みなさまこんにちは。メンタルトレーナーの森下です。
先日2月1日(水)に大宮ロータリークラブ様にて
「誰もが心理的安全性を感じ組織としての生産性を高めるメンタルトレーニング」
というテーマで講演を行なって参りましたことをご報告させていただきます。
大宮ロータリークラブ様は67年という長年の歴史を持つ組織であり、
会員の皆様の事業を通じて社会貢献、奉仕活動をされている素晴らしい志をお持ちの皆様が集まっております。
中には50年間もの間、会員でいらっしゃる方もいるとのことで尊敬と驚きの思いです。
ロータリークラブでは経営者や大手企業の役職を持たれている方が多く所属しており、
僭越ながら諸先輩方の皆様へ少しでもヒントになることをご紹介できるように数ヶ月前から準備してきました。
さて、今回のテーマは「心理的安全性」を高めることで組織の生産性を高めるという話をさせていただきましたが、
この多様性の時代において「心理的安全性」を感じられる環境を作ることは決して簡単なことではありません。
ちなみに心理的安全性というのは「組織の中で非難や拒絶の不安がなく発言、行動ができる環境」であると定義されています。※Amy C. Edmondson(1999)
そして多様性というのは「ある集団の中に異なる特徴・特性を持つ人がともに存在すること」ということを指します。
つまり、多様性の時代における心理的安全性とは「集団の中で異なる特徴・特性を持つ人が非難や拒絶の不安がなく発言、行動ができる環境」ということになります。
女性の働き方改革、副業や転職などの選択肢も増えてくる中で、様々な価値観や考え方を持った人が組織にはいらっしゃいます。
そうした人が集まる中では意見のくい違いや衝突は当然ながら起こっていきます。
むしろ全く同じ価値観、考え方の人はいなくて当然なのです。
その時に心理的安全性がある環境を作っていけるかどうかは「感謝とリスペクト」がキーポイントとなってきます。
例えば、意見の食い違いや衝突が起きた際に、「これはできて当然」「そんな考え方はダメだ」という考え方では、
感謝とリスペクトからは遠く離れた考え方で、それは「違い=間違い」という認知の歪みから起こります。
これでは多様性には程遠いですよね。
仕事だけではなくすべてのことにおいて言えることですが、社会の中で人は一人では生きてはいけません。
些細なことへも「感謝の気持ち」を持ち、相手を「リスペクト」し、違いを受け入れる文化を
組織の中で作り上げていくことが心理的安全性を高めていくためには大切なのです。
とはいえ…
”良かれと思い”相手やチームのために伝えたことや、行なったことが 相手の受け取り方次第では裏目に出てしまうこともあります。
会員の方とのお話の中で「指摘や注意をするとハラスメントと言われてしまうので、こちらが気を遣ってしまう」ということをおっしゃっていました。
そうなるとお互いが気を遣ってしまって「言いたいことが言い合えない」風通しの悪い組織になってしまうのです。
ここで僕が強く伝えたいのは、「心理的安全性は馴れ合いではない」ということ。
組織としての目標を共有し、目標の達成のために必要だと思うことがあるのであれば時には厳しいことも指摘し合わなくてはいけないのです。
そうしたことも、受け入れて前に進んでいける雰囲気こそが心理的安全性です。
講演の中では、心理的安全性を高めるために面白いアイデアや工夫を取り入れている企業の例を出して
どのようにすれば心理的安全性が高まっていくのかもお話しをさせていただきました。
僕自身もスポーツチームのサポートをしていく中で、心理的安全性を高めていくことは
かなり意識をしながら取り組んでおります!
まずは「笑顔であいさつ」からでもいいので、ポジティブなコミュニケーションを意識していくと良いかと思います!ポジティブ思考は伝染していきますよ!
改めまして、大宮ロータリークラブの皆様ありがとうございました!
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