みなさま、こんにちは。
所属メンタルトレーナーの森下です。
前回の記事では実践的な目標設定方法をご紹介させていただきました。
<前回の記事はこちら>
「モチベーションを高めるトレーニング方法」
今回は、目標設定の質をより高めていくためのポイントをいくつかご紹介させていただきます。
◆具体的な数字を入れる
目標を設定する際は具体的な数値や期限を決めるようにしましょう。
明確な形で目標が定まっていないと「だいたいこのくらいでいいや」といい加減な気持ちになってしまいます。
目標がしっかりと定まっていれば、その目標からの逆算もしやすくなります。
例えば、ダイエットの目標でしたら「○月までに○kgになる」というような目標を立て、
そのためにはどうしたらいいかを落とし込んでいきます。
◆打ち消しの表現をしない
打ち消しの表現というのは、「〜しない」といった表現です。
「次の試合は負けないようにします」というのは打ち消しの表現の目標設定です。
なぜ打ち消しの表現はいけないのでしょうか?少し試してみましょう。
「猿のことは考えないでください。」
「お尻の真っ赤な猿のことは考えてはいけません。」
「猿に似ている友達のことも考えないでください。」
いかがでしょうか?
みなさんの頭の中には、すでにお尻の真っ赤な猿と、猿に似ている友達が思い浮かんでいるはずです。
このように、言葉では「〜しない」と言っているにもかかわらず、無意識にイメージでは考えてしまうのです。
先ほどの例では「負けないようにします」と目標を立てると、言葉では「負けない」と言っていますが
イメージでは「負けている自分」を無意識に考えてしまいます。
無意識でも負けている姿をイメージをしてしまうと、体はネガティブな反応をしてしまうようにできているので
不安になりやすく、体が硬くなり、パフォーマンスが低下してしまうのです。
この場合は、「負けないように」ではなく、「○○して(具体的な方法で)勝つ」といったような表現が好ましいです。
◆イメージをしやすく書く
目標を書いたら目のつきやすいところに貼り、常に確認、意識できるようにしておきましょう。
見返したときに、自分がわかりやすく、イメージしやすい表現をするのがオススメです。
例えば言葉だけでなく、イラストや写真を入れてイメージをしやすいように工夫をしてみるのも一つです。
また、擬音語を使った表現もイメージしやすくなります。
私自身の場合は、目標を連想できる画像をスマホの待ち受けにしたり
デスクトップの待機画面にしたりしていました。
ポイントは「自分」がイメージしやすければそれで良いということです。
誰かに見せるための目標設定ではありません。
自分が見返したときに、いかにイメージがしやすく、ワクワクしたり、
早くやってみたいという気持ちになれるかどうかが大切です。
目標を見返すたびにそのような気持ちになれるように工夫して書いてみましょう。
以上の3点を意識して目標設定を行ってみてください。
次回は、目標を立てたにもかかわらず続かなくなってしまう(三日坊主)原因についてご紹介させていただきます。
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