COLUMNコラム

  • 【里親制度を考える】②里親養育の実際について

    こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 日に日に秋に向けて季節が変わり始めていますね。激動の世界ですが、変わらないものもあるのだなと、しみじみ思う今日この頃です。 さて前回コラムでは、現在の日本における里親の役割について、またどのような形の里親があるのかをご紹介しました。令和の時代になり、子どもを保護することから子どもが権利の主体であるという社会的養護の方向転換を機に、家族と同じような暮らしが…続きを読む

  • 【里親制度を考える】①日本の里親制度とは?

    こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 お久しぶりです。夏も残り僅かですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 早速ですが、最近VUCA(ブーカ)という言葉を耳にすることが増えました。実は聞いたことはあるけど、よく知らない言葉だったので、この機会に調べてみました。するとVUCAとはVolatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambigui…続きを読む

  • 【子どもアドボカシー】話をしても良いという安心感

    こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 日本には春と夏の季節の合間に梅雨があります。じめじめして、蒸し暑くなんとも言えない時期です。私はこの時期があまり好きではありません。晴れる日も少なく、なかなか気分が晴れやかになることもなく、気持ちもどんより。ただ最近は梅雨の時期を楽しもうとも思っています。ここ数年のコロナ禍で、逆境に負けない気持ちが知らず知らずのうちに身についてしまったのかもしれません。…続きを読む

  • 【児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)】ひとりの人間としての権利を考える

    こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 3年ぶりとなる行動制限のないゴールデンウイークが明けて、しばらく経ちましたがいかがお過ごしでしょうか。ゴールデンウイーク中の各地ではコロナがなかった頃の賑わいを取り戻し、そうした風景を目にし、どこかほっと一安心しました。 ゴールデンウイーク期間中の祝日である「こどもの日」は1948年に「子どもの人格を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」お…続きを読む

  • 【日本におけるヤングケアラーの現状】ケアを担う子どもたち

    こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 新年度が始まり早半月となりました。このコラムでは子どもの心との向き合い方をさまざまな視点で考えていきます。2022年の4月1日から子どもが18歳で成人となる大きなニュースが話題となりました。親の同意なしで出来ることも増える一方で大人としての責任も課せられる場面が起こり得ることでさまざまな心配事もあるとは思います。そうしたことも乗り越えて頑張ってもらいたい…続きを読む

  • 【小児期の逆境体験(ACE)とは・・・】将来の健康のために幼少期のトラウマを防ぐ支援

    こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 春めいてきた今日この頃、4月に向けての別れと出会いの季節でもありますね。良き別れや新たな出会いをみなさまがこころ穏やかに迎えられますように。 世界では今現在とてつもない危機が起きていて、大勢の人が苦しんでいます。感染症の世界的な流行もそうですし、戦争、極度の貧困、地球温暖化も地球に住む1人1人がどうしていくことが良いのかを考え、そして取り組むべき課題では…続きを読む

  • 【子どもの遊びがもつ意味とは・・・】現代の子どもの遊びと子ども時代の体験

    こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 寒い日が続きますが、春まであと少しですね。2022年も早一カ月が過ぎようとしています。感染力の強いと言われるオミクロン株が身近なところで猛威を振るっているなか、私も先日体調がよくない時があり「もしや!」と思いましたが、幸いコロナに感染はしていませんでした。季節がら体調が万全でないこともありますが、このご時世そうしたこともヒヤッとさせられる瞬間に、ウィズコ…続きを読む

  • 【逆境にあってもめげることなく頑張れる力】ポジティブな気持ちを育むためにレジリエンスから学べることとは・・・

    こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 2022年も始まり、早一カ月が過ぎようとしています。 まだまだ続くコロナ禍の不安の中で、今年の個人的な目標を立ててみました。 「ポジティブに人を巻き込む」です。自分だけでなく周りの人もポジティブにしていけるような人との関わりを意識していきたいなと思います。 心の健康を保つ方法としてポジティブシンキングもそうですが、身近な人とコミュニケーションを取ることが…続きを読む

  • 【児童虐待、トラウマそして複雑性PTSD:後編】こころの傷つき体験を乗り越える力とは・・・

    こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 2021年も残り僅かとなりました。と前回の冒頭でも書きましたが、本当に2021年も数日となりました。国内ではコロナ新規感染者数もめっきり減ったものの、新たな変異株の出現に今後も心配な状況です。今の時代はコロナという不安の種がありますが、いつの世も何かしら不安の種はありました。不安の中にいたとしても人との関わりを通してエネルギーをもらい、逆に与えつつ、さま…続きを読む

  • 子ども虐待防止オレンジリボン運動

    【児童虐待、トラウマそして複雑性PTSD:前編】こころの傷つき体験を乗り越える力とは・・・

    こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 2021年も残り僅かとなりました。今年もコロナに振り回される1年となりましたが、新規感染者数も激減し、心なしか平穏が戻ってきたような感覚もあります。しかしながら気を引き締めつつ、年末に向けて気持ちをこころ穏やかに明るく過ごしていきたいと思います。 さて私が働いている児童養護施設と絡めまして今回は児童虐待そしてトラウマや複雑性PTSDに関連するコラムをお伝…続きを読む

  • 【子どもの感情】ネガティブな感情を受け止めるには・・・

    こんにちは、所属カウンセラーの古宇田です。 ようやくコロナ新規感染者数が減ってきて、いろいろな日常が少しずつ戻りそうな感じを肌で感じている今日この頃。一方でウィズコロナ時代に本当になってしまってライフスタイルも変化を求められることもあり、コロナ不安が今後のメンタルヘルスにどのような影響を与えるのか心配な気持ちにもなっています。 そういった状況の中で今回のコラムでは、子どものネガティブな感情に対して…続きを読む

  • 【カウンセリングを始めるにあたって】子どものストレスケアにつなげる視点

    こんにちは。所属カウンセラーの古宇田です。今回は子どものカウンセリングを始めるにあたって、どのような情報をもとに子どものアセスメントをしていくかをお伝えします。日常の子どもの様子をどのように捉えていくかのヒントにして頂きながら、子どもの理解をより深くしていくことで、コロナ禍における子どもの不安やストレスを軽減する参考になってもらえればと思います。 【3つの視点】 カウンセリングを始めるにあたりアセ…続きを読む

  • 【子どもからのサイン】夏休み明けに向けての心構え

    こんにちは。所属カウンセラーの古宇田です。 8月も残すところわずかとなりました。私にとっても、多くの方にとっても今年の夏は不思議な時間を体験したのではないでしょうか。東京オリンピック・パラリンピックでは日本人選手や世界の選手たちの活躍に心奪われる瞬間があり、ふとそうした時間から離れるとコロナ不安に対する情報が流れてくる。私は複雑な心境でありつつ、オリンピアンから沢山の元気をもらいメンタルヘルスに活…続きを読む

  • 【安心感の輪という営み】子どもが大人へ求める安心感とは・・・

    はじめまして。所属カウンセラーの古宇田と申します。 私は児童養護施設での心理職、小中学校のスクールカウンセラーを通して10年以上子どもに関わる仕事をしてきました。そして子どもに限らず、保護者、児童養護施設の職員、学校の教員、連携機関の方々と、どのように子どものこころと向き合って行けばよいのかを考え、解決していかなければならない課題に出会い、その解決に向けて取り組んできました。こうした経験から学んだ…続きを読む

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