皆様、こんにちは
メンタルヘルスケア&マネジメントサロン代表・公認心理師の小高千枝です。
年末年始のお休みはゆっくりされましたでしょうか。
ご実家へ帰省された方、ご家族やパートナーとのんびりされた方、おひとりで楽しまれた方
思い思いの時間を過ごされたことと思います。
私は姪・甥とのカオス時間のあと、嵐が去った実家の片付けに力を注ぎました。
そして、両親も年をとったなぁ。。。と感じることが多く親孝行はできる時にやらないと後悔するなと感じておりました。
したしたくてもできない時が来る前に。。。皆さんも親御さんとの時間を大切にしてくださいね。
さて、オミクロン株の感染拡大が心配される環境ではございますが、世の中はコロナとの共存として動いています。
正しく恐れ、冷静に状況を把握しながら進んでいきましょう。
(毎年初詣でご祈祷をしていただいている香取神宮の奥宮です。清々しい気持ちでお詣りをしてきました)
また、すでに皆さんは年明けのお仕事がはじまっていらっしゃるかと思います。
仕事はじめは毎年恒例の「モチベーション低下」「やる気が出ない」といった気持ちに陥る傾向があるものですが
2022年。小高の仕事はじめに
J-WAVE『KURASEEDS』様にて
「モチベーションアップ術」のヒントをお伝えさせていただきました。
https://odakachie.com/info/media/12570/
休み明けのこの時期だけでなく、日常のちょっとしたときに役立てていただける内容のため
この場をお借りして皆様へお伝えさせていただきたいと思います。
「目の前の事にやる気が出ない」状況との向き合い方
まず「やる気」「モチベーション」=「心だけの問題」と心や気持ちにだけ意識を向ける方が多いかと思います。
しかし、心だけの問題と捉えるのではなく、心と体の両方に問いかけてみてください。
形に見えない「心」をみつめようと「う~ん。。。どうしてだろう」と思い悩んでしまいますと
ただでさえ(心の)元気が無い状態では自分自身と向き合う前に疲弊してしまいます。
そのため、”身体”という視覚的にも見える、感じることができることへもスポットを当ててみてくださいね。
単純に寝不足だったり、お腹がすいていた。。。など生理的欲求を満たすことで解決してしまうこともありますし
身体を休めればやる気が出てくることもあります。
そして、身体は元気だけど、やっぱり心が疲れている
”心が疲弊している”ことに気が付いたらその要因をまずはみつめてみることが大切です。
(地元の海の近くの公園です。空気が澄んでいて気持ちが良い日でした)
目の前に片付けないといけないことがあるけれど。一歩が踏み出せない
前述通り、身体が疲れている、睡眠不足、お腹がすいているなど生理的欲求などの場合は物理的に解決できることもあります。
分かりやすいこと、身近でできるところから取り組んでみましょう。
一歩を踏み出す前段階の”安定した心と身体の土台作り”をしてみてくださいね。
そして、心と身体が安定する安心できる環境で
▶片付けなくてはいけないことの重要性
▶片付けることでの効果や意味
これらを客観視・俯瞰して見ましょう
「目の前」という意識を強く持ち過ぎてしまいますと視野が狭くなってしまいます。
そのため、別人格の自分が別視点で見ているような感覚で自分を俯瞰してみると
「重たく(深く)考えすぎていた。」「この1つだけまずは取り組んでみよう。」など
”一歩が踏み出せない”と感じられている状態から脱却するきっかけを掴めます。
(地元の公園で愛犬と散歩を、外の空気に触れる、散歩をする、空を見上げる。とても身近で簡単に心と身体を解放することができます)
また私自身、自分のやる気をあげるする、奮い立たせるための考え方や自分自身に投げかける言葉として
以下のようなことを行っています。
私自身は「自分だけにフォーカスしている」とやる気がでないため、
何のために頑張らなくてはいけないのかを自分に問いかけるようにしています。
「〇〇ができるようになればクライエント様に(カウンセリングで)お伝えすることができる」
「〇〇に取り組むことで会社やスタッフのためになる」
「〇〇のようなママだとさくら(愛犬)が喜ぶ」
など、「相手のためになること」= 結果的に「自分のためになる」意識をもってモチベーションをあげています。
ただ、人間ですから
それでもダメだったら、「今、頑張ること」で「明日は頑張らなくていい」とその時の自分の心と身体の状態にあったご褒美を与えるようにもしています。
※こちらはあくまでも私自身に合った方法です。皆様なりのやり方があるかと思いますので、色々と試してみてくださいね。
(時にはご褒美作戦も大切です。気心知れたアラフィフ同世代の友人とお互いに癒しの時間)
子育て世代の親御さんへ。お子さまたちのやる気を上げる言葉のヒント
現代のお子さんたちは「居場所」を強く求めている子が多く、その「心の居場所」を感じることができると
安心して前向きにやる気を持つことができます。
そのため、居場所感を感じられる言葉をかけてあげていただきたいです。
・いつも見守っているよ
・ママがついているから大丈夫
・どんなことがあっても味方だよ
・そばにいるからね
など、親御さんが「人的環境」として安心できるような存在である言葉掛けが大切です。
親子関係の基本的安定があってこそ、モチベーションを高めたり、やる気がでるきっかけにもなります。
常日頃からお子さまたちとの歩み寄り、寄り添いを大切になさってくださいね。
お子さまのやる気を削ぐNG行動
それでは反対に、お子さまのやる気を削いでしまう行動や言動とは。。。
叱ることは構わないと思いますが、感情に任せて怒る、理不尽な怒りをぶつけることはNG
どうしても感情的になってしまうこともあるかと思いますが、注意をするときは理由を伝えて叱ること
お子さんが認めて欲しいことを認めずに、親の要求や意見ばかりを伝えること
自尊心を傷つけるような言葉は基本的にはやめてくださいね。
朝のお忙しい時にお子さまが準備をせずイライラすることもありますよね。
そのイライラは他のことでストレス解消するようにしてください。
親御さんのストレス解消方法などもご一緒に今後みつめていけましたらと思っております。
お子さまには人格があり、ひとりの人間であることを落ち着いている時に考えてみらえると
必然的にこたえは見えてこられると思います。
2022年新年を迎え”公私ともに新たな気持ちで向き合おう”と心に決めている皆さまへ
新年は節目として新しい気持ちで再出発の意識が高い方もいらっしゃると思います。
私も同じです!ご一緒に心機一転頑張りましょう!!!
と、全ての方にお伝えしたいところですが、まずは、ご自身のキャパシティの整理をすることが大切になさってください。
心にゆとりがないと向き合えるものも向き合えなくなります。心の滞りがある程度なくなってからでも遅くはありません。
他者と比べてしまうこともあるかと思いますが、隣の芝が青く見えてしまったり、心がザワザワしているときは動くタイミングではないと思います。
(勇気や刺激、感化されるような状態でしたらOKです)
新年だからと焦って何かを決めたりせず、新しいことを始める前に、心身の整理・取り組む時期をまずは意識されてみてくださいね。
自戒の念を込めて。。。お伝えさせていただきました。笑
新年早々に【暮らしが芽吹く「種」】として皆様へメッセージをお届けすることができましたこと
とてもありがたく思います。
2022年、心と身体がすこやかで、穏やかであるために、気分をリフトアップされながら
育児や家事、仕事など公私ともに有意義なお時間をお過ごしください。
ご自身らしい日常をデザインされ、ご自身らしい毎日にしてくださいね!