ぶ〜
内閣府男女共同参画局推進課より(2019年6月)
http://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2019/201906/201906_04.html

日本の政治分野への女性の参画状況は国際的に見ても遅れており
衆議院議員に占める女性の割合は約10%で、世界193か国中164位となっています。

イギリス・フランスは、
1980年代までは女性議員比率に日本とほとんど差はありませんでしたが、
現在の女性議員比率はイギリス約32%、フランスは約40%となっており、
様々な取組の結果、政治への女性参画が拡大しています。

そして、クオータ制の取り入れで女性活躍推進をという動きも出てきており

【クオータ制】
政治において議員候補者の一定数を、女性と定める制度
議員や会社役員に一定数の女性を確保したい際、あらかじめ割り当てを行うこと

<内閣府男女共同参画局>
「社会のあらゆる分野において、2020年までに、指導的地位に女性が占める割合が、少なくとも30%程度になるよう期待する」

■メリット
・女性の社会進出・活躍の場が増加
・女性の声を社会に反映することに繋がる
・女性のキャリアに対する問題の認識化
(出産・育児・介護などのライフイベントに対する支援見直し)

クオータ制の発祥地で知られるノルウェーでは、
法制化によって一般企業にもクオータ制を導入し、女性の社会進出が大きく進んだことで知られています。

■デメリット
・逆差別?
「女性」という性別による判断だけで、役員の昇進や採用を決めてしまうことでの問題

こちらは「候補者の選定」の段階で、候補者数に女性の割合を一定にするのであれば
差別には当たらないとも言われています。

また、日本文化によくあるパフォーマンス的な意識として
数値目標だけが先走り、自由な競争や公平な人事評定ができなくなる可能性もあります。
その点は配慮をする必要がありますね。

また、現代の日本において
中小企業の場合、女性の出産や育児期のライフイベントコストは
企業の負担として重くのしかかるという現実があることも忘れてはいけません。
社会の流れや家庭内のルールとして、子育て中はフルタイム勤務が難しいという女性も珍しくありません。

<女性幹部の傾向>
・倫理観が強い
・理想を大切にする
・(男性幹部に比べ)企業の管理が厳格である

男女平等の見地からではなく
企業管理の質の向上・競争力の強化に繋がる

一般に女性幹部は倫理観が強く、理想を大事にし
男性幹部よりも企業の管理が厳格であるという国際的な統計があります。

話題となっているダイバーシティを促進し、より多くの有能な女性が企業の意思決定に参画することの意味。
男女平等の見地からだけではなく、重要なことでもあると感じるのです。

【日本の課題】
■ジェンダー、ダイバーシティの問題

■世界で孤立する日本女性
・育児と仕事の両立の難しさ、仕事の継続=母業を果たせていない?

■高齢化社会
・高齢者福祉への注目度が高く、社会の一員である女性への支援が薄い

■ワンオペ・子育ての孤立(児童虐待の影)
・子育てが孤立しない仕組みつくり(行政・地域の協力)
・キャリアを高められる女性が働けないことは経済的観点から合理的ではない

■ハラスメント問題(セクハラ・パワハラ・暴力)
・国際的な問題
・2016年列国議会同盟が各国議員にハラスメント等の実態をヒアリング
女性議員の約8割が精神的暴力(うち約65%が屈辱的な性的又は性差別的な発言)
約2割が性的暴力を受けたと回答

■企業内で幹部として経歴を高めていく制度が少ない
・役職者の女性の数を増やすことだけでは×
・意欲のある女性がキャリアを高め、能力を発揮していくことができるための制度を整える必要性

何か動きが出てくるとその分、問題も出て来ますが
声をあげること、形にすることに意味があります。

私もキャリアを積む女性として引き続き、動いて参りたいと思います。

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