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④「がんばり表」子どもが興味を持てる工夫

こんにちは。所属カウンセラーの船山です。

また東京都での新型コロナ感染者数が、増えてきましたね。
緊急事態宣言が解除されて、一ヵ月。
ちょうど気が緩んでしまったり、慣れてきた感染防止策が疎かになってしまう時期でもあるかと思います。

息抜きもとても大切ですが、気は緩まないよう、世界全体で同じ問題に目を向けていきたいですね。

さて、今回もまた「がんばり表」に関する記事を書かせていただきます。
今まで数回にわたって「がんばり表」の使い方や、コツについてお伝えしてきました。

<「がんばり表」シリーズ記事>
①「がんばり表」を取り入れて、楽しく子どもの課題を解決しましょう
②「がんばり表」における目標設定のコツ
③「がんばり表」における目標の数と具体的な決め方

順番にお読みいただくことで、「がんばり表」がどのようなツールなのか、より理解できるようになっておりますため、上記URLをご参考に、是非今までの記事もお読みいただけますと幸いです。

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今回は「子どもが興味を持って取り組める工夫」「ご褒美設定のコツ」についてお伝えさせていただきます。

特に「ご褒美の設定」では、お子様の希望に沿えないことが出てきやすいかと思います。
ポイントをお伝えするので、参考にしつつ、必ず約束が守れるようなご褒美を、話し合って決めてみてくださいね。

【子どもが興味を持って取り組める工夫】

①「がんばり表」のタイトルを子どもと一緒に決める
(例)○○大作戦!など

②子どもが好きなマンガやアニメのキャラクターを表に取り入れる(著作権には注意

③どんなシールがいいか選んでもらい、子どもと一緒に買いに行く

シールを貼ること自体がご褒美に感じられるよう取り組む
※「がんばり表」に取り組むこと自体が、子どもにとって楽しい体験になるようにする。
 訓練になってしまわないように注意する。

私は現場で「がんばり表」を使用する際、特にが効果的だと感じました。

今はパソコンなどもあり、色々便利に作成できる世の中ですが、保護者が手作りした「がんばり表」の方が、お子様は嬉しそうにしていることが多いです。

好きなキャラクターを少し手描きで入れてみたり、いくつか好きなキャラクターを散らばせてみたり・・・。
それだけでもお子様のテンションは上がり、「いつからやっていいの?」と、目を輝かせている子もいました。

実際に使用したことがある「がんばり表」を紹介させていただきますね。

こちらは、塗り絵のようにお子様が色を塗っております。
コミュニケーションの1つとして塗り絵を一緒に楽しめるのは、とてもいいポイントです!

時間があれば、是非手作りしてみてくださいね。

【ご褒美設定のコツ】

ご褒美設定において大切なことは、ご褒美を『具体的』『楽しいこと』にすることです。

①目標を達成してシールを貼る=いいことが起こる、と期待できることが大切です。
「シールが○個貯まると、△ができる」という因果関係を明確にしておきます。

②ご褒美の内容は、具体的・現実的なものが好ましいです。
(例)スペシャルタイム
30分保護者と好きな遊びをする、好きなお菓子を一緒に作る、お出かけできる、保護者と30分ゲームをする等

※グッズ(マンガの付録、カード、シール、文房具)など、お金がかかる物は避けた方がいいです。
物は比較することができ、要求がエスカレートしやすくなるからです。

私が実際に「がんばり表」を使用してきて、年代や性別を問わずに反応が良かったご褒美は、「確保された保護者との時間」でした。

保護者からすると、ずっと一緒にいるように感じるお子様との時間ですが、お子様からすると「自分だけのために用意される保護者との時間」は案外少なく感じていることが多かったです。

家事の片手間や、何かしている最中ではなく、思い切りお子様と遊べる時間を取ってあげることも大切です。

ただ、ご褒美は毎日ではなく、一緒に決めた枚数分のシールが貯まったらですので、保護者の皆さまも気負いすぎずに考えてみてくださいね。

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次回は「実施する際のポイント、子どもへのフィードバック」について記事を更新する予定です。
「がんばり表」を実施する際、決めておいた方がいい基準や、効果的な子どもへのフィードバックを中心にお伝えさせていただきます。

具体的にお困りのことがございましたら、メールカウンセリングをご活用して頂くのも1つです。

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