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子どもを成長に導く「保護者のためのメンタルトレーニング」②

みなさま、こんにちは。所属メンタルトレーナーの森下です。

前回の記事では「保護者のためのメンタルトレーニング」と題しまして、
子どもを成長に導いていくために良かれと思ってやったことが
よくない結果になってしまう「あるある」についてご紹介させていただきました。

前回の記事はこちらから
「子どもを成長に導く『保護者のためのメンタルトレーニング』①」

子どものためと思うがあまり、厳しくしすぎてしまったり、失敗して欲しくないという気持ちから、親が手伝いすぎてしまったり。
(僕もついつい口出ししてしまいそうになるのをグッと堪えています)

その結果、子どもは親からの期待をプレッシャーと感じてしまい押しつぶされそうになったり、
過保護にされすぎて主体性がなくなってしまう可能性が大きくなってしまう。

どれも全て、子どものことを想い、一生懸命にサポートした結果
それが子どものためになってなかったとしたらとても悲しいことです。

今回は、そのような悲しいことが起きないように、
・親として子どものために何が出来るのか
・親として何をすべきなのか
・子どもの成長を促すためのアプローチの仕方
といった、メンタルトレーニングの観点から見た「親の役割」についてお話しさせていただきます!

キーワードは「子どもの成長にとって何が出来るか」です!

<親としての役割>

親としてできること、親だからこそできることはなんでしょうか?
それは、「子どもにとって1番のサポーター」であることです。

親としての役割をしっかりと理解して子どもを支えていってあげましょう。

新学期になるとよく保護者のみなさん向けに講習会をさせていただく機会があります。
その中で我々は「大切なことは、子どもと指導者と親が「共通の目的」を持つことです。」とお伝えさせていただきます。

良い点数、良い成績を目指してがんばっていくのはもちろん大切なことです。
ですが、それが全てになってしまうと勝つこと、良い成績をとることが第一優先となってしまい、
子どもの心に負担をかけてしまったり、優劣だけを気にしてしまうようになってしまいます。

特にチーム競技の場合、我が子の活躍が一番になってしまって親が出てきてコーチにクレームをつけたり、
チームメイトの足を引っ張ってしまうなんてこともあります。

いい点数や勝つことも活躍することも大事ですが、それよりも一つの目標に向かってみんなで切磋琢磨し、
努力をして成長していくことの方がよっぽど大事だとは思いませんか?

選手、指導者、保護者は「子どもたちの成長」を共通目的としたチームです。

「勝ち」よりも「価値」のあるものを目指していきましょう(良いこと言った…笑)

<親だからこそ出来ること>

前回の記事では「してはいけないこと」に焦点をあててお伝えしましたが、
今回は具体的に「何をすべきか」をお伝えさせていただきます。

どれも意識すれば簡単に出来ることなのでぜひお子様とのコミュニケーションの中で取り入れてみてください。

▽感情を共有する
「嬉しかった」
「悲しかった」
「悔しかった」
そういった感情を受け入れて共感してあげましょう。
子どもが嬉しい時に一緒に喜んだり、悲しい時にはそっと寄り添ってあげたり、
弱気になっている時にはそれを察して背中を押してあげてください!

「お父さん、お母さんはいつもお前の味方だよ」というメッセージを伝えてあげることは子どもからしてみればこれ以上心強いことはありませんよね。

▽サポートに徹する
あくまでも主役は子どもです。親がやりすぎてしまったり、出過ぎてしまったりするのではなくサポートする立場だということを忘れてはいけません。

私が学生の頃(競泳選手時代)は、親は水泳のことに関しては時に何も口出しはしませんでしたが、
送迎(幼少の頃は)や、食事の管理、金銭面での負担などは徹底的にサポートしてくれました。
そのおかげでなんの不安もなくトレーニングに打ち込める環境を用意してくれていたのだと思うと、感謝の気持ちでいっぱいです。

ただ放任するのではなくしっかりと見守ってあげることが大切です!
「可愛い子には旅をさせろ」ということわざがありますが、あえて突き放して、子ども自身に気づかせる(学ばせる)ことも時には必要です。
子どもにとって何がベストかを常に考えてサポートしてあげましょう!

▽心の逃げ場になる
弱音を吐ける存在がいるというのはとても心強いものです。
そんな時に「何言っているの!しっかりしなさい!」なんて突き放してしまうと子どもたちは心の逃げ場をなくしてしまいます。

ミスをして落ち込んで来る時や、試合で負けてしまって落ち込んでいる時は
指導は先生やコーチに任せて、親は大きく受け入れてあげましょう。

「良い経験ができたね。失敗しても努力すれば必ずできるようになるから一緒に頑張ろう」
というような温かい言葉で背中を支えてあげてください。

▽関心を持つ
子どもの活動に興味を持っていることを態度で示してあげましょう。
「応援してくれている」と思えば子どもは安心して勉強やスポーツに打ち込めます。

結果(勝つことやいい点数をとること)に興味を持つのではなく、
子ども自身の成長に興味を持ってあげることによって小さな成長を見逃さず、褒めてあげることができます。

そうすることで子どもは「がんばったことが自分の力になっている」と感じることができ、自信をつけていくことができるのです。

<まとめ>
特に育成年代のお子様の場合は、親の存在や影響がとても大きいです。
良くも悪くも、親の考え方や行動、子供との接し方で子どものマインドセット(考え方)が決まってしまいます。

全てを親がやろうとしなくて構いません!
先生や指導者に任せるところは任せれば良いのです。
その分、親にしかできないことは徹底的にサポートしてあげてください。

子どもの成長と共に、親も成長していきます。
私自身も親になってまだまだ3年目。日々試行錯誤しながら子供との心理的駆け引きの日々です。
「子どもの成長」をキーワードに親として楽しみながらサポートできればと思っています!

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