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【メンタルヘルス|心が疲れているあなたへ】心の不調・疲労感は5月病?6月病?①|原因と症状について

皆様、こんにちは
メンタルヘルスケア&マネジメントサロン代表・公認心理師の小高千枝です。

5月のGWが終わってから日常のペースを取り戻されていらっしゃる時期でもいらっしゃるかと思います。(すでに夏休みの計画をされている方もいらっしゃるかもしれないですね)

長期のお休みが取れた方は11連休だったとのことで、なんとも羨ましい限りですが
飛び石連休でありましても、近場の海外や国内でも楽しめますからね!
コロナ明けから行動範囲もかなり広くなっていらっしゃるかと思いますので、皆様個々に、素敵なお時間を過ごされたのではないかと思います。

私は飛び石ではありましたが、ここ15年以上は経験のない「連休」というものを楽しませていただきました。笑
おそらく記憶にないくらい、年末年始以外は2日間連続して休んだことはありません。
(年末年始は姪・甥と過ごすため、休むというよりも叔母さんという仕事をしている感覚です。笑)

もしかして。。。2日間休める?と思ったときに、なんとも言えない「うきうき」「わくわく」感が芽生えました。久々な感覚ですね。ありがたいことです。

父の一周忌を控えていたこともあり、外出はままならないタイミングではございましたが、実家で母とさくらと、ただただのんびりしました。

私に今、11連休を与えていただいたとしたら、仕事のことを考えずに休めるか?と言われますと。。。

おそらく無理ですね。(笑!これがいけないところ!)

以前に比べて、ワーカホリックから脱し、少し仕事のペースを落とすことや、自己解放をする時間が必要だと思っているため、PC持参でお休みをいただく感覚でしょう。
今すぐは無理ですが、この5年くらいをかけて、連休を取る練習をしていきたいと思ってはいます。

練習って???っておかしいですが、長年培われたワーカホリックはすぐには手放すことができませんので
年齢とともに同じペースで仕事ができなくなってきている現実を受け止めながら、良いきっかけとして、自分時間を大切にしていきたいと思っています。

そして、2連休を楽しんだ程度の私ではありますため、「仕事に戻りたくない」という状況にはならないことが現実ではあります。
「もっと寝ていたい」「打ち合わせ1時間遅らせてもらえないかなぁ」と思うことは多々あります。人間ですからね。

GW明けから1か月弱が経過しました。毎年の恒例行事のように。。。心理職に就いてからこの時期に多いご相談事やクライエント様の困り感として、「五月病・六月病」「適応障害」「うつ状態(うつ病)」に関することは増えてきています。


【五月病】
五月病は、社会人や大学生や中高生や小学生や幼稚園児などに見られる、新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状の総称である。
主にゴールデンウィーク明け頃に「気分が優れない」「やる気が出ない」「頭痛がする」などの症状を発症するのが特徴。
患者報告数が5月に多いためこの名称があり、正式な医学名ではございません。

【六月病】
六月病は、新しい環境に適応しようとする過程で現れる心身の不調を指し、主に新入社員や環境が変わった人に見られます。
六月病も五月病同様に、正式な医学用語ではなく、主に新しい環境に慣れ始めた頃(約2ヶ月後)に現れる心身の不調を指す俗称です。特に新入社員が研修を終え、実際の業務が始まる6月ごろに症状が出やすいとされています。これは、長期間のストレスや疲労が蓄積し、エネルギー不足により耐えられなくなることが原因です。

【五月病と六月病の違い】
5月病と6月病は、どちらも適応障害の一つとして考えられていますが、性質は異なります。
6月病は環境変化が原因となる点では5月病と変わりません。しかし、5月になっても我慢を重ね、耐え切れなくなって心身に不調をきたすのが6月病です。※1

つまり、5月病をさらに悪化させた状態といえるかと思います。慢性的な症状になっているケースも多くうつ病の入口といわれることもあり、6月病の症状を感じる場合は適切な対応が必要になります。

低気圧の影響で気分の落ち込みが激しく感じる方もいらっしゃると思いますので、気圧との共存も意識されてみてください。

※1:日本成人病予防協会「6月病〜今話題の健康ワード〜」

【六月病の症状】
▼体の症状
・しっかり寝ても疲れが取れない
・体が常にだるい
・寝つきが悪くなかなか眠れない
・夜中に何度も目が覚める
・頭痛がする
・めまいや吐き気がする、めまいがして起き上がれないことがある
・今までよりも食欲がない
・味を感じない、食事を美味しいと感じない
・動悸がして息苦しくなる   等

▼心の症状
・以前に比べてイライラしやすい
・やる気、モチベーションが起きない
・好きなことでも集中できない
・気分が落ち込みやすい(落ち込んでからもとに戻るまで時間がかかる)
・将来の不安ばかりを考えてしまう
・これまで楽しいと思っていたことが楽しいと感じない  等

いわゆる、うつ状態と重なる点がありますが心と体の不調を感じましたら
悪化する前に、休息をとる、不安だったらご家族やパートナーに話を聞いてもらう等。。。
問題が大きくなる前に未然予防を心がけてくださいね。

今回は症状までお伝えさせていただきましたが、次回は予防やケアの方法についてお伝えさせていただきます。
できる限り早めに掲載をするようにいたしますね!

今回もご覧くださり、ありがとうございました。


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