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GW明けの“5月病(適応障害)”への意識

皆さま、こんにちは!
代表の小高千枝です。

今年のGWはいかがお過ごしでしたでしょうか。
10日間全てお休みだった方、お仕事とお休みをバランスよく取られていた方、お仕事三昧だった方。

皆さま、それぞれの境遇・環境の中で印象深いお時間を過ごされたことと思います。

そして、毎年恒例行事のようにGW前から世間で騒がれています「5月病」(適応障害)

クライエントさまからのご相談をはじめ、マスコミ関係のお問合せなども多いため、特に心理職になってからは、私自身も気合を入れてこの時期を迎えております。

企業さまからは、4月に無我夢中で頑張ってこられた新入社員の皆さまのお気持ちにどう寄り添うべきか。人事のからのご相談が増えて来ております。

GWのお休み明け。力が入らず4月のペースを取り戻すことが大変だというご相談。そして、サービス業やマスコミ関係の企業さまからは、世間がお休みの時に稼働されているため、学生時代のご友人たちが普通にお休みをされている姿に影響され「いいな。」と羨ましい気持ちからモチベーション低下。ネガティブスパイラルに陥ってしまわれたあとの回復についてなど。

頭ではわかっているものの、お休みをされているご友人を羨ましく思ってしまうこと。
お若いとどうしてもそう思ってしまいますよね。

「今の自分の立場を理解しなくてはいけない」
「新入社員だから頑張らなくてはいけない」
「今、やらなくてはいけない」

「〜しなくてはいけない」「〜でなければならない」と“禁止令”を課し、本音に蓋をして過ごしてしまうことでご自分の首を締めている可能性もあるのです。

もちろん気持ちを奮い立たせ、本気で頑張らなくてはいけない時期はあります。人生の中で大切な経験です。
ただ、「(学生時代の友だちが)羨ましいなぁ」と、ご自分の本音を認めつつ、今ある姿をゆっくりみつめると少しずつ前向きな気持ちが芽生えてくることがあります。

“4月に築き上げてきた組織の中の自分”に対し、どんなことでもいいです。

「研修がんばった!」
「心が許せる同期の仲間ができた」
「配属先の仕事をひとつ覚えた…」

“できた自分”“できている自分”をまずは認めて差し上げてください。

そして、あまり無理をせず、ゆっくりとのんびり過ごす時間を意識的に設けてみてくださいね。

何にもとらわれず、自分だけの空間で、自分だけの自己満足の時間を過ごしてみると、気持ちが解放され、楽観性が芽生えてきます。凝り固まった心もゆっくりとほぐれて来ます。

心が満たされてくると、ご自分を客観視することができるようになり、視野が広がります。皆さんを支えてくれている人、見守ってくれている人。ご自分の安心できる居場所(マズローの欲求段階の「所属と愛の欲求」)が感じられるようになり、明るい気持ちがまた再燃してきますよ。

焦らず、ゆっくりと。。。ご自分の心の居場所をみつめながらお過ごしください。

>>「5月病」=「適応障害」について

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