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高齢化社会における心理社会的課題と今後の心理支援について

皆さま、こんにちは。
代表の小高千枝です。

ここ最近、毎日のように高齢者の事故やトラブルが多く私自身も他人ごとではないと感じる日々を過ごしております。
少子高齢化問題においては、高齢者問題だけではなく、児童虐待障がい者に対する心理社会的課題と支援についても、同時に提示していくべきことではございますが

今回は高齢者問題にフォーカスをし、心理職目線でお伝えさせて頂きます。
※先日出演を致しましたモーニングクロスのオピニオンクロスにてお話をさせて頂きました。

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【少子高齢化についてみつめる・高齢化の推移と将来推計】

TV①
(参考:内閣府・高齢化の現状と将来像)

日本は今後も急速に少子高齢化が進み、社会としての在り方が大きく変容していくと予測されています。
高齢化率(全人口に占める65才以上の高齢者の割合)は
2065年には38.4%にまで上昇
生産年齢人口(15歳~64歳)が大きく減少すると言われています。

TV⑧

堀さんも仰っていましたが、2065年(これから46年先)は私たちが高齢者になっている時代です。
私自身、70代、80代の在りたい自分をイメージする、長期目標を立てることが得意なため
心豊かな老後を考えた時のことを考えて逆算をして日々を過ごしていますが
(表はあくまでも可能性でありますが)現実を見つめたときに、変な不安や緊張感がはしりました。

<今後の課題>
年金、高齢者医療、介護などの社会保障を将来に渡り持続可能な制度とすること
産業を維持するための動力の確保

次に意識をしなければいけないことは貧困問題です。
現在も大変注目はされている問題ではありますが、

【貧困問題】

TV②

「絶対的貧困」とは、食べ物がなく食欲が満たされない、住む家がなく雨露しのぐ場所に不自由しているなど
人間としての最低限の生存条件を欠くような貧困のことを示します。
マズローの欲求段階説の“生理的欲求”“安全の欲求”が満たされていない状態)

「相対的貧困」は、世帯の所得が、その国の全世帯の所得の中間値の半分に満たない状態のことを示します。

<今後の課題>
日本では「相対的貧困」が今後増えていくことが予測され、見た目では判断しにくく見すごしてしまいがちです。
相対的貧困に対して私たちは意識を高め、連携をとり支援をしていかなくてはいけません。

そして、現代も心理支援が必要とされている認知症の問題もここで注目をしていきたいと思います。

【認知症を有する高齢者人口の推移】

TV③
(参考:厚生労働省・みんなのメンタルヘルス

認知症とは、様々な現任で脳細胞死が引き起こされたり、脳機能が低下したりすることによって
記憶・判断力の低下が生じ、およそ6カ月以上継続して社会生活や対人関係に支障をきたしている状態を示すものです。

今後、高齢者人口の急増とともに認知症患者数も増加し、
認知症患者(予備軍)が、2025年には約700万人以上になるとの予測データも出ています。

認知症試作推進総合戦略(新オレンジプラン)7つの柱

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目的:認知症の高齢者が自分らしく生活できる環境を提供すること
① 「認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進」
認知症への理解を深めてもらうためにキャンペーンなどの普及・啓発活動の推進を行います。

② 「認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供」
認知症の容態に応じて、適切な医療行為を適時提供できるようにします。

③「若年性認知症施策の強化」
認知症で苦しんでいるのは高齢者ばかりではありません。
新オレンジプランでは、若年性認知症に対しても理解を深めてもらう目的があります。

④「認知症の人の介護者への支援」
認知症の高齢者を介護する介護者に対する支援も、オレンジプラン同様に進めていきます。

⑤「認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進」
認知症や高齢者への理解を深めてもらい、必要なサポートが社会で行えるようにします。そのための優しい地域づくりを進めていきます。

⑥「認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、介護モデル等の研究開発及びその成果の普及の推進」
認知症の予防方法や診断方法、治療方法について知ってもらうことで、サポートしやすい環境を作ります。リハビリテーションモデル、介護モデルなどの提供も視野に入れられています。

⑦「認知症の人やその家族の視点の重視」

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<私たちの心理職の視点・在り方>
・個々が抱えている課題がどのような社会構造のもとで生み出されているか
・支援のアプローチ方法を検討(コミュニティ、地域、チームでの支援が必要。)
・支援者、サポーターも俯瞰し、家族システムを構造的に捉えることが大切(家族システムを各家庭で理解して頂くように促す)
⇒認知症高齢者の生活上の課題解決・緩和(サポートする家族への支援も必要になってくる)

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具体的に「どうしたらよいか?」という形で締めくくりたいところではありますが、常に日常的に向き合っていかなくてはいけない長い目でみた課題だと思っています。
また、私たち心理職の在り方も重要視されながら、現実問題どこまで関わっていいものかを問われてもいる現状を受け入れて参ります。

今現在、発生している問題であり、日々深刻化していることでもあります。
コミュニティ、地域、チームでの連携・支援が必要です。
ただ、守秘義務や情報開示の問題など様々な問題に直面していることもあり、連携がとりにくい問題点をみつめ、
高齢者をはじめ、心豊かな生活を皆さんが送ることができるようにするために。。。
目の前に起こっている現実から目をそらさずに向き合っていかなければならないと感じております。

今回のモーニングクロスではお世話になっているスマートニュースの松浦さんとご一緒でした!
早朝からの番組ではありますが、堀さん、宮瀬さんとの和やかな時間がとても好きです。
また、出演の際はお知らせを致しますので、どうぞ宜しくお願い致します!

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