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子どもの耐久力を向上することで出来ることが増える?!
こんにちは。所属カウンセラーの船山です。
今回は「教育の範囲で子どもにどこまで許容するか?」「それによって身につくスキルが上がること」について記事を書かせていただきます。
私は仕事柄子どもたちと日常的に関わっておりますが、子どもたちを教育していく上で、許容範囲というものがご家庭によって違うことを感じています。
この許容範囲をどこまでにするかによって、子どもたちの耐久力が上がるかもしれないということを本日はお伝えさせていただきます。
例えばご飯を残すことをどのくらい許容してますか?
「無理に食べさせるのはかわいそう」「必ず完食させている」など様々なお考えがあると思います。
正解はありませんが、私は「最初に減らす・自分で決めた量は食べきる・嫌いなものもひとかけらは食べる」ことをベースに子どもたちと向き合っています。
こういった小さなことから耐久力を向上していくことで、幼児期のお子さんは宿題を投げ出さなかったり、嫌だと感じる場面でもまずは頑張ってみようという時間を継続する力が強くなる傾向があります。
思春期のお子さんだと、学校の退学率を減少させることが出来たり(途中であきらめない力)、受験勉強を最後まで頑張りぬく力が身につくことに繋がる可能性もあると考えております。
その子の特性や発達の状況にもよるため、ご飯を残さないようにすれば我慢強くなるという解釈では決してございません。
ポイントは、何事においても自分で決めたことをやり抜く経験をさせることです。
特性や発達に応じて効果的な声かけや、支援の方法はまたほかにあるので、次の機会にお話ししますね。
ご飯を残さないこと以外にも日常で耐久力をつけるための、小さな教育はたくさんあります。
例えば、門限を決めているご家庭であれば「5分くらい遅れても何も言わない」「1~2分でも注意する」など、さまざまあると思います。
「1~2分でいちいち注意していたら子どもがかわいそう」「時計の誤差もあるし・・・」
これもご家庭の考えによるところで、どれも間違いではないと思います。
しかしこの1~2分の遅れでも、子どもにわかりやすく
「今はお母さん(お父さん)が心配するだけで済むけど、これから大人になるにつれて心配してくれる人がどんどん増えていくのよ」
「1~2分でも、心配する気持ちになるととっても長く感じてしまうの」
など、あくまで『心配している』という気持ちをベースに伝えてあげてみても宜しいかと思います。
こうした教育を続けることで、深夜徘徊をしない(未成年の飲酒喫煙問題にも関わってくる場合がございます)・バイトに遅刻しない・学校に遅刻しないなど、周囲の人や自分の将来に迷惑をかけない生き方が自然に身につくと考えております。
自由や人権を尊重し、子どもの主体性を育むこともとても大切です。
しかし「子どもたちの将来を見据えてこのくらいは我慢の練習をさせてみよう」という教育観も、捨てきれないと思います。
この塩梅が非常に難しいかもしれません。
そこでお悩みのお父さんお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
ご家庭によって、またお父さんお母さんそれぞれの価値観によっても変わるので、自分が納得のいく塩梅を見つけられたら、自信を持って子どもに接することができると思います。
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皆さまのお子様が健やかに成長を遂げられるよう、いつでも応援しております。