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5月のはじまり「心の居場所感の【再】確認作業」

皆様、こんにちは
メンタルヘルスケア&マネジメントサロン代表・公認心理師の小高千枝です。

5月がスタートいたしました。
そして、GW(ゴールデンウィーク)3日目ですね。

お休みに入られていらっしゃる方もいれば、祝日こそ繁忙期という方もいらっしゃると思います。
コロナ禍で3年目のGWを迎えましたが、感染予防対策をしっかりされた中で、様々なお時間を過ごされていらっしゃることでしょう。

今年は2020年、2021年とは違い、感染に対する意識だけではなく、ウクライナ情勢や知床遊覧船遭難事故のことなど
言葉にあらわすことのできない悲しみを受け、心が苦しくなるような環境下でもあります。
ただ「楽しんではいけない」といった意識を持つ必要はなく、いつの時でも心身ともに健康あることが大切であり
元気である人がいるからこそ、支援やサポートをする体制が整うのです。

心身ともに豊かであることには意味があります。

皆さんの個々の立場や環境を認識された中で、行動規制のないGWを意味のある有意義なお時間にしてくださいね。


居場所感の確認作業のタイミング

企業では新卒の方や新人さん
学校関係では新入生やクラス替えをした生徒さん

4月から環境ががらりと変わり、全力で過ごして来られた方たちにとって
このGWのお休みはひと段落、ひと呼吸として必要な時間であると思います。

冒頭の挨拶でもお伝えしましたが、心身ともに「健康」であることが全ての原型でもあります。
心と身体が健康であるためのライフスタイル。。。皆さんにとってはどのような”生活”でしょうか。

この1か月は、新人さんたちにとって緊張感をもった、今までにない経験をして過ごされた濃いお時間だったことと思います。
そして、やや長めのお休みは仕事軸からプライベート軸に切り替わり、緊張の糸が解けるタイミング。

プライベートモードではリラックスして、心身ともに休息し、そして清々しく。。。リスタート!!!
する気持ちを持てることができればいいのですが

職場や学校に完全に居場所感を得ることができていないと、

「休み明け。。。行くの嫌だな。。。」
「このまま休みが続くといいな。。。」
「なんか疲れたな。。。疲れがとれない」

こういったお気持ちの芽生えからモチベーションが低下してしまいがち。

モチベーションが低下することが悪いのではなく、低下しているご自身を受け止め、一度内省してから
リスタートする力、回復力を育んでいけるようにしていきたいものですね。

一生懸命つき進んでこらえたからこそ、疲れも出るものです。
まずはご自身を労わり、心と身体の回復を待ってから改めて居場所感について確認作業をしてみてくださいね。

具体的にイメージできますか?

【職場での居場所感】
▷オフィス環境:かっこいいオフィスでモチベーションがあがる
▷配属先・所属部署:担当業務は自分にあっている。まだ慣れていないがやりがいがある
▷同期との関係:同期とは何でも話せて一緒にいて心地がよい
▷上司との関係:上司は厳しいけれど仕事ができる素晴らしいい方。自分にとって目標となる存在
など

【プライベートでの居場所感】
▷自宅:自宅(自室)はインテリアに拘っており、居心地良い
▷食生活:食べることが好きで、自分で料理もするし食べ歩きもする。健康的な食生活が心の安定にも繋がっている
▷友人関係:相手の評価を気にせず何でも相談でき、何でも受け止めあえる友だちがいる
▷恋愛:応援もしてくれるし、厳しくも叱ってくれる、人間的に尊敬できるパートナーがいる
など

※職場や学校での居場所感(人的環境)として弊社カウンセラーたちは従事しております。
小高は主に企業様にてカウンセリングをご対応しております。
【自身の「本質」と向き合うこと・私たちが関わり続ける意味(企業カウンセリング)】
https://odakachie.com/chie_blog/13869/

4月は会社や学校など、居場所感を得るためのスタートとなりました。
人生における貴重な環境(人、時間、空間)がこれから確立していきます。
疲れていますと判断力を見誤り、安易な選択をしがちです。そのためにも精神的なゆとりを大切になさってください。

新人さんだけではなくどんな方であっても新しい環境への適応は刺激となります。
そして、良い意味でも心的負荷が強くかかるものです。

自分の成長に繋がる。新しい経験は楽しい。(それこそ)居場所感を感じる。
ポジティブな気持ちを持ち続けることができましても、身体が疲れていると(女性の場合生理など)
「ポジティブでなければならない」「頑張らなくてはならない」と無意識にご自身に無理を課してしまうこともあります。

私自身、無理を無理と思わないタイプのため、つい数年前までは「詰め込み型」で結果的に”無理”をしてしまいました。
それこそ「頑張っている自分が好き」と思えていれば問題ありません。
ただ、「なんか疲れたな」「頑張らないとダメだよね」と思うことが増えてきましたら、ご自身を客観視し、ご自身の居場所で
ゆっくりみつめてみてくださいね。

居場所感は人生の中で、どのような方であっても必要なものです。

弊社HPでもご紹介をしております”マズローの欲求説”【3.安心・安全な居場所の確保(所属と愛の欲求)】がとても重要となります。
※【カウンセリングの持つ力・魅力】箇所をスクロールをしていただきページ中央箇所に掲載してあります。

今までも「居場所感」についてはお伝えして参りましたが、これからも度々出てくると思いますし、弊社カウンセラーたちのコラムでもご紹介することが多いです。
それだけ大切なことでもありますので、皆様の心の中に留めていただけますと、とても嬉しく思います。

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