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モーニングクロス・オピニオンクロス【災害時等の心理支援について】

皆さま、こんにちは。
代表の小高千枝です。

昨日出演致しましたモーニングクロスでは
船戸優愛ちゃんの虐待事件から現代の虐待の問題
また、母親が元夫に受けていたDVのことや共依存。世代間連鎖について
オープニングから話は尽きず激論になりました。

東京電力福島第一原発の汚水処理問題
防衛力強化に宇宙作戦隊創設の話題

HIV感染者の内定取り消し問題については、現在のHIV患者の増加のお話をさせて頂きました。

また、オピニオンクロスでは【災害時等の心理支援】についてお伝えさせて頂きました。

台風15号の被害状況については本日も番組内で取り上げられましたが
私自身、千葉県出身でもありますので、私にできることとして。。。
支援金やこういったマスコミを通してお手伝いをさせて頂きたく
災害時の人間の心理状態や、心理のプロではなくても意識をして身近な方へ寄り添って頂けますよう
サポート方法についてお伝えさせて頂きます。

【災害時等の心理支援について】
■サイコロジカル・ファーストエイド
Psychological First Aid(=PFA)

「苦しんでいる人、助けが必要かもしれない人に、同じ人間として行う、
人道的、支持的な対応(心理的応急処置)」
※災害早期に支援者が行う心理的支援方法(初期反応の苦しみの緩和・回復)

近年、被災後の心理・社会的支援としてサイコロジカル・ファーストエイドが
災害時の心理支援として日本でも注目されるようになってきました。

地震などの自然災害、テロなどトラウマなどによって生じる初期段階における心理的苦痛の軽減。
短期的・長期的な適応機能と対処行動を促すことを目的とされています。

身体・心理・行動など広範において被災者(被害者)には初期反応があらわれることが多く
初期反応には強い苦痛を生じさせて適応力が阻害されることがあるという観点に基づき
初期反応の苦しみの緩和やレジリエンスを促進するための支援になります。

■心理的デブリーフィングの有効・無効
【心理的デブリーフィング】
ストレスになった最近の出来事における認知や考え、情緒的な反応を、手短に、
しかし系統的に語ることを求めることで感情表出を促すもの

急性ストレス障害(ASD)や心的外傷後ストレス障害(PTSD)を緩和する効果がデブリーフィングでは認められていることがあります。
患者の身に起こったできごとや経験を振り返りながら克服を促していくのです。

過去を思い返し、報告をお互いにしあうことでストレスを発散させ、症状を緩和させていくことが目的とされています。

しかし、近年の報告の中には逆効果となるというものもあります。

寄り添い方の問題は日常的な臨床の現場でも日々気を付けていることですが、
被災者(被害者)の心の状態を理解し、無理に心の領域に入り込まないこと。
心のポジショニングが問われます。

■安易な励ましや言葉掛け「助かって良かった」はNG
※WHOのPFAより
<支援方法>
・実際に役立つケアや支援を提供する、ただし押し付けない
・ニーズや心配事を確認する
・生きていく上での基本的ニーズ(食料、水、情報など)を満たす手助けをする
・話を聞く、ただし話すことを無理強いしない
・安心させ、心を落ち着けるように手助けする
・その人が情報やサービス、社会的支援を得るための手助けをする
・それ以上の危害を受けないように守る

※心理的応急処置(サイコロジカル・ファーストエイド)フィールド・ガイド

■【安心・安全】基本的な生活の確保(マズローの欲求段階説)
マズローの欲求段階
人間にとって心の安定を保たれる基礎となる部分は「安心・安全」があってこそです。
マズローの欲求段階説にもあります通り、基本的な土台となる欲求
「生理的欲求」「安全欲求」が満たされていないと前に進むエネルギーが出てきません。

東日本大震災の被災地支援の際に私も現場を経験し強く感じたことです。
心理職のできること、心の状態、プロセスを理解した中で、被災者(被害者)へのタイミングをみた寄り添い
そして、何よりも「安心・安全」の確保のお手伝いを。。。して参りたいと思います。

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