こんにちは。所属カウンセラーの船山です。
いつも記事をお読みになってくださり、ありがとうございます。
5月7日より、私船山のぞみもメールカウンセリングを担当することとなりました。
児童福祉での現場経験を活かし、子育てや夫婦間の問題について、一緒に解決しますので、どんなお悩みでもご相談ください。
さて、今回から数回にわたって、私が実際に現場で使用し効果を感じた「がんばり表」について、お伝えさせていただきます。
「がんばり表」とは、
・具体的な目標や行動を設定し、目標達成のために親子で一緒に取り組むもの
・目標としていること(行動)ができたら、シールが貼れる
・一定量のシールが貯まると、楽しいこと・うれしいことがある(ご褒美)
・対象は、幼児~小学生くらい
以上のことを主に指します。
画像はあくまでも参考資料です。
お子様が親しみを持てるようなご家庭独自のものを作成されてみてくださいね。
例えば、お子様が好きなキャラクターなどを入れると、取り組みやすくなります。
シールではなく丸や花丸を描いてもいいですし、ご褒美までのシールの枚数はその子のレベルに合わせて調整したりすることもあります。
使い方は以上です。
とても簡単で手軽なため、誰でも取り組むことが出来ます。
ただし、注意も必要だと、私自身児童福祉の現場で活用しながら、日々感じております。
例えば、
①お子様がシールばかりに興味を持ってしまうとき
②お子様が目標を達成できなかったことに親御さんの意識がいってしまうとき
が挙げられます。
①お子様がシールばかりに興味を持ってしまうとき
シールを活用すると、お子様がシールに興味を持ち、「シールを貼ること」にしか意識がいかない場合がございます。
そのような場合は、「がんばり表」とシールは親御さんが持って、お子様に伏せた状態で、
「今日は達成できたかな?」
と振り返りを始めることで、きちんと会話をし目標が達成できたかどうか話し合うことが出来ます。
②お子様が目標を達成できなかったことに親御さんの意識がいってしまうとき
シールが貼れなかった日(目標が達成できなかった日)に、親御さんが
「どうして貼れなかったのか。」
とお子様を責めてしまう場合もございます。
「始める前は気を付けていたのにいつの間にか説教の時間に・・・」
なんてこともよくあります。
あくまでも「がんばり表」はお子様を褒めて伸ばすツールだということを、忘れずに取り組めると良いですね。
出来なかった日には、他の要因に焦点をあてて考えてみることも一つです。
例えば、「今日は疲れていた?」「目標を変えてみる?」と都度気にかけてあげることが大切です。
そうすると他の問題に気づけたり、お子様にとってはハードルが高いことに気づけたりします。
「がんばり表」における目標のハードルはなるべく低くして、まずは楽しく取り入れることを、親御さんの目標にしてみてくださいね。
自粛生活が続く中で、親子でずっと一緒に過ごしていると、お互い良くない部分が目立って見えてしまうこともあるかと思います。
今回ご紹介させていただいた「がんばり表」を、ご家庭内でゲーム感覚で取り組んでいただき、楽しみながら親子の絆を深めるツールとしてご活用ください。
「使ったもののうまく活用できない」「使いこなせる自信がない」という方々のために、「がんばり表」を使いこなすポイントを、今後数回に分けてお伝えしていきます。
今後お伝えしていくポイントを取り入れることで、より効果的に「がんばり表」を活用することが出来ます。
「がんばり表」は、お子様の成長につなげるために活用できるとても手軽な手段なので、是非今後の記事を楽しみにしていてください。
「がんばり表」のことに限らず、子育てにお困りの際はおひとりで抱え込まず、ご相談をなさるようにしてくださいね。
ご興味がある方は、弊社ホームページをご覧くださいませ。
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