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子どもに見通しを持たせるためにできる声掛け方法

こんにちは。所属カウンセラーの船山です。

今回は「子どもに見通しを持たせる声掛け」について記事を書かせていただきます。

具体的にお話ししますと、「これが終わるまで待ってて!」の声掛けが耳に入りづらく、言っても待てないお子様についての声の掛け方です。
親の状況なんてお構いなしに「あれやりたい」「これしたい」「遊んで」と言い始める。
お子様をお持ちの皆さまは、こんな状況を一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

親御さんの声の掛け方を一工夫することで、待つことが出来るようになったり、成長する上で見通しをもって計画を立てることが出来るようになります。

「あとちょっと待ってて」「これが終わるまで待って」
この声掛けだと、幼児~小学生くらいの子どもには理解が難しいです。

「あとちょっとってどれくらい?」「これが終わるのはいつ?」
と、見通しのない待ち時間になってしまいます。

それよりも「あと10分待ってて」「時計の長い針が7になったら行くからね」
この声掛けだと具体的で、いつまで待てばいいか明確なため、待ちやすくなります。

ただ、その時間を守れるように親御さんも注意が必要です。
約束の時間に行動してあげないと、「そう言って来ないじゃん」と信じてもらえず、結果待てないというループに陥ってしまう可能性があります。

自分が守れる確実な時間を伝えて、時間通りに子どもの要求を聞きに行くことで
「何分待ったら絶対にママ(パパ)は来てくれる」
と、待ってほしい時間までは待てるようなお子様に成長したり、親への信頼が定着したりします。

親が子どもとの約束を守ることは、親子の信頼関係にも関わってくる部分なので、養育場面ではとても大切にしてほしいことでもあります。

こうした声掛けを続けることが、自然と見通しを立てる習慣へと繋がっていきます。
歳を重ねるごとに
「19時だからお風呂に入ろう」「17時だからお家に帰ろう」
と、時間を意識して先を見て行動する力が身についていきます。

他にも、見通しをもって夏休みの宿題の計画などを立てることが出来たり、友人との人間関係において相手の状況を考えられるようになったりすることもあります。

ただし、子育てに正解はございませんので、お伝えした方法でうまくいくとはかぎりません。
その際、うまくいかないからと言って「私の言い方が悪い」「子どもの理解が悪い」など誰かを責める必要もありません。

それぞれの性格や親子の関係性を踏まえて、よいコミュニケーションの方法を考えていくことで、今の悩みを軽くすることができます。

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