COLUMNコラム

【勉強しなさいは逆効果?】子どもが進んで勉強をするようになるアプローチ方法

みなさんこんにちは。
所属メンタルトレーナーの森下です。

多くの親御さんが自分の子どもには不自由ない生活を送ってほしいと願っているはずです。
コロナウイルスの影響で将来を不安に感じている今だからこそなおさらです。
僕にも二人の子どもがいますがみなさんと同じように思っています。

ある程度良い学校を出て、ある程度の良い会社に就職するためには
最低限の勉強をしなくてはいけません。

でも「うちの子どもは遊んでばかりで全く勉強をしなくて困っている。」
「テストでも良い成績が取れていなくて将来が不安。」
と、不安に思っている親御さんはたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

今回の記事では、子ども自身が「自ら進んで勉強をやり出すためのアプローチ方法」をお伝えします。
子どもに勉強をしてほしいと思っている方はぜひ参考にしてみてください。


勉強はやらせるものではない

多種多様な生き方、仕事がある現代では必ずしも勉強をしなければいけないと言うことではなくなってきているように感じます。

「好きなことで生きる」ということが理想の生き方として注目されており、
今ではプロとしてゲームをプレーして生活する人も出てくるくらい時代は変わりました。

eSports(ゲーム競技)がオリンピック種目に採用されるなんて、
僕が子どもの頃には全く想像ができなかった世界です。
親からは「ゲームやりすぎ!」とよく注意をされていましたから。笑

そんな時代では勉強をしなくたって好きなことを追求していけば仕事になるんだという風潮があります。

ですが、好きなことを仕事にして、かつそこで活躍するとなるとほんの一握りで、
そうではない人の方がほとんどの実力主義の厳しい世界であることも忘れてはいけません。

僕個人としては、好きなことを見つけてそれを仕事にすべく取り組むことは大賛成です。
しかし今現在、やりたいことが見つかっていなかったり、特にこれといって秀でているものがないという人は
勉強をして大学に行くことをオススメします。

一番の理想はやりたいものを見つけ、それを達成するために勉強する、進学するということだとは思うのですが、
そうでなかったとしても自分の選択肢を広げ、可能性の幅は広げるためにも、
大学へ行けるのであれば行ったほうが良いと感じます。(それで成功するかしないかは別物ですが)

そして、大学へ行くためには勉強は必要不可欠です。

親としてはそこまで理解をした上で「勉強をしてほしい」と思っているはずですが、
子どもはなかなかそこまで理解ができません。

だからと言って「勉強をしなさい!」とやらせたところで
やらされている状態ではモチベーションも集中も高まらずに勉強をしたいという気持ちにはなりません。

では、どうしたら勉強を進んでやるようになるのでしょうか。

好きこそ物の上手なれ

昔から「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように
好きで取り組んでいる方が上達すると言われています。

好きという気持ち「内発的モチベーション」で取り組んでいる方が
集中力も高く、壁にぶつかった時に粘り強く取り組んでいくことができることがわかっています。

先程のゲームの話ではありませんが、
親が「ゲームをやりなさい!」と言わずとも時間があればゲームをやったり、
眠い目を擦りながら睡眠時間を削ってでもゲームをするのは、他でもない「ゲームが好きだから」です。

結論から言いますと、ゲームと同じように勉強も取り組めることができれば良いのです。

勉強も遊び感覚で取り組むことができれば放っておいても勉強しだします。
遊び感覚で勉強を取り組ませることができるかどうかが大事なポイントです。

例えば、英語をゲーム感覚で勉強するにはどうすればいいかと考えた時には、
英単語のクロスワードなどをやってみたり、英単語を覚えて進めていくゲームなどを活用してもいいかもしれません。

もっと手軽なところで言えば家族で「ご飯の時間だけは英語しか使っちゃいけないゲーム」なども楽しいかもしれません。

そういう遊びを交えた工夫から「ゲームで負けないようにもっと英単語を覚えてやろう」と思うようになれば、
着実に知識は増え、何より学ぶことの楽しさを感じれるようになると思います。

我が家の4歳の息子は現在ひらがなの読み書きの勉強中でして、
好きな絵本を自分で読みたいと頑張ってひらがなを覚えようとしています。

4歳児が34歳の大人に絵本を読み聞かせしているという逆転の構図となっております。

そのような感じで勉強をやらせるのではなく、やりたくなる環境を作って与えるということが重要です。

あなたは勉強している?

以前のコラム(https://odakachie.com/psychology_column/7989/)でも紹介したことがありましたが、
アメリカの社会学者であるジェームズ・ボールドウィンの言葉に、
「子どもは大人の言うことを聞くのは得意ではないが、真似をするのは抜群にうまい」
という言葉があります。

親が「勉強をしなさい」と言っていても、親自身が勉強をしていなかったら
子どもは「大人がしない勉強をなんでしなくてはいけないんだ」と思うでしょう。

ダイエットを成功できない人が「痩せた方がいいよ」と言っているようなもので説得力は全くありません。

「勉強をしなさい」と子どもに言う前に、自分は勉強をしているのかということを自分に問いかけてみてください。
もし答えがNoであるのならば「勉強しなさい」は言ってはいけません。

実際に僕はあえて息子の前で読書をするようにしています。
すると子どもは気になるのか「なんの本を読んでるの?」と尋ねてきます。

「お仕事の勉強をしているんだよ」と伝えると、
じゃあ僕も勉強すると言って数字のドリルを引っ張り出してきて勉強らしきことをしようとしていました。

親が進んで勉強している姿を見せていれば、子どもも自分から勉強を始めます。
親がゴロゴロしていたら、子どもも同じように家ではゴロゴロするものだと思ってしまいます。

決してゴロゴロすることが悪いということではなく、リフレッシュをする時間も必要だと思います。
ただ、メリハリをつけて行動することが、子どもに「自律(セルフコントロール)」をすることの大切さを伝えることにもなります。

子ども自身が主体的に勉強に取り組むようにするためには親目線で勉強をやらせるのではなく、
子どもの目線で「どうすれば勉強をやりたくなるかな」と考えてあげることが大切なのです。

子どもの頃に親から「勉強しなさい!」と言われて「うるさいな」と思っていたのに、
いざ自分が親になったら同じことをしていたなんてことはありませんか?

もしそうだとしたら今日からぜひ行動と言動をちょっとだけ変えてみてください。
親自身が変われば子どもも変わりますよ!


 

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Writing by 森下

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