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「5月病」=「適応障害」について

皆さま、こんにちは!
代表の小高千枝です。

前回の記事で「GW明けの5月病(適応障害)」について記事を書かせて頂きましたが、今回は更に深く「適応障害」についてお伝えさせて頂きたいと思います。

平成27年12月1日に施行された労働者数50人以上の事業場へのストレスチェック制度。
ストレスチェックの実施が義務付けられましたが、弊社も高ストレス者が出た企業さまからご相談を頂き、実際に会社へ足を運び、社員の皆さまのカウンセリングなどへも携わらせて頂いております。

企業カウンセリング

ストレスチェックの結果以外への面談以外にも、心理分析テスト(エゴグラム・体癖論)を受けて頂くことで、自己分析から自己受容、そして対人コミュニケーションの在り方、仕事に対する取り組み方を身につけて頂き、セルフコントロールができるようにサポートさせて頂いております。
適度なストレスは人間の原動力にもなります。セッションを受けられた方は、ストレスとうまくお付き合いをすることや、共存できるようになられていらっしゃいます。

心に問題や高ストレスを抱えた方が増えているとも言われている現代ですが、現代における、うつ病、躁鬱の状況。厚生労働省が実施している患者調査によれば日本の気分障害患者数は

2002年から71.1万人、2005年には92.4万人、2008年には104.1万人、2014年には1,116万人と、著しく増加しています。

ただ「最近うつ病が増えた」と強調されることがありますが、数字の解釈には注意が必要とも言われています。
診断基準が少し変わることによって、診断される患者数にかなりの差が出てくるのです。

しかしながら、現代においてはストレスを抱えている人が多いことは事実。特に男性よりも女性の方が「うつ病」になりやすいと言われていますので、その理由について掘り下げていきたいと思います。

女性が男性に比べてうつ状態、うつ病になりやすいのは、いわゆる5月病とも言われている「適応障害」になりやすいためです。

女性は男性よりもライフイベントが多く(就職、結婚、妊娠、子育て、産休育休、引っ越し、復職など。。。)
その都度環境に適応すること、順応することに気持ちを切り替えなくてはいけない。そういったことなどが影響していると言われています。

<適応障害の主な症状>
1.不安気分を伴うもの:不安、心配、いらいら感、焦り、緊張感など
2.抑うつ気分(気分が重く、暗くなる)を伴うもの:希望を見出せない、涙もろい
3.行為の障害を伴うもの:社会規範や規則に適応できない
4.攻撃的な行動:暴飲暴食、無断欠席、無謀な運転やけんかなど
5.身体的愁訴(しゅうそ):疲労感、頭痛、不眠、多汗、めまいなど身体的症状
6.引きこもりを伴うもの:社会的引きこもり
※子どもの場合は、指しゃぶりや赤ちゃん言葉などのいわゆる「赤ちゃん返り」がみられることもあります。

GW明けに、学生や新入社員が心身に不調が表れる症状を「5月病」といいますが「適応障害」が正式名となります。

環境に適応できずに、やる気が出ず、食欲不振や睡眠障害などの症状が出てしまう。また、この適応障害は学生や新入社員だけに起こるのではありません。

新しい環境に適応できない、という場面は、転職や退職、結婚や引越しと様々な機会に訪れると言われています。適応障害がひどくなり、持続的な抑うつ気分、興味・関心の喪失、食欲低下、不眠などが続く場合は、うつ病の入口に差し掛かっている可能性もありますため、早期ケアの必要性も出て来ます。

また、うつ病の予防と対策には睡眠をとることが効果的であるとも言われていますが“質の高い睡眠”をとることによって脳と体の疲れを取り、心身の健康を導き出します。まずは生活習慣の見直しとして、睡眠の質へ意識を向けてみてくださいね。

<質の高い睡眠の効果>
(1)ストレスの解消
睡眠が慢性的に不足すると、ストレスが徐々にたまり、うつ病をはじめとする精神疾病や不眠症などの睡眠障害を発症することにもつながります。

(2)体の成長や老化の防止
睡眠中は成長ホルモンが分泌される貴重な時間です。成長ホルモンには古くなった肌や怪我、その他体組織の修復・再生、脂肪を燃焼させる働きなどがあります。質の良い睡眠を取ることで、若さを維持し、老化の防止にも役立ちます。

(3)記憶の定着・学習効果の効率化
人の脳は睡眠中に、その日に起こった事や、学習したことを整理し“記憶として留めておく必要がある情報”を定着させていると考えられています。

脳の図

私たちは起きているときに、脳の海馬で記憶しますが、これは短期記憶であり、記憶が定着しません。そのため、長期記憶として定着させるために睡眠中に「海馬→大脳」へ記憶を移す作業をします。このプロセスを経て、記憶が定着していきます。

睡眠時に多く出るシータ波には記憶・学習機能が向上する効果があると考えられています。睡眠中に記憶の固定がされるので、いい睡眠が記憶力を守ってくれます。

また、睡眠だけではなく、日常的に楽しいことや、笑顔になるような生活を心がけてみてください。

“笑うこと”は自律神経の副交感神経が優位になり、血圧や脈拍が下がり、胃腸も活発になります。また、ストレスホルモンのコルチゾールやアドレナリンが減少。免疫力が高まり、疲労感がとれるといわれています。

小高千枝

普段から楽しい思い出や経験をすることが、心が健やかであることにも繋がります。心に負荷をかけすぎていることを整理し、リラックスすることを心掛け、季節関係なく訪れる“適応障害”にならないようにおひとりおひとりが気をつけるようにしてくださいね。

>>GW明けの“5月病(適応障害)”への意識

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