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子どもを「禁止」でコントロールしないために
こんにちは。所属カウンセラーの船山です。
今回は「禁止で子どもをコントロールすること」について記事を書かせていただきます。
何かを『禁止する』と伝えて子どもをコントロールすることは、即時的な効果が見られるためとっさに使ってしまいがちですが、長期的な効果や愛着形成における効果はほとんどないと言われております。
なぜかというと、
①ネガティブなメッセージはネガティブな行動を誘発しやすい(余計にひどくなる場合がある)
②行動の制限をめぐって親子が衝突するきっかけになり得る
③その場しのぎの対応となり、禁止した人がいない場所・状況では余計にひどくなることがある
からです。
とはいえ、なんでも「いいよ」とは言えないのが現実ですよね。
禁止する声掛けが全てNGなわけではなく、効果的に用いることが重要となってきます。
子どもにとってはただの『脅し』となってしまう場合もあるため、ここは注意が必要ですね。
【禁止を効果的に用いるために】
①その場の文脈にそぐわない「禁止」は用いない
②禁止以外の方法を考えてみる
③どうしたら禁止が解けるのかはっきり伝える
①その場の文脈にそぐわない「禁止」は用いない
(例)子どもたちが居間で大声で騒いでいる時に「うるさいままならゲーム禁止にするよ」と言う。
居間で騒ぐこととゲームには関係性がないため、この場合はただの『脅し』となってしまいます。
こういった時には「テンションが少し高いんじゃないかな。このままだと怪我をする可能性もあるから、
少し落ち着くか、一旦お水を飲もう。」と予告をすると効果的です。
落ち着いているときに、テンションが上がりすぎた時の対応を、事前に親子で共有しておおけるといいですね。
水を飲む、自室に1分行く、一度親と話をするなどがあります。
どれも気持ちを切り替えるという効果を見込んでの対応となります。
②禁止以外の方法を考えてみる
トラブルが起きそうなとき、何かを禁止するのではなく、環境を工夫してみることも大切です。
(例)どうしても壊されたくないものは、子どもの手に届かないところで保管する。
③どうしたら禁止が解けるのかはっきり伝える
禁止にならない望ましい行動を具体的に伝えます。
一度何かを禁止した時、どうすればその禁止が解けるのかもあわせて伝えることがとても重要です。
(例)
×「いい子にしていればゲームをしてもいいよ」
○「お部屋の片付けをして、明日の準備まで終えたら、ゲームをしてもいいよ」
※一度に二つの指示を出されると、混乱してしまうお子様も中にはいらっしゃいます。
その場合「今日のミッションは二つ!一つ目は~」と一つクリアしてから次の指示を出すと、
子どもが理解しやすく、遊び感覚で楽しく取り組むことが出来ます。
「だめ!」と言ってしまう時は、緊急性を要するときが多いと思います。
こちらもなかなか頭が回らなかったり、「だめ」と言ってしまう度に後悔することもあると思います。
しかし、子どもと一緒に成長していこうという気持ちで、お母さまお父さまも気を楽に持つことも大切です。
どうしてもうまくいかないことや、思い詰めてしまう時もありますが、そのような時こそ弊社所属カウンセラーにお問い合わせくださいませ。
家庭を持っているカウンセラーも所属しているので、皆さまのお気持ちに寄り添い、一緒に解決策を見つけます。
※現在、カウンセリングは下記の通り受付をしております。
◎小高のカウンセリング、メンタルトレーニング、メールカウンセリング、コーチングはご紹介制となっております。
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